本日の山陰は雨模様になりました、確か記憶では前回雨が降ったのが7月22日だったと思いますので20日以上雨が降らなかった事になりますね~。
まあこの時期の山陰としては珍しい事では無くなったですがもう少し雨が欲しいですね。
中庭の芝生は水をもらって一層緑が濃くなった感じがします。
さてFerrari348Zagatoの追加画像が有ります
この画像はエンジンを車体に搭載する前の整備途中の画像です。
1番シリンダーのピストン上始点を出している様ですね。
量産の車はタイミングベルトを張る場合にクランクプーリーやフライホイールカムシャフトのスプロケットにタイミングを示す合わせマークが刻んであります。
これは整備を容易にする為の物なんですがどんなエンジンでもきちんとこのマークが出ている訳では有りません、つまりこれが誤差という物なんですね。
ですからこの誤差を突き詰めて正規の性能を出す為には面倒でも1番シリンダーの上始点とかカムシャフトがバルブを開くタイミングを計測しながらバルブタイミングを合わせてゆく作業が必要になってきます・・・今まさにこの作業をしている画像なのですね。
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エンジン側から出した針にクランクシャフトに付けた分度器の0点を合わせておきます。
ここが全ての基準になる訳ね・・・。
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この写真はよくわからないけど・・・
部品は恐らくブレーキキャリパーの中に有るキャリパーピストンでしょうね・・・ここの長さを測る意味はよくわからないけど・・・何か寸法を記憶しておきたかったのかな?
ピストン本体にはピストンが動いた時に出来る傷が全く無い事から新車に近い物という事が出来ますね。
さすがに20年も経過していますからピストンには錆色の様な模様が出来ています、ブレーキオイルは空気中の水分を吸湿してしまうのでほんの僅かな水分で模様が付いてしまう事が有ります。
左側の方が多分ブレーキパッドに当たる部分で右側はブレーキオイルが押してくる面になります。
特に左側の溝にはゴム製のシールラバーが付く部分なので溝より右側はブレーキ用のシリコングリースに覆われているかブレーキオイルにひたっているので錆びる事はまず無いのですが左側は通常空気と触れていたりパッドのダストが付きますので錆びていても不思議じゃないけど奇麗なままですね。
これもまたほとんど走っていない証明にもなりますね。
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今日は余談が多いのですが・・・
最近はこんなのを買ったりしていました・・・
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これは何かって?
エッチング板を作る物ですよ!
そしてこんなのも買っています
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Ws43さんが紹介しておられた物です。
まだ使っていないのでどうとも言えないのですが、元々はプリント基板を作る為の物の様ですね。
けっこう細かな物まで作れそうです・・・
今までは簡易な方法としてはF式エッチング(自分で検索してみて下さいね・・・笑)とかが有りましたがコピー機のトナーやレーザープリンターのトナーを使う為に保護膜が弱い傾向が有りまして直線がエッチングによりギザギザになってしまいました、またトナーが傷が付きやすかったので傷が付いてしまった部分は油性ペンなどでタッチアップが必要だったりしましたから余り細かな物には向いていなかったのです。
今の所は専門業者にエッチングを発注していますが小回りが利かないとか、業者がいつまで対応してくれるのか・・・不確定要素が多い分野なので最終的には納得いく物を自分で作れる様にしておくというのは必要ではないかと思っています。
例えばいきなりZモデルさんが無くなっても自分である程度対応出来る様になっておけば心配いらないじゃないでしょうか!?
