ぼくは勤め人だから、こういう機会はふつうはなくて、会社から配られる年末調整の書類に年に1回目を通して判を押せばそれでよかったのだが。
ご承知の方も多いですが、昨年家を建てて引っ越したため、「住宅借入金特別控除(以下、控除)」というのを受けなければならないが、そのためには所得などの確定申告が必要になる。
そうはいっても、何を用意すればよいのかさっぱり。そこでまず、国税庁やそれに関連したサイトで調べてみたら、どうも以下の書類が必要なことが分かった。
(1)源泉徴収票
(2)借入金の年末残高等証明書
(3)住民票
(4)土地/家屋の登記事項証明書
(5)売買契約書(土地)
(6)工事請負契約書(建物)
(7)確定申告書
(8)住宅借入金等特別控除額の計算明細書
(1)は会社から、(2)は銀行から、(3)は役所または行政サービスセンターでそれぞれ原本またはコピーをもらう。また、(4)~(6)は建築する段階で既に持ってるし、(7)は当日税務署で書くとして、問題は(8)だ。
国税庁のHPからPDFをダウンロードできるようなので、練習がてらそれを印刷して書いてみる。
多分こうだろう、いやこうかなと、手引書を見ながら書いてみたが、正しいかどうかわからない。一応、ここまで準備しておいて、今日の朝、年休を確保したうえで税務署へ。
まだ相談開始の9時前に着いたが、すでに大勢並んで待っていた。年配の方がやはり多かったが、若い人もおり、自分と同じように控除を受けるためにはじめてきた人もいたようだ。
30分ほど並んで、書類作成のコーナーに通される。申込用紙に必要事項を記載し、控除を受けるために必要な書類がそろっているかをチェックする。ここで先に書いておいた計算書をチェックしてもらったが、問題はなかったみたいで、すんなり次に進む。
申告書の作成は、知ってる人にとっては当然だろうとバカにされそうだが、パソコンで作成する。TVのニュースでもこの手のニュースで流れているとおり、e-Taxが主流になっているが、まだ入ってないので、まずそのための登録を行い、それから申告書を作成する手順で進める。入力そのものはそんなに難しいものではなかったけど、年配の方とか、パソコンに不慣れな方には大変なことだろうなと、やってみて思った。
難しくないとはいえ、間違いをしては元も子もないので、わからなくなったり区切りがつくたびに係員を呼んでチェックしてもらい、OKをもらってから次に進めるようにしたので、10分程度で終わった。申告書は電子データで送付するので、送信控えと、申告内容を確認する書類を印刷し、源泉徴収を貼った申込用紙と一緒にして最後に提出、これで終了。1時間とちょっとで終わった。
駐車場に戻ると、空きを待つ車の列がずっと続いていた。朝早く来たのはこのためでもあった。