English Version
昨日は定休日だったのでアトリエにこもって資料の整理、少し先になりますがマイバッハとセブンの両ショップご依頼品が完成しますとショップご依頼品の枠で次の作品を始めなければなりません。
次のご依頼を昨日伺いましたのでその制作に付いて資料を集めなければなりません。
資料は多過ぎてもダメ少な過ぎてもダメ・・・なかなか難しいのです(笑)数は少なくても良いのですが見たい部分がしっかりと写っていて形状を理解出来る画質の物が欲しいですね。ご依頼者の方が画像を集めて下さるとどの辺りにポイントを置いていらっしゃるか理解出来て良いですね。この制作のご依頼は皆さんが(!?)と思われるかもしれません、中にはこんな物も作るの?って思われるかもしれません。
私の名刺をお持ちの方にはわかりますがこんな物も作りますと書いてあるのですが今まで数える程しか制作のご依頼が無かった物ですね。
このブログでは一度もご紹介していないもので私も欲しくて古いキットを随分探しましたが未だ入手出来ずにいます。
まあ一度作れればそれで本望かもしれません、それくらい楽しみな物なんです。
ただ一つだけ心配なのはブログアップが可能かどうかまだショップさんには伺っていない事ですかね・・・。
前振りが長くなってしまいました(笑)
昨日はなぜアトリエで資料の整理をしたのかと言うと中庭でまたゲートボールの練習会があったのです、お店が開いているときはトイレを使って頂けるのですが閉まっているると使えないでしょ!?だから私が出勤して開けておいた訳です、そしてついでに資料の整理・・・
雨の降っているときと止んだときではボールの転がり方がかなり違うらしく昨日は雨が降っていなかったのでかなり転がったらしいですよ。
さて制作です。
今日は前の方から細かな部品を付けて完成に持ち込みたいです、まずはボンネット中央に走るクロームのモールです。
このモールは普通の物では無くボンネットのヒンジになっています、大体ボンネットが左右に分割して開くクラシックタイプのボンネットではここにモールが付いていますがこれのほとんどはヒンジなんです、これにメッキを施してモールに見せる手法は随分前から有った様です。
ヒンジですから左右のボンネットを開く為にこんな(下の画像参照)感じにスジが入っていましてこれで左右のボンネットを支えて開く訳ですね。
今まではアルミパイプでこれを作っていましたが、磨いたときの光り方が今一つ違ってしまっていました、なんて表現していいのでしょうか?少し軽い光り方??白っぽくて軽い感じと言ったら良いのでしょうか・・・。
今回は洋白線を使ってデザインナイフで傷を付けると言う方法をとってみました、意外とスジが入るのでこれからモールに見立てる場合はこの方法で行なう事にしましょう。
先ほどのヒンジですがスジを入れた物をコンパウンドで磨いてやります、本来はメッキと同じ位輝かせたいという事なんですがスジの部分に削れた金属粉とコンパウンドの粉が詰まってスジが見えやすくなります。
雰囲気はこの方が絶対に良いのでこのまま使います・・・と言うか細かなスジに入った汚れはそう簡単に取れません。
ボンネットに取り付けます。
事前に溝を掘っていましたのでモールが半分程埋まる感じになりましたが見た感じも接着面積を稼ぐ為にもこれくらい埋まった感じになった方が良いですね。
これくらいの年式の車になりますとドア・ボンネット・トランクなどは外ヒンジになっている場合が多いですね。
デザインを重視する近代型の車は全てヒンジがボディの内側にある内ヒンジになってしまいました。
ミニMk-1のドアやいすゞベレット/ホンダS500~800のトランクなどは外ヒンジの古い流れの物です、マイバッハは古い車ですからボンネット/ドア/スペアタイヤリッドは外ヒンジ、リアのトランクは内ヒンジになっています。
ドアとスペアタイヤリッドのヒンジも先ほどと同じく切り込みを入れた洋白線で作りました。
下側4つはスペアタイヤリッド上の大きめなのがドアヒンジです、ドアは大きくガラスも付いていますからヒンジにも大きな力がかかるのでヒンジも大きめで0.6mmの洋白線で作りました、スペアタイヤリッドは大きいですが軽いらしく実車でも小さ目のヒンジですので0.4mmの洋白線で作っています。
切り目の幅を小さくしているのもポイントの一つです。
まだまだ有ります、細かな部品。
ウインドの前側に何やら小さなランプが付いています。
このランプはキットにもメタルパーツにメッキを施した物が付属していましたが少し大きめでした、メッキ部品でもありますので削って使うなどという事は出来ないですから作り直しという事になります。
