Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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関東近辺の方は良いですね~と言うお話!!

2013-12-13 19:37:59 | Ferrari250TR NART 1958
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今日の山陰は雪まじりの雨が降って大変寒い一日でした。
天気予報を見ても全国的にかなり寒いらしい・・・名古屋近辺のFさんに用事があったので電話をしたら名古屋も寒いらしいです。

まあそんな寒いお話ばかりでは楽しくないのでこんな楽しい情報を・・・

東京の南青山にあるメイクアップさんが12月20~23日までセールらしいです。
時間は20~21日が午前11時から午後8時30分までで22~23日は午前11時から午後7時までらしいです。

アイドロン/ビジョンシリーズはかなりお安く買えるらしいです、また新作のコンパスというブランドも国内初お目見えらしい。

私的に一番気になっているのは・・・コレです



詳細はメイクアップ開発スタッフ日誌をご覧下さい

今まで確かにアイドロンシリーズはキット化されていなかったのですがこれが売られれば今までみたいに完成品をバラして塗裝をやり直さなくても自分の好きなカラーの車が出来ますね、今までMRコレクションのキットを作るしか無かったLP400ですがこれで究極のLP400に挑戦出来るという物です。
取り敢えず30個だけの発売の様ですが皆さんの希望が多ければ追加発売も期待出来るかも・・・
しかもこのカウンタックは1台で120個程度のパーツを組み立てなければなりませんのでこの価格なら2万円を超えてしまう海外製のメタルキットよりも楽しめるかも・・・地方に住んでいる私としては夜行バスに乗ってでも買いに行きたい所なんですが・・・時間が無い。
関東方面の方はぜひ足を運んでみられる価値があるかと思います。



さて今日の製作は250TRです。
250TRはプロトタイプの1台のフレームまで完成していますので残った4台(?)を同じペースになる所まで作り上げなければなりません。
メインの下側のフレームはすでにハンダ付けしていますのでそれを支える1.0mmのフレームを取付けますが4台分8本の真鍮線を同じ形状に切って加工しなければなりませんが、何とか楽に寸法を合わせる方法は無いのか考えてみました・・・今回は板と同じくハンダ付けして揃えておいて加工をしてみました。
まずは8本の真鍮線をハンダ付けします。

長さ13.5mmに揃えて糸鋸でカットしてからハンドバイスに固定して先端を斜めに削ります。
ここを斜めに削るのはメインのフレームに斜めにつながりますのでハンダ付けをする接続面を広く取れるので剛性がアップするのです。

先端を斜めに削って加工が完了しましたら再びハンダゴテを当てて分解致します。
そして加工途中のフレームに合わせてハンダ付けをしました。
この部分に斜めに補強が付きますとメインのフレームの横ブレが少なくなりまして強度がかなりアップしますね。そうそうこの斜めの真鍮線をハンダ付けする前にメインのフレームの高さなどの位置関係を確認してから取付けるべきですね。
後での修正は強度が上がっている分だけ修正が難しくなります。

クラッチケースが取り付くセンタートンネル部分を真鍮板をコの字型に曲げて作っております。
そしてシャーシ側にハンダ付けします。

さすがに1台プロトタイプが有るとは言え残り4台を同じ様に部品を作って組み立ててゆくのは時間がかかりますね~。
今日は4台分この作業を繰り返しましたが・・・たったこれだけしか進みませんでした。

明日はこのフレームの上側のフレームを組み立ててゆく予定です。

気になる事は先に片付けるお話!

2013-12-12 17:19:14 | Ferrari275GTB
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全国的に今日からまた一段と冷え込みが厳しくなりそうでして、当地でも午前中は雪が舞っていました。
少し前に初雪と言われた事が有りましたがあれは雨に混じってみぞれ状態だったので雪の姿は確認出来ませんでしたが今回は完全に白く『雪』を今期初めて確認致しました。
まあ12月ですから少しも珍しくないですが雪を見ると冬を実感出来ますね。