さてこのブルーのフィルムの様な物ですが
開けてみますと表は艶があります裏は艶がありません・・・物としてはOHPフィルムにブルーの印刷がしてある感じですね。
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近日中にこれを試してみたいと思っていますが・・・また試してからご報告を致しましょう。
さて長い前置きでしたが制作に入りましょう・・・(笑)
今日はまたフライス盤で削っています・・・この8日間ず~っと同じ作業です。
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一昨日はシリンダーヘッドの中央部分を削ってありましたので今日はその上のカムケースの部分を削ります。
実は昨日もこのカムケースを削っていたのですが5台分10個削って同じ寸法で奇麗に出来た物は・・・皆無と言う状況でして昨日の夕方は少々凹んでいました(笑)
何故寸法が揃わなかったのかと言いますと削る部品が2.0mm各と細いのでフライスの刃物が素材に当たると素材の方が少し逃げてしまうのです。
素材を固定している側はその逃げが少なく固定していない側はその逃げが大きくなってしまうのでした。
必要な部品の長さが19mmなので突っ切りバイトで切り代を考えると20mmは長さが必要になってしまいます。
そこで割り出し円テーブルのしがたがに0.1mmの洋白を入れて逃げの分だけ最初から傾けてやろうと・・・
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この作戦が巧くゆきましてエンジン5台分10本の素材を削る事が出来ました。
こんな物2mmの洋白角線を使えば良いじゃない!?と思われるかもしれませんが2.0mmの洋白角線はどうやら日本には存在しない様でしてやっぱり削って作るしか方法が無い様ですよ。
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次は一昨日作ったシリンダーヘッドの中央部分にプラグホールを掘ります。
これはプロクソンのフライス盤を使いまして8個の穴を開けてゆきます。
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ついにシリンダーヘッドをカットしました・・・
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同じ寸法でカムホルダーもカットします・・・
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カムホルダーとシリンダーヘッドは同じ寸法になる様に削って仕上げます。
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シリンダーヘッドにカムホルダーを片側だけハンダ付けしてみました・・・
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そして両側をハンダ付け・・・まだ1個だけ(つまり試作の域を出ていない訳ですね)
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ついでにシリンダーヘッドをシリンダーとオイルパンの上に乗せてみます・・・まだ後側のギアトレインの部分は作っていないので悪しからず・・・(笑)
何となく8気筒DOHCエンジンの格好が見えてきましたね~!
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明日はこの続きで他の4つのシリンダーヘッドを完成させる部分から始めましょうかね~。
まあこの時期の山陰としては珍しい事では無くなったですがもう少し雨が欲しいですね。
中庭の芝生は水をもらって一層緑が濃くなった感じがします。
さてFerrari348Zagatoの追加画像が有ります
この画像はエンジンを車体に搭載する前の整備途中の画像です。
1番シリンダーのピストン上始点を出している様ですね。
量産の車はタイミングベルトを張る場合にクランクプーリーやフライホイールカムシャフトのスプロケットにタイミングを示す合わせマークが刻んであります。
これは整備を容易にする為の物なんですがどんなエンジンでもきちんとこのマークが出ている訳では有りません、つまりこれが誤差という物なんですね。
ですからこの誤差を突き詰めて正規の性能を出す為には面倒でも1番シリンダーの上始点とかカムシャフトがバルブを開くタイミングを計測しながらバルブタイミングを合わせてゆく作業が必要になってきます・・・今まさにこの作業をしている画像なのですね。
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エンジン側から出した針にクランクシャフトに付けた分度器の0点を合わせておきます。
ここが全ての基準になる訳ね・・・。
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この写真はよくわからないけど・・・
部品は恐らくブレーキキャリパーの中に有るキャリパーピストンでしょうね・・・ここの長さを測る意味はよくわからないけど・・・何か寸法を記憶しておきたかったのかな?
ピストン本体にはピストンが動いた時に出来る傷が全く無い事から新車に近い物という事が出来ますね。
さすがに20年も経過していますからピストンには錆色の様な模様が出来ています、ブレーキオイルは空気中の水分を吸湿してしまうのでほんの僅かな水分で模様が付いてしまう事が有ります。
左側の方が多分ブレーキパッドに当たる部分で右側はブレーキオイルが押してくる面になります。
特に左側の溝にはゴム製のシールラバーが付く部分なので溝より右側はブレーキ用のシリコングリースに覆われているかブレーキオイルにひたっているので錆びる事はまず無いのですが左側は通常空気と触れていたりパッドのダストが付きますので錆びていても不思議じゃないけど奇麗なままですね。
これもまたほとんど走っていない証明にもなりますね。
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今日は余談が多いのですが・・・
最近はこんなのを買ったりしていました・・・
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これは何かって?
