Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールのキャスティング準備

2016-07-22 22:34:56 | Nissan Silvia S15
今日も良い天気でしたね
山陰は日も射して暑かったのですが
風が吹きますと意外に過ごしやすくて良かったですね、勿論屋外で体を動かせば暑くて汗をかきますがその汗は気持ちの良いものでした。
一昨日の午後から九州に軽トラックを運んだので今日からはもう一台の軽トラックがガレージに入っているはずだった、まあ正確には1日程は入っていたんですが今日はまた新しい車が来ました(笑)
同級生のA子さんがMCCスマートに乗っていまして要らなくなったら下さいと言っていたのですが・・・
昨夜九州から戻ってブログを更新していたら『夜分遅くに・・・』とお電話を頂きました。
どうやらスマートが壊れたらしく隣町のヤナセさんに引き取られて行ったらしい・・・
何でもドアガラスが落下したらしく・・・修理代がかさみそうという事で
この車をやめようと思う・・・との事でした。
こういう状態なのだけど要るなら・・・と言われたのでヤナセに行って引き取って来ました。
まだA子さんの荷物が有るので屋外に置いておく訳にはゆきませんからガレージ保管です。
名変はしておかないとご迷惑をおかけするといけないので名変作業はしておくつもりです。

このスマートですがベンツ製なのに結構故障が多い様ですね、しかも部品や工賃が高いのでとても国産車と同様には乗れないらしい・・・ドアガラスが落下した場合、ドアの外板を外して修理するのです。
普通の車は内装を外して修理するのですがスマートは外板を外します、この時にプラスチック製の外板が粉々に割れてしまうのです、特に古くなって劣化したプラスチック製のドアパネルは割れやすいらしい・・・割ると左右両方とも替えた場合は部品/工賃で30万円以上らしい・・・
当然ですがガラスのレギュレーターも直さないといけませんからこの上にお金がかかる事になります(汗)
暇を見つけて自分でやってみようかと思っています。
割れても部品代だけでいけるんじゃないかと・・・!


その電話をもらった時に何をしていたのかと言いますと・・・
ブログの更新とこのオークションに釘付けだったんです!

このキットは1/43 ANNECY FERRARI 375 MM ミッレミリア 1955なのです。
このキットは私がキットに興味を持った頃には5万円とか8万円とかで取引されていた記憶が有ります。
そう!ANNECYの出している有名なキットと言いますとフェラーリの330P4のスパイダー/クーペとかも同じ位の値段だったですね。最近でこそ少し落ち着いていまして2.5万円から高くても3.5万円程でしょうか・・・
しかし、このFERRARI 375 MM は別名ロッゼリーニという名前が有る位有名な車でして、FERRARI 375 MMのシャーシを使ってカスタムメイドされたボディを持っているのです。
しかもキットの生産量は恐らく330P4と比べてもかなり少なく滅多に国内のオークションには出てくる事が無いのです。
P4は時々ヤフオクにも度々出て来ますがこの車は私が知っている限り一けたの数ですね、二けたは出ていないと思います。

そんなキットが14000円スタートで最終日になっても誰も入札していないと言う幸運ですね。
でもこんな場合は終了間際にいくつも入札が入って・・・えらい程の値段になるのを何度も見ていましたから、最後の10分になった時にも誰も入札していないのを見た時は震えが止まりませんでした。
震える指で入札し・・・何度も時間を確認し・・・嘘だろう・・・と呟いていました。
最後の瞬間を迎えたときこれは夢だと・・・九州から帰ったばかりで疲れた頭に何度も言い聞かせました。


1/43ANNECY FERRARI 375 MM ミッレミリア 1955  落札価格 14000円 

まだ商品が届いていませんので何とも言えないのですが今夜の時点で発送完了の連絡が来ています、明日には届くかもしれませんね。

車を取りに行ったり来週の安来アサヒほろにが会のビアガーデンの為に芝を刈ったりしていましたが製作も進めなければなりませんね〜仕事なんですから。
良い事も一杯有りましたが良い事ばかりでは生活がままなりませんから(笑)
次に作るべき部品はホイールですね。
原型は出来ましたから次はキャスティングです。
シリコン型を作りましょう
まずはこの様に下のプラ板から浮かしてホイールを固定します。
シリコン型にした場合上下が逆転しますのでエアの抜けを考えますと下側のプラ棒の支えはホイールのスポークと一直線にしておくべきでしょう。
スポークの無い部分に付けますと泡が抜ける場合にZ型に蛇行しないと抜けないので気泡が残りやすくなります。

ホイールの周りをプラ板で囲みます。
マスキングテープで隙間が出来ない様に組み立てます
シルビアのボディでは酷い目に有ってしまったのでこの部分は注意をします。

シリコンに硬化剤を入れて撹拌します
こんなに少しの量でも5分くらいは撹拌します。
特に容器の下の角の部分は混ざり難いので注意を要します。
そしてこの後真空脱泡機に掛けて一次脱泡をします。

先程の型に流し込んでからもう一度真空脱泡に掛けてやりますとほぼ泡の無い状態になります


本当なら九州に行く前にここまで出来ていたら今日はレジンでキャストが出来たのに・・・と思いますと少々残念な気持ちになります。
明日はホイールを作ってホイールを塗装し、デカールも作れますね。