少し前の話題になりますがセブンを作った時にシートのトリムに0.1mmの鉛線を塗装して使いましたが、あの塗装はウレタン塗料にプラスチック用の軟化剤入りの硬化剤を混ぜて使うのですが硬化剤は残量が少なくなりますとすぐに変質して使えなくなってしまいます。
ご多分に漏れずセブンの制作時がまさにその時でして使えるか使えないかギリギリの状態でした。
幸いにしてセブンのシートのトリムは作り上げる事が出来ましたが現在の時点で既にゼリー状になっていまして使用不能になってしまいました。
ロックエースの塗料(カラーの物)のカタログを見るとプラスチックバンパーを塗る場合の硬化剤にには2種類有りまして硬化剤に軟化剤が入っているものと普通の硬化剤に軟化剤を20%程混ぜて使う物とが存在する事がわかります。
私が使っていた物は最初の方の物ですね。
これが良くないのは硬化剤が一緒に入っている為に劣化しやすい事ですね、今回その硬化剤がダメになりましたので買い替えを機に後者の軟化剤単独の物を入手してみました。
軟化剤だけでは劣化が遅く長持ちをするのではないかと思われるのです、使い方はベース塗料と20%程度の軟化剤、そして規定量主剤の10%の硬化剤を個々に混ぜなければならない事ですが軟化剤が長持ちする事を考えればこちらの方がメリットが大きいのじゃないかと思います。ベース必要なカラーのロックエース塗料と硬化剤そしてこの軟化剤とが有れば簡単にある程度曲がる色付きの鉛線を作る事が出来ます。
プラグコードとかに自由な色で作る事が可能になって来ます。
デメリットは普通の方ですと使いこなせない量でしょうか・・・まあご希望が有れば(あまり無いかもしれませんが)小分け致します。


さて制作ですが、一昨日Ferrrari 275GTB/4のフロントノーズを直しておりましたが途中で時間切れになってしまいました。
インテークの穴は既に大きく削り込んでいますのでもう後に引き返せない事は書きましたがそのままの状態で次の制作日まで持ち越すのは気分的にも精神衛生上も良く無い事ですね。
私はストレスが嫌いなので・・・(笑)
今日はノーズのインテークを作ってしまう事に致しました。
まずは実車の形状を頭に叩き込みます。
参考画像はこちら・・・
下の画像の車はインテークの上側も下側もどちらかと言えば直線的な長丸ですね。

私のイメージはどちらかと言えば下の様な感じですね。
上は直線的な形状で下側は少しRを描いています、少し不敵な笑いを浮かべている感じですね~。
まあ写真を写す角度とか高さで写り方は変わって来ますでしょうから・・・この辺りは良し悪しではなくイメージで・・・。
下の写真はどちらかと言えば上から下に向かって写していますので下唇の部分が余計に下がっている様に写っていますもう少し真っすぐに近い形状でも良いかな!

まずはインテークの奥側に格子のグリルを接着する為の段を作ります、0.5mmの真鍮板を切って曲げて嵌め込みます。
ボディとの隙間を埋める為にメタルで埋めています。
何だか変な顔になってしまいました・・・こんな顔になると急速に自信が無くなってしまいます・・・ストレスが最高潮です(笑)

この状態で真上から形状を確認して理想の形状に削ります、決して前から見てはいけませんよ・・・かっこ悪いですから・・・。
インテークの中央部が頂点になる様にRを付けて削ります、しかも少しロングノーズになる様にします・・・ここは大切な部分です。
上から見て左右対称で中央部が少し尖る様な形状になりましたが、全体がふっくらとした形にはまだメタルが足りません。
追加でメタルを盛ります。
スモールランプのまわりの方も盛ってやらないと自然なラインでつながりませんね~

大きなヤスリを使いザクザクと削ってゆきますが部分的に削る事はせずヤスリを引く場合ボディラインに沿って出来るだけ長い距離を引く様に削ってゆきます。

500~600番のペーパーで仕上げてみます。
荒いヤスリの痕が付いていると形状がごまかされる事も有りますので細かなペーパーで削って様子を見ますがこれも長い距離を引く様に削ります。
インテークの角は結構丸く仕上げております、ここには真鍮板の端が出ていますので柔らか過ぎなくて整形が楽ですね。

前から見ると少し印象が違いますがこれは下の顎の部分がシャーシ側に付けられているからですね。
この部分は当初から真鍮板で作り直してやろうと思っていましたのでこのタイミングで作り直してノーズと共に検討します。
少し厚めの0.5mm真鍮板を切り出します。

厚めのゴム板の上で真鍮板を叩いて曲げてゆきます。
顎の部分は結構複雑なRが付いていますので時間をかけて形状をしっかりと合わせます。

叩いた真鍮板をメタルで接合します。
フラックスを使いしっかりと溶かし込む事が大切ですね、スが残っているとその中にフラックスが残ってしまいますので後で影響が出るからです。
今まで山の様に経験済ですから・・・(笑)メタルを溶かした状態で沸々と泡が出なければOKです。
フラックスが残っていると蒸発して水蒸気になって出てくるのです。

またザクザクと荒いヤスリで整形します。顎を左右前後に引く様に削ります。
部分的にゴシゴシ削るとその部分だけが削られて凹んでしまいます。
ラインが出る様に長い距離を引く訳ですね・・・。