エッチング板を作る物ですよ!
そしてこんなのも買っています
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Ws43さんが紹介しておられた物です。
まだ使っていないのでどうとも言えないのですが、元々はプリント基板を作る為の物の様ですね。
けっこう細かな物まで作れそうです・・・
今までは簡易な方法としてはF式エッチング(自分で検索してみて下さいね・・・笑)とかが有りましたがコピー機のトナーやレーザープリンターのトナーを使う為に保護膜が弱い傾向が有りまして直線がエッチングによりギザギザになってしまいました、またトナーが傷が付きやすかったので傷が付いてしまった部分は油性ペンなどでタッチアップが必要だったりしましたから余り細かな物には向いていなかったのです。
今の所は専門業者にエッチングを発注していますが小回りが利かないとか、業者がいつまで対応してくれるのか・・・不確定要素が多い分野なので最終的には納得いく物を自分で作れる様にしておくというのは必要ではないかと思っています。
例えばいきなりZモデルさんが無くなっても自分である程度対応出来る様になっておけば心配いらないじゃないでしょうか!?
さてこのブルーのフィルムの様な物ですが
開けてみますと表は艶があります裏は艶がありません・・・物としてはOHPフィルムにブルーの印刷がしてある感じですね。
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近日中にこれを試してみたいと思っていますが・・・また試してからご報告を致しましょう。
さて長い前置きでしたが制作に入りましょう・・・(笑)
今日はまたフライス盤で削っています・・・この8日間ず~っと同じ作業です。
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一昨日はシリンダーヘッドの中央部分を削ってありましたので今日はその上のカムケースの部分を削ります。
実は昨日もこのカムケースを削っていたのですが5台分10個削って同じ寸法で奇麗に出来た物は・・・皆無と言う状況でして昨日の夕方は少々凹んでいました(笑)
何故寸法が揃わなかったのかと言いますと削る部品が2.0mm各と細いのでフライスの刃物が素材に当たると素材の方が少し逃げてしまうのです。
素材を固定している側はその逃げが少なく固定していない側はその逃げが大きくなってしまうのでした。
必要な部品の長さが19mmなので突っ切りバイトで切り代を考えると20mmは長さが必要になってしまいます。
そこで割り出し円テーブルのしがたがに0.1mmの洋白を入れて逃げの分だけ最初から傾けてやろうと・・・
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この作戦が巧くゆきましてエンジン5台分10本の素材を削る事が出来ました。
こんな物2mmの洋白角線を使えば良いじゃない!?と思われるかもしれませんが2.0mmの洋白角線はどうやら日本には存在しない様でしてやっぱり削って作るしか方法が無い様ですよ。
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次は一昨日作ったシリンダーヘッドの中央部分にプラグホールを掘ります。
これはプロクソンのフライス盤を使いまして8個の穴を開けてゆきます。
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ついにシリンダーヘッドをカットしました・・・
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同じ寸法でカムホルダーもカットします・・・
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カムホルダーとシリンダーヘッドは同じ寸法になる様に削って仕上げます。
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シリンダーヘッドにカムホルダーを片側だけハンダ付けしてみました・・・
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そして両側をハンダ付け・・・まだ1個だけ(つまり試作の域を出ていない訳ですね)
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ついでにシリンダーヘッドをシリンダーとオイルパンの上に乗せてみます・・・まだ後側のギアトレインの部分は作っていないので悪しからず・・・(笑)
何となく8気筒DOHCエンジンの格好が見えてきましたね~!
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明日はこの続きで他の4つのシリンダーヘッドを完成させる部分から始めましょうかね~。