Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

九州に行って来ました

2016-07-21 20:59:07 | その他
昨日の午後から九州に行って来ました・・・九州新幹線の「さくら」に初めて乗りましたよ。
と言っても旅行では有りませんよ・・・
この画像は帰りなんですよ(笑)

今日の九州は暑かったですね〜最高気温は何度有ったんでしょうか?朝の予報では31〜34度と言われていましたけどね〜。

今回九州に行って来たのには訳が有りましてね
少し前に今まで乗っていた軽トラックをヤフオクで売りに出した事は書きましたね、最初の落札者の方とはどうもご縁が無かった様で連絡が来なくなってしまいました。
仕方がないので次点の方を繰り上げたのですがその方もキャンセルになってしまいましたので仕方なく再出品しました。
今度の落札者の方にはきちんと対応して頂けましたので7月21日で自賠責保険が期限切れ前に回送して来たのです。
今度の方は九州の大分県の方なので片道が520km程になります、軽トラックで走行する距離にしては長過ぎますので事前準備を十分にしておく事にいたしました。
まずはオイル交換です
少し前に交換していたのですがスバルの4気筒エンジンは横に搭載されていますのでシリンダーの中に残っていて燃えてしまう量も多いらしくオイル管理がシビアなんですね。
この事は前に乗っていたスバルの軽トラで実戦済み(笑)

新しいオイルは油量を見るディップスティックのアッパーレベルまできちんと入れます。
少ないと車体が斜めになった時にオイルのラインに空気を噛んでしまいます、多いとクランクシャフトが回る時にかき回してしまいオイルがオーバーヒートし易くなりますから・・・このエンジン良いエンジンなんだけどシビアなんですよね〜。

そして冷却水のサブタンクに残っている余分のクーラントを確認しました、少し減っていたので補給しました。

そして肝心のラジエターはこんな所に有るんですよ・・・助手席のシートをめくってみます。
ここにはウォッシャー液も有りますから長距離に備えてコチラも補給・・・水じゃないですよきちんとウォッシャー液を買って来ました。

まだエンジンが冷えていましたのでラジエターキャップを外して中を確認します。
量も十分、オイルが混じった様子も無いので極めて健康という事ですね。

そして長距離を走るのですからタイヤの空気圧も最大積載量の圧力まで上げておきます。
乗り心地は悪くなりますが誤差の範囲で上げておきますと燃費が良くなるのです・・・タイヤの抵抗が少なくなるからですね。

そして仮のナンバープレートを取り付けます
ダッシュボードの上に立てておくなどと言ういい加減な事はしませんよきちんとビスで取り付けております。
決まりは決まりですからね(笑)

意外と大切なのがこの何気ない紙切れです
この紙切れは許可証になっていましてね、これもガラスの内側に貼っておかないといけないのです。
そしてナンバープレートの返却の時にこれもまた必ず返却しないといけません。

そして出発しました、最初の休憩は島根県の中央部のキララ多伎です・・・
もう完全に夏の空ですな〜

そして大田の入り口に有る
このタバコ屋さんに寄りました
ここは島根県内で一番宝くじが当たる売り場なんですよ。
ちなみに私の住む安来市ではもう宝くじを売っているお店が無くなってしまったんですよ、だからこんな時に買っておきます。


コチラが江津市の国道九号線に有る喫茶「道」です
サラリーマン時代には安来に有った本社まで出張した時にはここで昼食と決めていました。
驚いた事にまだ私の事を覚えて下さっていまして、模型を作っている方でしたよね〜
と言われてしまいました(笑)
僕にとってオアシスの様なお店なのでいつまでも頑張って頂きたいですね。


そして14年前まで住んでいた益田市に到着・・・ここまで走ってもまだ全体の半分も走っていません。
昔の同業者を表敬訪問・・・
昔の知り合いが2人も亡くなっておられてショックでした・・・14年ぶりだからな〜いろいろ有ります。
その後Y君と言う友人のお店に・・・なによりも元気そうだったし、あの当時はまだ未婚だった彼に男の子が2人・・・FBでは見ていたけど時代が進んでゆくのがわかりますね〜。

その益田市の我が家が有った所・・・更地になっていまして今日は隣の畑だった所に建物が建てられていました。
車やクレーンが止まっている所が我が家だった所です。

益田市のサティだったお店もイオンになっています・・・その前お店も建て替えになっていますね。

次男が通っていた天使幼稚園・・・
園庭に私が寄付した桜の木が・・・無くなっていました。
枯れちゃったのかな??
Y君の奥さんに聞いたらわかるのかな??