今回も洋白丸棒から挽き直しという事になりますが形状に少々疑問も・・・何せ詳細な画像が無いので正確な形状がわからないのです。
キットを信じれば後が細い水滴型で当時よく有った形状なんですが不鮮明な画像に目を凝らすとそんなに水滴型で見ない様な『繭玉』みたいな形状にも見えますでも少なくとも茶筒型ではない様に思いますし・・・まあ正確にわからない場合はキットの形状を尊重しておきましょう。
取り付け用の足は洋白線を立てておりますが足には金属リングを通して台座としております。
大きさはこんな感じですね、開いたフロントウインドと干渉する事も無くうまく収まりました。
最後の仕上げでランプのレンズを付けておきます。
このランプは何のために付いているのかですが、その形状大きさからして夜間車両の前方を照らす為の物では無さそうですね・・・ウインカーかスモールランプではないかと・・・前部にはそれらしき物が一切無いのです。
この時代の交通法規がどうなっているのかわかりませんが前方にも何かしらそのたぐいの物は必要でしょうし・・・。
さて後ろ側のディテールを追加してゆきます
ナンバープレートはアルミ板に貼っておいてクリアコートをしておいた物を貼付けております。
実車の画像ではステッカーの様に見えますがこの時代ビニールやナイロンはまだ稀でしょうし多分こんな感じにしてあったのではないかと・・・今なら迷わずカッティングシートですけど当時はそんな物は無いですから・・・
そしてナンバーの横にはランプ類が付いていまして長丸の中に3色のランプが並んでいた様です。
モノクロ画像では一番上が一番薄いグレーなのでバックランプ、中央が少し濃いグレーなのでウインカーのアンバー、下は濃いグレーなのでストップ&スモール(スモール無しでナンバー灯と共用していたかも・・・)なのでは無いかと思います。
カラー写真が無いのでよくわからないですね・・・。
このリアランプはエッチングで用意していたのですがナンバー灯を兼ねる為にかなり厚みが有る物という事が判明しましてエッチングの下側にアルミのベースを追加する事に致しました。
下の画像で付けているのはアルミのベースのみです。
エッチングのプレートを取り付けてレンズを入れればこんな感じ・・・
後はワイパーですね~!そしてクリーニングして展示ベースに取り付けて発送になります。
長かったですね~(笑)
昨日は定休日だったのでアトリエにこもって資料の整理、少し先になりますがマイバッハとセブンの両ショップご依頼品が完成しますとショップご依頼品の枠で次の作品を始めなければなりません。
次のご依頼を昨日伺いましたのでその制作に付いて資料を集めなければなりません。
資料は多過ぎてもダメ少な過ぎてもダメ・・・なかなか難しいのです(笑)数は少なくても良いのですが見たい部分がしっかりと写っていて形状を理解出来る画質の物が欲しいですね。ご依頼者の方が画像を集めて下さるとどの辺りにポイントを置いていらっしゃるか理解出来て良いですね。この制作のご依頼は皆さんが(!?)と思われるかもしれません、中にはこんな物も作るの?って思われるかもしれません。
私の名刺をお持ちの方にはわかりますがこんな物も作りますと書いてあるのですが今まで数える程しか制作のご依頼が無かった物ですね。
このブログでは一度もご紹介していないもので私も欲しくて古いキットを随分探しましたが未だ入手出来ずにいます。
まあ一度作れればそれで本望かもしれません、それくらい楽しみな物なんです。
ただ一つだけ心配なのはブログアップが可能かどうかまだショップさんには伺っていない事ですかね・・・。
前振りが長くなってしまいました(笑)
昨日はなぜアトリエで資料の整理をしたのかと言うと中庭でまたゲートボールの練習会があったのです、お店が開いているときはトイレを使って頂けるのですが閉まっているると使えないでしょ!?だから私が出勤して開けておいた訳です、そしてついでに資料の整理・・・
雨の降っているときと止んだときではボールの転がり方がかなり違うらしく昨日は雨が降っていなかったのでかなり転がったらしいですよ。
さて制作です。
今日は前の方から細かな部品を付けて完成に持ち込みたいです、まずはボンネット中央に走るクロームのモールです。
このモールは普通の物では無くボンネットのヒンジになっています、大体ボンネットが左右に分割して開くクラシックタイプのボンネットではここにモールが付いていますがこれのほとんどはヒンジなんです、これにメッキを施してモールに見せる手法は随分前から有った様です。
ヒンジですから左右のボンネットを開く為にこんな(下の画像参照)感じにスジが入っていましてこれで左右のボンネットを支えて開く訳ですね。
