KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

ドナルドダック党に1票

2014-12-03 22:25:59 | 日記・エッセイ・コラム
 先月、衆議院が解散し、昨日から総選挙の告示を受け、選挙運動が行われている。2年前に続いてなんでこんな年の瀬に、いろいろと忙しいのに・・・。と思いながらも。

今回は「アベノミクス解散」と、首相は宣言した。どこかで見た、デジャビュのようなものを感じて、なぜだろうとちょっと考えてみたら、いつぞやの「郵政解散」に通ずるところがあるなと思えてきた。

 700億円もかけてなぜ解散なんかするんですか?という、小学生が問いかけたウェブページがあったが、実際には大学生が作った「なりすまし」サイトだったことがわかり、炎上してしまった、という話題もある。ここで「公民」の教科書をひもとくと、
「内閣による衆議院の解散は、(中略)、重要な問題に関して、総選挙で直接国民の意思を問うために行われる」
と書いてある。この重要な問題、というのが、今回は与党のいうアベノミクスだという。

 最近では、選挙、政治への関心がある人とそうでない人で、格段に意識の差が広がっているようにも思う。ぼく自身は、権利があるなら使わなきゃ損だろう、と思い、投票所に足を運んで、その時その場の思いつきで投票する。しかし一昨年、前回の総選挙では本当に誰に入れたらいいかわからなくなって参ってしまい、こんなブログ記事も書いた。

 白票は、今のところ「無効票」の一つに数えられてしまう、というのが通例のようだ。氏名や政党名を書き間違えた票(愛称やニックネームは、その人と分かれば有効票になるらしい)、適した候補者や政党がないので「該当なし」とかいたもの、「○○候補ガンバレ♪」「××党嫌い」のように余計なことを書いたもの、「A候補とB候補」のように1枚に2人以上を記入したもの、ふざけて落書きしたもの(適当に考えたものだが、あるのか、そういうの?)等と同じ扱いになってしまう。


そんな中で、「投票用紙に何も書かず、白票で投票することが、今の政治に対するノーの意思表示を示す」という意見広告もある。(注:リンクは貼りません。ブ○ゴス等で調べれば簡単に出てくると思います・・・)マンガのように当選票よりも多かった場合ならいざしらず(現実にはありえないが)、何も書いてないので、意志もへったくれもなく、あえて意味を持たせたところで、「白紙委任」、つまり結果を信任、ということにされてしまう。

ところで、無効票のことを調べてみたら、スウェーデンでは、既存政党へノーの意思表示として「ドナルドダック党」(あるいはドナルドダック)と書いて投票をすれば、有効票としてカウントしてくれるという。冗談だけど、やってみる価値はありそう・・・?


もしかりに今回の総選挙で、投票総数の8割くらいが何も書かれていない「白票」だとしたら、どれだけ恐ろしいことか。政治家なんて、国会議員なんて、いてもいなくてもかんけーないさ、というサイレント・シチズンの声を聞かずにはいられまいか、候補者のみなさま。


 いろいろ書いたが、つまるところ、選挙で自分の意思表示をするには、だれかしらの政治家、または政党名を書くしかない。国民の意思を直接政治に反映できないところが「間接民主主義」の歯がゆさだと思うし、「なぜ解散するの」という小学生のフリをした若者の疑問にもつながっていく。選挙で支持する政党、あるいは候補者を選んでも、票を集められなければ落ちてしまうし、当選したとも、スキャンダルで辞任させられる国会議員もいるだろうし。

だったら、国民の生活を左右する、重要なことに関してのみ、2択の「全国統一国民投票」なるもので決着をつけるほうが、よっぽど国民のためにならないか、みんなまじめに考えないか・・・と思うが、それは先の間接民主主義を否定することになってしまうので、それもダメかぁ?

浅学非才ゆえ、内容が内容だけに、奥歯に物が挟まったような言い方、書き方しかできない、難しいなぁ・・・。


<追記・本ブログについて>
 11月30日をもって、前サーバー(OCN Blogzine)でのサービスが終了し、本サイト1本となりましたので、タイトルの(goo Ver.)を外しました。
コメント (6)
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