そして一路九州を目指して
この料金所は?
はい!ここが九州の入り口です
関門海峡トンネルの料金所でして軽自動車は100円です
お金が要るんですね・・・初めて通りましたよ(笑)
特に変わった事は有りません最初は下がってゆきましてその後上がってゆくタダのトンネルです・・・あ〜タダじゃ有りません有料です100円です(笑)

臨時ナンバーを付けていたので普通車の料金をとられかけました・・・軽トラですって言って軽料金にしてもらったのは内緒ですよ。
トンネル料金を値切った(!?)のは私だけではないかと(笑)

そして最寄りの道の駅にて朝まで爆睡(軽トラの中でですよ)
朝起床しますと霧が出ていました


今回は中古で買ったナビが良い仕事をしてくれましたよ。
ただ山の中で1カ所変な指示をしてくれて真っ暗な中斜め右に・・・と言うので指示に従ったらよその会社の庭に入ってしまいました、誰もいなかったのでまあ良かったのですが危ない所でした。


朝一番で落札者様に納車させて頂き大分まで送って頂きました。
途中に寄ったのがこの原尻の滝でした。


小さなナイヤガラの滝という感じでして
本物よりはかなり小さいですがそれでも水煙が上がっているのを見ますとなかなかの物でしたよ。


そして夕方自宅に戻りました。
最初の写真で九州新幹線「さくら」の画像を出しましたがこれは納車の帰りに乗ったものなんですよ。

なので本日は製作が進んでおりません・・・一応責任が果たせたので明日からまた心機一転製作を頑張りましょう。

Rotarex 1/43 Ferrari250LM No.23 LM1965

2016-07-20 21:43:49 | 最近手に入れたキットのご紹介
すこし前にFerrari288GTOをご紹介致しましたがあのキットと一緒に売りに出されていた物で同時に購入致しました。
たしかRotarexのキットはもう一つ他の車種を持っていたはずなのですが・・・ちょっと思い出せません(笑)
250GTOの1964年だったかな〜?

ミニカーショップコジマさんがまだ五反田に有った頃このキットを一度見ていましたがその時は他のキットが目当てだったので買いませんでした、と言うかお金が足らなかったので買えなかったというのが正しいかもしれませんね(笑)今でもそうですが決して潤沢な資金を持っている訳では有りませんからね。
何ヶ月後かに再訪問した時はもう既に売れてしまっていましたね。
無くなると欲しくなるのは誰しも同じ事でして・・・
特に250LMは私個人の考えで言うと良いキットが無いのです。
250LMと言えばメイクアップのスーペリアはもう手の届かない所に行ってしまっていますし、フィーリング43のキットは持っていますがどうもボディはBBRの原型かな?って感じですし。
BBRのキットはヤフオクにたまに出ますけど結構高価になったりしますね。
AMRですと普通の250LMは意外と無いのですファーストバックになったロードカー仕様の車や最初のプロトタイプはキット化されていますが普通の仕様の物はBAM/AMRという少し初期にモデル化された物が有るだけなんですね・・・
他のAMR系ではアネシーが2〜3種類出していますがボディはレジン製で原型はひょっとしたらAMRでは無いかもしれません、形状は少し粗い感じがしますね。
まあ1/43のキットという事になりますと原型の作り手もキットを組立てる方の作り手も独特の印象という物が有りましてどのキットが一番と言うこだわりが有るのかもしれませんね、まあそれはそれで良いのですがキットを作る上で現在選択肢が非常に狭くなっているのも事実ですね。
今回このキットを入手出来たのは幸運だったのかもしれません・・・これで一同に並べて比較して見る事が出来るからです。
外箱は少々汚れが有りますがこれはラッカーでも飛んだんでしょうか・・・!?
僕自身は外箱の汚れなど一向に気にしません中身が大事なんですよ(笑)

