都議会で、質問に立った女性議員に対し、セクハラとも取れるヤジの発言があり、その影響が海外メディアにも報じられた。
昨日、ヤジの発言主である議員が謝罪したことにより、この問題は一応区切りがついた・・・。
はずだったが、この男性議員の事務所に生卵が投げつけられるという事件が起きてしまった。今日になって、この犯人自らが名乗り出たそうだが、議員の対応に腹が立って、酒に酔った勢いで犯行に及んだそうだ。
もうこれは先のセクハラヤジ事件とは別次元の話である。
生卵を投げつけられることは、想像以上に不愉快きわまりないうえ、恐怖以外の何物でもない、と思っている。人にめがけて投げて服を汚したり、目や顔に当たれば傷害罪、建物や施設を汚損した場合は、もちろん器物損壊の罪にとわれる。いくら義憤に駆られたからといっても、許されるものではない。
これが前例になってしまった以上、冒頭の女性議員が「ほかにヤジを言った人は名乗り出て」といっても、出てくる可能性は低くなってしまっただろう。名乗り出たとたんに次の報復のターゲットにされるのを恐れ、名乗り出なくなる可能性のほうが高くなってしまう。
そうはいっても、先の男性議員をはじめとするヤジやその発言者を、許せないと思う人は多いことだろう。結果的に東京という都市や、都議会のイメージを下げてしまったことに他ならないから。ではどうすべきか?もうお分かりだろうが、選挙で有権者(都民)が判断すればいいだけのこと。それ以外の行為は、すべて禁じ手である。
セクハラヤジ「告白」の鈴木都議に批判殺到 「生卵」を壁にぶつけるのは許されるか?(弁護士ドットコム)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00001683-bengocom-soci