KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

あやつられた国会議員のみなさまへ

2012-06-28 01:04:08 | 日記・エッセイ・コラム

 今、東京電力の実質国有化というニュースを見ながら書いてます。

 株主総会でも大荒れのようで、いま東京都の副知事氏が出演されて熱弁を振るっていますが、今回はこの話題ではなく、今後の生活に直結するかもしれないはなし。

 

 国会で、先日消費税の増税法案が衆議院を通過したわけですが、この政策をめぐっての政治家の動きが、「やっぱり」子供じみているように感じた。

 国会議員のみなさんというのは、大変優秀で、一流の大学をお出になったか、あるいはスポーツや芸能の面で華々しい経歴をお持ちな方々だ、と思っている。毎朝、駅で国政演説している政治家を見かけるが、一般人とはやはりどこか違う雰囲気を感じる。 

 そんな立派な国会議員のみなさん、各人ご立派なはずなのに、はずなのに・・・、おなじ与党内に法案の賛成派と反対派が生まれ対立、党首(首相)の説得もままならないで採決。野党がもともと賛成にまわったために可決はされたものの、このまま行けば、党の分裂は避けられない。造反者が党を抜け出し、新党結成か、はたまた解散総選挙か・・・とまぁニュースはとにかくお忙しいようで。

 

 ひとりひとりは大変立派なのに、組織、あるいは集団になるとてんでダメになるのを、あちらこちらで見る。今回は政治に限ったはなしをするが、政党内に「党議拘束」というのがあるというのは薄々分かっていた。国会で採決を行う前に、特定の党に属している国会議員のみなさんは、党が決めた決議(賛成or反対)で一致団結するということだそうで。もし反対(造反)した場合は党にもよるが、それ相当の処罰を科すという。

 そうはいっても、人間一人ひとり、考え方が違うのは当たり前だから、自分の意志で賛成か反対かくらい決めたっていいんじゃない。もっとも、議員のみなさん、普段からお忙しい(何に?)でしょうから、十分議論し尽くしたとは到底思えないでしょうが。だからこその分、優れた頭脳をフル活用して、国政の一翼をになって欲しいと思うのに、思うのに、○○先生の意見は正しいから反対、それに引き替え、首相は大魔王だ、心の底から反省して・・・なんて子供じみた発言まで出た。そんな言葉しか出てこないのかよ、ご立派な議員さんの口からは。

 

 政策より政局ばかりがクローズアップされるから、TVでコメントする国会議員さんも一緒になって、「政局の陣取り合戦」ばかりに終始している。いつまでも遊んでんじゃないよ、(国民からの)宿題ちゃんとしなさいよ、と小学生の悪ガキを持ったお母さんになったような気分でもある。

 

 この党議拘束、海外ではどんな感じかというと、保守的なイギリスは比較的党議拘束は強い傾向にあるらしいが、自由を重んじるフランスやアメリカなどはあまり強くなく、反対をしてもあまりお咎めは無いようだ。

 

 もし、今の日本の政治を変えようと思うならば、ならば、たとえば党議拘束なんてものを法律で禁止するなりして、各議員が自由に賛成、反対を投票できるようにする。そして、その結果決まったことについては、自分がそれまでどっちの考えだったにせよ、決まった方向に国政の舵を切ることをする。そうすれば、政党という考え方も、ずいぶん変わってくると思う。

 自分の思い通りにならないから党を離脱して新しい党を作る、という動きも水面下であるらしいが、それはそれで勝手にやってくれ、と思う。それをやっているうちはいつまでも、自分の思い通りにはならないだろうからさ。

 

と、まぁ、久々に毒づいてみた・・・なんかすこし肩の荷が下りたような気がするが。

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