僕の前世はたぶんオランダ人。

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瑞牆山(奥秩父1日目)

2022年10月22日 | ぶらぶらする
本日の行程は
瑞牆山荘駐車場1520mから
富士見平小屋1815mでテント設営、
空身で瑞牆山2230mを往復。
のお手軽秋山ハイク。
7時40分瑞牆山荘駐車場1520m発。
初秋の奥秩父ということで人気のシーズン。
駐車場は7時でそこそこ満車。
サクサクと落ち葉を踏みしめながら
静かな山道を
九十九折に上ってゆく。
8時15分。
瑞牆山がその姿を現す。
甲府盆地から見えるのが瑞牆だとばかり思っていたが
全然違った。
ゆるゆるとした登りが続き
8時30分
富士見平小屋1815m到着。

実に広いテント場で
どこに貼ろうか迷っちゃう。
とはいえなかなかの混みっぷり。
ちょうど小屋近くの平らな一等地が空いたので
すすっと張らせてもらう。

水場は新鮮な湧き水が
ジャージャー流れっぱなしで
水に困ることはない。
9時10分荷物を下ろして瑞牆山へ出発。
ガイドブックにある通り
天鳥川の沢までしばらく大下りが続く。
9時35分沢に到着。
ここが最低鞍部となり
この先はひたすらに上りが続く。
まずは10mはあろうかという
巨大な岩塊がパッカンと割れた
桃太郎岩が出現。
とりあえずお約束で
鬼滅の刃ごっこをして遊ぶ。
その後巨大な岩塊の上を右へ左へ跳ね回るような登りが続き
体力的な消耗は少ない。
岩肌をなめるような登りもあり
クサリも整備されているが
晴れていれば鎖を手にしなくても
問題なく登れるルート。
なぜかしらんが巨岩を見ると
細枝で支えがされいて
これが菌糸のようでかなり気味が悪い。
振り返ると富士山が奇麗に見える。
そして前を向くと
瑞牆山のシンボル
大ヤスリ岩が出現。
ロープが下がっているので
クライミングコースになっているみたい。
その後も岩から岩へ移りながら高度を上げて
10時55分、
山頂直下、最後の分岐。
このまま直進すると
不動の滝を経て周回する黒森コース。
分岐から右手にぐるっと巻いて
11時瑞牆山2230m登頂!
明日の目的地、金峰山を前衛に映える富士山。
西を向けば横尾山越しに
八ヶ岳の全容が丸見え。
南側は雲をかぶりがちな富士山。
山頂は石舞台のようで
北を除いた東・西・南が全て切れ落ちており
はしゃぎすぎると滑落しそう。

山頂西側、対面の岩場は人気が少なく
時間があればこっち側でゆっくり過ごすのがおすすめ。
東の山頂に比べて
まぁ人の少ないこと。
穴場です。
12時半下山開始。
来た道を戻るだけだけど
奇岩が多く
正解のルートが見えにくいため
往路では気づかない変わった風景に出会えるのが
この山の面白さ。
13時45分
再び桃太郎岩。
と天鳥川の沢。
ここまで下ったということは
ここから登りということ。
14時小川山分岐。
破線ルートのようだが
廃道と言われてもおかしくないくらい
ふみ跡が少なくて一度入ったら
戻ってこれる気がしない・・・。
花崗岩の乱立する瑞牆様に別れを告げて
14時15分テント場帰着。
富士山も見えて落葉樹に囲まれて
もちろん星も奇麗で
夜は葉の落ちる音しか聞こえないんじゃないか。
最高のテント場じゃないか!
と期待したが
遅くまでベンチで
ギアのマウントを取り合う
しょーもない大騒ぎが遅くまで続いて
なかなか寝付けなかった。
一等地に設営したつもりでいたが
アクセスが楽なテント場は
あえて不便なポジション取りをした方が
夜はいいのかもしれない。