この角度からはよくわからないかもしれませんがインテークの下側の部分の奥行きが見えますね。
有るのと無いのでは印象が違いますね。

こちらの角度だともっとわかりやすいかな~。

顎の部分をボディ側に付け足しましたからシャーシのこの部分は切ってやらないと収まらなくなります、ただ全部切ってしまうとフロント側のボディとの取り付けが出来なくなってしまいます。
シャーシの前側をボディの内側に差し込んで固定しようと思っています。
必要が有ればビス止めする部分を増設したいと思います。

シャーシはこんな感じでボディの内側に差し込まれます。

次はフロントバンパーを削らないとダメですね~
バンパーを付けて初めてこの形状で良いのかの判断が出来るかと・・・まだまだフロントマスクから解放されないな~。

気になる事は先に片付けるお話!

2013-12-12 17:19:14 | Ferrari275GTB
全国的に今日からまた一段と冷え込みが厳しくなりそうでして、当地でも午前中は雪が舞っていました。
少し前に初雪と言われた事が有りましたがあれは雨に混じってみぞれ状態だったので雪の姿は確認出来ませんでしたが今回は完全に白く『雪』を今期初めて確認致しました。
まあ12月ですから少しも珍しくないですが雪を見ると冬を実感出来ますね。

少し前の話題になりますがセブンを作った時にシートのトリムに0.1mmの鉛線を塗装して使いましたが、あの塗装はウレタン塗料にプラスチック用の軟化剤入りの硬化剤を混ぜて使うのですが硬化剤は残量が少なくなりますとすぐに変質して使えなくなってしまいます。
ご多分に漏れずセブンの制作時がまさにその時でして使えるか使えないかギリギリの状態でした。
幸いにしてセブンのシートのトリムは作り上げる事が出来ましたが現在の時点で既にゼリー状になっていまして使用不能になってしまいました。
ロックエースの塗料(カラーの物)のカタログを見るとプラスチックバンパーを塗る場合の硬化剤にには2種類有りまして硬化剤に軟化剤が入っているものと普通の硬化剤に軟化剤を20%程混ぜて使う物とが存在する事がわかります。
私が使っていた物は最初の方の物ですね。
これが良くないのは硬化剤が一緒に入っている為に劣化しやすい事ですね、今回その硬化剤がダメになりましたので買い替えを機に後者の軟化剤単独の物を入手してみました。
軟化剤だけでは劣化が遅く長持ちをするのではないかと思われるのです、使い方はベース塗料と20%程度の軟化剤、そして規定量主剤の10%の硬化剤を個々に混ぜなければならない事ですが軟化剤が長持ちする事を考えればこちらの方がメリットが大きいのじゃないかと思います。ベース必要なカラーのロックエース塗料と硬化剤そしてこの軟化剤とが有れば簡単にある程度曲がる色付きの鉛線を作る事が出来ます。
プラグコードとかに自由な色で作る事が可能になって来ます。
デメリットは普通の方ですと使いこなせない量でしょうか・・・まあご希望が有れば(あまり無いかもしれませんが)小分け致します。


さて制作ですが、一昨日Ferrrari 275GTB/4のフロントノーズを直しておりましたが途中で時間切れになってしまいました。
インテークの穴は既に大きく削り込んでいますのでもう後に引き返せない事は書きましたがそのままの状態で次の制作日まで持ち越すのは気分的にも精神衛生上も良く無い事ですね。
私はストレスが嫌いなので・・・(笑)
今日はノーズのインテークを作ってしまう事に致しました。
まずは実車の形状を頭に叩き込みます。
参考画像はこちら・・・
下の画像の車はインテークの上側も下側もどちらかと言えば直線的な長丸ですね。

私のイメージはどちらかと言えば下の様な感じですね。
上は直線的な形状で下側は少しRを描いています、少し不敵な笑いを浮かべている感じですね~。
まあ写真を写す角度とか高さで写り方は変わって来ますでしょうから・・・この辺りは良し悪しではなくイメージで・・・。
下の写真はどちらかと言えば上から下に向かって写していますので下唇の部分が余計に下がっている様に写っていますもう少し真っすぐに近い形状でも良いかな!

