僕の前世はたぶんオランダ人。

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金峰山(奥秩父2日目)

2022年10月23日 | ぶらぶらする
本日の行程は
富士見平小屋1815mから
空身で金峰山2599m山頂へ。
富士見平小屋1815mへ戻りテントを回収して
瑞牆山荘駐車場1520mへ下山。
5時、富士見平小屋出発。
意外にもと言っては何だが
テントにしてはゆっくり目の人が多い気がする。
確かに朝の空気をゆっくり楽しんでから登っても
さしつかえない贅沢な立地ではあるな。
明かりなしで歩ける程度に明るくなったころ
6時鷹見岩分岐。
40分で往復できる360度パノラマのピークで
クライミングコースもあるようす。
今回はスルーさせてもらう。
6時10分大日小屋。
富士見平小屋から大日小屋までは
平坦な樹林帯を静かに歩く。
大日小屋はなんともモワッとした無人小屋で
緊急ビバークを除いての泊りは
ちょと遠慮したい。
ここから登り開始。
30分も上ると先ほどの鷹見岩を見下ろす程度の高度感。
そしてこちらが大日岩の麓。
大日岩を巻くようにして10分ほど上ると
富士見平小屋・金峰山・八丁平の三叉路。
ここから大日岩に上ることができる。
1時間ほど平坦な樹林帯が続く。
この辺りは苔が非常にきれい。
その後千代の吹上を一気に直登して
尾根に出た砂払いの頭で
ババーン!と視界が開け
とんでもなく素晴らしい景色が広がる。
甲府盆地を富士川を挟んで
右に南アルプス。
左に富士山・毛無山。
名状しがたいおてんてんのような
そそり立つ岩。
この砂払いの頭は畳何畳分か程度の
極狭スペースながら景色の素晴らしさと
樹林帯からの解放感でいくらでも長居できる。
ここから最終目的地、
金峰山山頂直下の五丈岩を視界にとらえながら
1時間の尾根歩きスタート。
左には昨日の瑞牆山を見下ろし
その東に新たに小川山が出現する。
小川山はクライミングが盛んで
日本のヨセミテと呼ばせたいらしい。
一片の曇りもない富士山を右手に
尾根道の起伏を進む。
8時10分
金峰山小屋分岐路。
尾根は左右で全く趣が異なり
瑞牆山側のなだらかな樹林帯と相対するように
富士山側は滑落したら大事はま逃れないであろう
超絶ガレ場。
頂上には五丈岩という
わかりやすいランドマークがそびえており
割とすいすい登れてしまう。
8時45分五丈岩着。
9時金峰山2599m登頂。
何度見ても飽くことのない富士山+五丈岩。
ご神体だから登っちゃダメ。
と書かれているのに上る輩は後を絶たず。
南西側の五丈岩と南アルプス。
甲斐駒と黒戸尾根が近い。
北側の小川山。
右側の岩稜帯がロッククライミングエリア。

東側に大弛峠を経て国師岳。
日の出前から登ってきてなんだが
大弛峠側から金峰山までアクセスすれば
ちっちゃいリュックで4時間もあれば往復できてしまう
平坦なラクチンハイキングになってしまう。
ぐるっと一周して南東部の富士山と大菩薩嶺。
山頂は広く岩場も多いので
どこで休憩しようか困っちゃうほど。
おすすめは五丈岩の南側の富士山スポット。
五丈岩がいい感じに風を防いでくれる。
さて一気に増えた軽装登山者をしり目に
10時下山開始。
富士山の見納めは名残惜しいけど
せっかくなので北側斜面にくだって
金峰山小屋に立ち寄ってみることに。
金峰山から富士見平小屋までは
ほんとにギザギザした
雪庇のような特徴的な尾根だなぁ。
10時30分金峰山小屋着。
ここトイレが奇麗で下界のよう。
めちゃくちゃおすすめ!
ここから西側尾根へ戻る見通しの悪い水平道。
樹林帯をすいすい進む。
瑞牆山が近づくにつれて
八ヶ岳の上の雲が低くなりつつある。
東の空も雲が多くなってきた。
あっという間に遠ざかる金峰山山頂。
小屋から10分ほどで元の西尾根に復帰。
ここから一旦上り返したうえで富士見平小屋への下りが始まる。
富士山と同じく何度見ても飽くことのない
コクワガタの顎のような独特な瑞牆山。
11時10分砂払いの頭。
ここで絶景ともお別れ。
千代の吹き上げを一気に下る。
薄暗い樹林帯へダイブ!
帰り道で気づくが
意外と平坦な道が多い。
時折顔を覗かせる瑞牆山。
やはり金峰と瑞牆はセットで登らないと
勿体ない気がする。
ラピュタみたいな樹木。
12時大日岩。
せっかくなので途中まで登ってみる。
西側からの金峰山は尾根の上り返しが多いが
樹林帯に囲まれた緑の山に見える。

12時30分大日小屋。
あいかわらず廃墟。
大日小屋から見上げる大日岩。
上まで登ると下りられなそう・・・。
行きは日の出前で何も見えなかったけど
苔に覆われた平坦で歩きやすい道だったのね。
陽の光が差すと残った紅葉が
黄色く染まってとてもきれい。
13時10分富士見平小屋。
閑散としてきたテン場からテントを撤収。
酔っ払いさえいなければ素晴らしい小屋だった。
酔っ払いさえいなければ・・・。
水場も近くて湧き水も豊富で。
14時下山開始。
瑞牆山ともここでお別れ。
甲府盆地から見えるのは
瑞牆でも金峰でもなかったのね。
間違えててごめんよ。
途中で下りを林道にとると
直接みずがき公園へ下ることができる。
ヘトヘトになると楽な道を取りがちなので気を付けよう。
30分も下ると
ミズナラに覆われた
秩父の森に帰ってくる。
14時40分。駐車場帰着。
増富の湯で汗を流して帰ろう。
山梨に来るたび、
ラジウム温泉???
キュリー夫人???
放射線???
とあまりいいイメージがなかったが
濃い黄土色の温度別の4浴槽。
ゆっくり使って湯治のようにじっとしているお客さんが多い。
熱湯はゼロで全般的にぬるい!