今まではアルミパイプでこれを作っていましたが、磨いたときの光り方が今一つ違ってしまっていました、なんて表現していいのでしょうか?少し軽い光り方??白っぽくて軽い感じと言ったら良いのでしょうか・・・。
今回は洋白線を使ってデザインナイフで傷を付けると言う方法をとってみました、意外とスジが入るのでこれからモールに見立てる場合はこの方法で行なう事にしましょう。
先ほどのヒンジですがスジを入れた物をコンパウンドで磨いてやります、本来はメッキと同じ位輝かせたいという事なんですがスジの部分に削れた金属粉とコンパウンドの粉が詰まってスジが見えやすくなります。
雰囲気はこの方が絶対に良いのでこのまま使います・・・と言うか細かなスジに入った汚れはそう簡単に取れません。
ボンネットに取り付けます。
事前に溝を掘っていましたのでモールが半分程埋まる感じになりましたが見た感じも接着面積を稼ぐ為にもこれくらい埋まった感じになった方が良いですね。
これくらいの年式の車になりますとドア・ボンネット・トランクなどは外ヒンジになっている場合が多いですね。
デザインを重視する近代型の車は全てヒンジがボディの内側にある内ヒンジになってしまいました。
ミニMk-1のドアやいすゞベレット/ホンダS500~800のトランクなどは外ヒンジの古い流れの物です、マイバッハは古い車ですからボンネット/ドア/スペアタイヤリッドは外ヒンジ、リアのトランクは内ヒンジになっています。
ドアとスペアタイヤリッドのヒンジも先ほどと同じく切り込みを入れた洋白線で作りました。
下側4つはスペアタイヤリッド上の大きめなのがドアヒンジです、ドアは大きくガラスも付いていますからヒンジにも大きな力がかかるのでヒンジも大きめで0.6mmの洋白線で作りました、スペアタイヤリッドは大きいですが軽いらしく実車でも小さ目のヒンジですので0.4mmの洋白線で作っています。
切り目の幅を小さくしているのもポイントの一つです。
まだまだ有ります、細かな部品。
ウインドの前側に何やら小さなランプが付いています。
このランプはキットにもメタルパーツにメッキを施した物が付属していましたが少し大きめでした、メッキ部品でもありますので削って使うなどという事は出来ないですから作り直しという事になります。
今回も洋白丸棒から挽き直しという事になりますが形状に少々疑問も・・・何せ詳細な画像が無いので正確な形状がわからないのです。
キットを信じれば後が細い水滴型で当時よく有った形状なんですが不鮮明な画像に目を凝らすとそんなに水滴型で見ない様な『繭玉』みたいな形状にも見えますでも少なくとも茶筒型ではない様に思いますし・・・まあ正確にわからない場合はキットの形状を尊重しておきましょう。
取り付け用の足は洋白線を立てておりますが足には金属リングを通して台座としております。
大きさはこんな感じですね、開いたフロントウインドと干渉する事も無くうまく収まりました。
最後の仕上げでランプのレンズを付けておきます。
このランプは何のために付いているのかですが、その形状大きさからして夜間車両の前方を照らす為の物では無さそうですね・・・ウインカーかスモールランプではないかと・・・前部にはそれらしき物が一切無いのです。
この時代の交通法規がどうなっているのかわかりませんが前方にも何かしらそのたぐいの物は必要でしょうし・・・。
さて後ろ側のディテールを追加してゆきます
ナンバープレートはアルミ板に貼っておいてクリアコートをしておいた物を貼付けております。
実車の画像ではステッカーの様に見えますがこの時代ビニールやナイロンはまだ稀でしょうし多分こんな感じにしてあったのではないかと・・・今なら迷わずカッティングシートですけど当時はそんな物は無いですから・・・
そしてナンバーの横にはランプ類が付いていまして長丸の中に3色のランプが並んでいた様です。
モノクロ画像では一番上が一番薄いグレーなのでバックランプ、中央が少し濃いグレーなのでウインカーのアンバー、下は濃いグレーなのでストップ&スモール(スモール無しでナンバー灯と共用していたかも・・・)なのでは無いかと思います。
カラー写真が無いのでよくわからないですね・・・。
このリアランプはエッチングで用意していたのですがナンバー灯を兼ねる為にかなり厚みが有る物という事が判明しましてエッチングの下側にアルミのベースを追加する事に致しました。
下の画像で付けているのはアルミのベースのみです。
エッチングのプレートを取り付けてレンズを入れればこんな感じ・・・
後はワイパーですね~!そしてクリーニングして展示ベースに取り付けて発送になります。
長かったですね~(笑)