まずはインテークの奥側に格子のグリルを接着する為の段を作ります、0.5mmの真鍮板を切って曲げて嵌め込みます。
ボディとの隙間を埋める為にメタルで埋めています。
何だか変な顔になってしまいました・・・こんな顔になると急速に自信が無くなってしまいます・・・ストレスが最高潮です(笑)

この状態で真上から形状を確認して理想の形状に削ります、決して前から見てはいけませんよ・・・かっこ悪いですから・・・。
インテークの中央部が頂点になる様にRを付けて削ります、しかも少しロングノーズになる様にします・・・ここは大切な部分です。
上から見て左右対称で中央部が少し尖る様な形状になりましたが、全体がふっくらとした形にはまだメタルが足りません。
追加でメタルを盛ります。
スモールランプのまわりの方も盛ってやらないと自然なラインでつながりませんね~

大きなヤスリを使いザクザクと削ってゆきますが部分的に削る事はせずヤスリを引く場合ボディラインに沿って出来るだけ長い距離を引く様に削ってゆきます。

500~600番のペーパーで仕上げてみます。
荒いヤスリの痕が付いていると形状がごまかされる事も有りますので細かなペーパーで削って様子を見ますがこれも長い距離を引く様に削ります。
インテークの角は結構丸く仕上げております、ここには真鍮板の端が出ていますので柔らか過ぎなくて整形が楽ですね。

前から見ると少し印象が違いますがこれは下の顎の部分がシャーシ側に付けられているからですね。
この部分は当初から真鍮板で作り直してやろうと思っていましたのでこのタイミングで作り直してノーズと共に検討します。
少し厚めの0.5mm真鍮板を切り出します。

厚めのゴム板の上で真鍮板を叩いて曲げてゆきます。
顎の部分は結構複雑なRが付いていますので時間をかけて形状をしっかりと合わせます。

叩いた真鍮板をメタルで接合します。
フラックスを使いしっかりと溶かし込む事が大切ですね、スが残っているとその中にフラックスが残ってしまいますので後で影響が出るからです。
今まで山の様に経験済ですから・・・(笑)メタルを溶かした状態で沸々と泡が出なければOKです。
フラックスが残っていると蒸発して水蒸気になって出てくるのです。

またザクザクと荒いヤスリで整形します。顎を左右前後に引く様に削ります。
部分的にゴシゴシ削るとその部分だけが削られて凹んでしまいます。
ラインが出る様に長い距離を引く訳ですね・・・。

この角度からはよくわからないかもしれませんがインテークの下側の部分の奥行きが見えますね。
有るのと無いのでは印象が違いますね。

こちらの角度だともっとわかりやすいかな~。

顎の部分をボディ側に付け足しましたからシャーシのこの部分は切ってやらないと収まらなくなります、ただ全部切ってしまうとフロント側のボディとの取り付けが出来なくなってしまいます。
シャーシの前側をボディの内側に差し込んで固定しようと思っています。
必要が有ればビス止めする部分を増設したいと思います。

シャーシはこんな感じでボディの内側に差し込まれます。

次はフロントバンパーを削らないとダメですね~
バンパーを付けて初めてこの形状で良いのかの判断が出来るかと・・・まだまだフロントマスクから解放されないな~。

275GTB/4のノーズは難しいですね

2013-12-10 21:10:08 | Ferrari275GTB
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本日も冷たい雨が降りまして寒い一日でしたね~。
そんな中、午前中は接着剤を探して歩き回っていました。
250TRのタイヤの2次原型をシリコン型のケースに固定する為には瞬間接着剤が欠かせないのですが昨日まで少し立派な容器に入った物を使っていましたが本日それを出してみると容器の先端の少し太い部分が劣化してちぎれていまして中身が全て硬化してしまっていました。
どうやら容器の蓋と容器が引っ付いてしまい開封の為にねじったらねじ切れてしまった様ですね。
そのまま蓋をした物ですから密閉出来なくて全て硬化してしまった物と思われます。
瞬間接着剤の容器は一番古いシンプルなタイプが良い様ですね最後まで使い切れますから。
そもそも最近はウェーブブランドのハイスピードタイプを愛用していましたが最寄りの模型店で在庫が無くて替わりに買い求めたのが早々にダメになった物でして1週間程も使ったでしょうか・・・。
最近はそのシンプルな物がホームセンターにも無くなってしまいました・・・。
他にも愛用している2液性のエポキシ系の接着剤のプロ用の大容量の物も近くのホームセンターで取り扱いが無くなってしまった物の一つでして小さなチューブ入りの物は有りますがアレでは如何にも不経済で高い物につきます。
今は隣町の松江市までいかないとエポキシ系の接着剤すら入手不可能になってしまいました。
それらを探す為に午前中は無駄な時間を過ごしてしまいました。

