KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

損しない投票をかんがえる

2014-12-10 23:27:28 | 日記・エッセイ・コラム
 先週、海外では支持政党がない場合「ドナルドダック党」という架空の政党に投じれば、有効票としてカウントしてくれる、と書いたが、そのあとで、日本でも「支持政党なし」とか、単に「なし」と書くと、その名のついた政党に票が入ってしまう、ということを知り、なんと強かな、というかセコイなということを知りまして。


 すでに期日前投票を済ませた方もいるようですが、4日後の総選挙を控え、いまだどこに入れるか、だれに投票するのか決めかねている人(ぼくも含む)に、指標というか、こういう考えで入れるのもアリだろうな、ということを今回つらつら書いてみました。

と言っても、○○さんに入れよ、××党には入れるな、ということではありませんので。

(1)自分と歳の近い人に入れる。
 特に若い世代の投票率低下が問題視されている、という。政策を聞いても難しく、聞いても高齢者ばかり優遇するので、自分たちにはあまり関係がないよ、なんて思ってる人向けかと。衆議院の場合、被選挙権が25歳以上なので、もしかすると、そろそろ平成生まれの候補者なんて出てくるんでは(十分調べてないので何とも言えんが、27~8歳の候補者なら結構出てくるようです)。
そういう人たちと、若い有権者とは自然と気持ちが似通ってくるので、たぶん、一番共感しやすいのでは、ないかと。

(2)わざと対立する候補に入れる
この人に入れたいけど、どうせ大勝してしまう。だけど、今までの政治活動が少し怠慢なので、そのことを反省してもらいたい、という意思として、入れたい人以外の誰かの名前を書く。たとえば、1万票集めて当選した人について、2位以下が1,000票以下だった場合と、2位が9,500票集めた場合とでは、かりに当選したとしても、否応なく議員側も方針を考え直さざるを得ないだろう。もしそれに気づかない人だったら、その次本気で落とそうと考えればよい。そういう政治意識の高い有権者ばかりなら、選挙報道ももっとスリリングで面白くなると思うのだが。下馬評通りで、投票締め切りと同時に結果がわかってしまっては、本当に面白くないからね。

(3)1番目のポスターの人に入れる
選挙ポスターの掲示板に番号があり、候補者は届け出た順に、指定された番号に自分のポスターを貼っていくのだが、ある情報番組を見てたら、実際にはくじ引きでこの番号を決めているという。誰が当選しても同じだと考えてる人には、参考として、1番目に貼られた候補者に投じてみる、という手もあるかな?同様の方法として、サイコロで決める、あみだくじで決める、「どれにしようかな・・・」と指折りで決める・・・まぁ、こんなとこか。


誰がどういう思いで投票するかは、その人個人の自由。なので、上に書いたことを全く無視してもらっても結構。

それと、せっかく投票したのに、落選してしまうこともある。当選された票だけが有効になる、ということではなく、我々はあんたを当選させたくはなかったが、これだけの人があなたに「反省せよ」と言っているのだ、と。一方で、落選した候補者、特に若い候補者へは、初めての選挙でこれだけの人が応援してくれていることが分かったのだから、これを励みに、奢らずに次は頑張りなさい、というメッセージを送ったと思えばいい。

これも個人の勝手な思いだが、政治なんて、選挙ひとつで一朝一夕に変わってしまうようなら、国情は不安定この上ないだろう。大貧民の革命のような、物事の価値観がひっくり返ってしまう未来。朝起きたら、ルールもしきたりも全く変わり、昨日までの常識が全く通じない、不都合だらけの明日なんて想像できるだろうか?

こういうのは、歳を重ねるごとに少しずつ変わっていくもので、その変化にちゃんとついていかなければ、その人、世代にとっての「よい政治」は生まれないのではないかと。だから若いうちから「投票に行きましょう」というのは、そのことを伝えているものと、ぼくは思うのだが。
コメント
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