自分の行動は逐一誰かに見られていると思うべし!
電車内や駅のホームで突然暴れるひと、学校や病院で理不尽な要求をするひと、頼んだのと違うラーメンを出されて怒鳴りつけ、そのまま帰ったひと、触ってはいけない美術品に触れ、さらに泥酔状態で会見し世界中の嘲笑を買った某政治家・・・。
実際に見かけた人や話の上で聞いたひと、それぞれいるけれど、これらの人の共通しているのはおそらく、「家」と「外」の区別がついていないんじゃないか、と思わざるを得ない。
たとえば家の中では下着1枚だけで過ごしても家人に「いやぁねぇ」といわれるだけだが、この人がこの格好でそのまま外へ、あるいは街へ出たらたちまち捕まってしまうだろう。そんなの当たり前じゃん、といま笑った人も、家にいるつもりで友達らと大声で笑ったり怒鳴ったり、携帯で長電話していたり、ときには兄弟(あるいは姉妹)で取っ組み合いのケンカ(!)でもしてみたり。しかしそこは自分の家ではなくいわゆる「公共の場」であるとしたら・・・本当に心当たりはありませんか?
いわゆる「迷惑行為」やそれをしている人に対し、少し突飛な話になるが、頭の上に「金ダライ」を落としてみたくなりません?。不当な文句をぶつけて優越感に浸る人や、四六時中争いの絶えないような人、陰でこそこそ悪さを働く人の頭に「ガァァァァァン」と金ダライを落とし、伸びる様をみんなで眺めるのだ。
金ダライというのはもちろん「全員集合」のコントでおなじみのアイテムだが、よくよく考えたら、ドリフをはじめとする演者はすくなくとも観客あるいは視聴者に「行動を逐一見られて」いるのだ。いかに加藤茶や志村けんがおバカな行動をしていても、全部丸見えなわけで、見ている観客は彼らの行動が全部分かっているから、オチで笑うこともできる。
もう一度最初の言葉を繰り返すが、自分の行動は常に誰かに見られていると思え。たとえ誰にも見られなくても、お天道様は見ている、お天道様がなくても、神様は見ている。決して笑うなかれ。
・・・と、ここまでカッコイイこと書きながら、自分の頭に金ダライ落っこちてきたらどうしよぅ。ああどうかひと(ガァァァァァン!)