さて製作は275GTB/4ですが初回でいきなりボディの幅を増す作業をしましたびっくりされた方も有るかもしれませんね
今日は前の方から修正を加えてゆきます、幅を広げたのですから辻褄が合わなくなっている部分も有ります、その一つがフロントのインテークですがコチラは取り合えず少し後回しです。
と言うのもライトの形状がどうも気になりましてそちらを先に修正しないとバランスが取り難い訳です。
まず構造的に良く無いのはメッキのライトリムがボディと一体になっている事でしてこれでは綺麗に仕上げる事が難しい構造です。
仕方が無いので何用かわかりませんがエッチングのライトリムがジャンクの中に有りますのでそれを使ってボディの方は削り落としてしまいましょう。

ちなみにキットのボディはこんな感じでして・・・

ヘッドライトカバーのリムを削ってしまいまして外側の部分は少しボディが足りませんのでメタルを盛って削りましてエッチングと合わせます。
下の画像はまだボディは荒削りですがエッチングのリムが付いているのがわかりますでしょうか?

反対側も同じ様にメタルを盛ります。
ライトのリムをボディに合わせるのは当然ですがボディの中心を切って広げていますからライトの前端部が気持ち外を向いていますので少し内側に向く様に内側の部分を削ります。

まだ荒削りですが・・・前端部は少し内側を向いたかな~?

何とかヘッドライトカバーのリムも合いましたね~。

後問題が有るのはインテークですね。
これもボディを広げたバランスからかショートノーズなのかロングノーズなのかよくわからないくらいの大きさになっています。
このインテークの内側には格子の網が入りますのでその網を取付ける段も作っておかなければなりませんからノーズの形状にした真鍮板をインテークの穴の中に入れて内側に段を作ってやりたいですね。
そしてロングノーズらしく小さなインテークに少しだけ長いノーズを作ってみたいですね。

まずは真鍮の部品が収まる様にインテークの穴を拡大致します。
上下方向には拡大しておかないとインテークの位置が下がってしまいますから・・・削ってしまったのでもう後戻りは出来ません、こんなストレスが何回もかかって来ます。

2次原型をキャストしました

2013-12-09 21:53:30 | Ferrari250TR NART 1958
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今日はシトシトと雨が降りまた寒くなりましたね~。
昨日は太平洋側では天気が良くて暖かかったらしいですが山陰では想像がつきませんね~。

さて本日は仕様変更のお話を一つしておきましょう。
ただ今制作中の1958年のルマン24時間を走ったNo18を3台とLHDのNo22を1台なのですがその内の1台を1959年のNo17に変更する可能性が出て来ました。1958年のNo18はS/N0666なのですが、1959年のNo17も実は0666なのです。
つまり1958年にクラッシュして出火したS/N0666を修復したのが1959年のNo17なのです。
ルマンのフェラーリで画像を調べてみると・・・またクラッシュしていますね~。

クラッシュ前の姿は新しいルマン年鑑で拝見する事が出来ますね~。

ただデカールやホイール他の部品などすでに準備していますので1台増やして1958年は自分用にしようか・・・検討中です。


さて今日はタイヤの2次原型を作りたいですね。
昨日作ったシリコンが完全に硬化しましたので型枠を外してシリコン型を取り出しました。
まだ中には原型が入ったままになっていますのでシリコンの一部をデザインナイフで切って中の原型を取り出します。

原型を取り出すとこんな感じになります。
原型の表面にフラットクリアーを塗っていますので原型を取り出すとタイヤの形状が白く光って見えますね。

レジンの主剤と硬化剤を計って真空注型装置の中に入れて真空ポンプを起動して空気を抜きます。
右下のゲージが-97を越えていますのでこの状態でほぼ真空状態かと思われます。

ゲージが-97を越えましたのでこの中で主剤と硬化剤を混ぜ合わせてそのままシリコン型に流し込みます。
真空状態の中で混合から流し込みが出来るのがこの機械の利点ですね。

真空の中で流し込んだだけでは隅々までという訳にゆきません、流し込んだら真空を解除しますと外から入って来た空気に押される様にシリコン型の隅々までレジンの液体が流れ込みます。

硬化したレジン製のタイヤはこんな感じです。
この作業を何度か繰り返し10個程度の2次原型を作ってタイヤの素材でキャストする時には1度に10個程度タイヤが作れる様に2次シリコン型を作ります。
今日は2次原型を必要個数だけ作るので手一杯になってしまいました。

ただまだ迷っているのは実車のフロントタイヤとリアタイヤは確かにサイズが違うのですが全体の雰囲気でフロントタイヤを使った方が良い場合も有ります。
よって実際に作ったタイヤを使って仮組をしてみてサイズ違いにするのか同寸法にするのか検討する事にしておきましょう。