キットはこの様な構成になっています、ボディだけはレジン製、シャーシやバルクヘッド/シートなどはホワイトメタル製で重量感有る仕上がりを予見させますね。
パーツは少なめと言うか最小限で最大限の表現を考えられている感じです。

ボディはこんな感じです
4つのフェンダーの上側には薄らと峰が表現されています、ウレタンで仕上げるならもう少し強調しておいた方が良いのかもしれませんが・・・
ボディの形状はなかなか良いのではないでしょうか・・・
ライトに透明のカバーが付くボディの表現はなかなか難しい物が有ります。
実車の場合車によってこのカバーが付く為のカバーの厚みをクリアーする段が付いている物と付いていない物が有るのです
実車に段が有る物はこの250LMの様に段を付けておいて欲しいですね、一方実車に無い物にこの段を付けてしまいますとライト自体が大きく見えてしまいましてライト自体が大きく見えてしまうのです。
実車がどちらの構造か良く観察して作るのが良いのではないかと思います。

このキットのホイールは組立て式なんですね
エッチングのスポークに挽き物のリムの組み合わせですが・・・僕はこれを組立てるのが嫌いなんです。
などと書きますとエ〜ッ?とか思われるかもしれませんが、以前にタメオの340メキシコを作った時にもホイールが組立て式でしてね・・・余り奇麗に出来なかったのです。
と言うかスポークのエッチングは細くて良い感じなのに作ってみますと実はそうでもない・・・このギャップが何ともがっかりする所以ですね。
いくらエッチングのスポークが限界的に細くて良い物でもやはり線を張ったスポークには敵わない事を知っているからなのです。
僕ならこのスポークは0.1mmの線で張り直しをしますね〜。

そして形状はまずまずなんだけど・・・シートが3脚なんてちょっと変ですよね(笑)
でもこれはパックミスではないのです、ミニカーショップコジマさんからのプレゼントという事ですね・・・(笑)


最終組み立てVer.9

2016-07-19 21:55:09 | Nissan Silvia S15
今日も山陰は良い天気でした。
日が射すと少し暑かったですが風は涼しく、風が有る所では過ごしやすかったんじゃないでしょうか!?

定休日だったので先日工務店さんに作って頂いた玄関のドアの風よけを塗っておきました。
色は他の木部と同じカラーでバトンのパインカラーです。
イメージを統一した方が良いのかな・・・と思いましてね。

昨日遅くなってホイールの原型が届きました、と同時にメイクアップさんのハンドメイド完成品用の紙箱とケースも一緒です。
今回のシルビアS15と次のフォードAタイプホットロッドを納める為の物ですね。
この箱に負けない物を作らなければ・・・と気が引き締まりますね。

送ってきてくれたホイールのスポークを観察しています、やっぱり真鍮の削り出しの原型は綺麗ですね〜。
さすがにデジタルの仕事です。

でもよ〜く見ますと
・・・・・・ん〜!?
雰囲気が違うのがわかりますか?
私は見逃さないのだ!(笑)

ホイールの画像を検索してみますと同じ様な・・・でも少しずつ違う画像を幾つか発見する事が出来ます。
ちなみに今回製作中のホイールに雰囲気が近いのがこの画像のホイールです。
ホイールのエアバルブが付く部分にも一段有りますよね・・・上の画像と比較して頂きますとよくわかるのではないでしょうか?
スポークとスポークの間に一段リムが有るのがおわかりでしょうか?
これが有るのと無いのでは雰囲気が違って見えるのです。
この一段が無いとスポークが長く見えてしまうのですね・・・。

スポークの形状が残念ながら違ってしまったのですがこの原型をボツにしてしまうのは惜しい位良く出来ていますからここからはアナログモデリングで何とかしてみましょう。
このスポークの奥側のリムは旋盤で作らなければなりませんからこの部分と一体で挽きものを作ります。

バラバラですとわかり難かったですね、旋盤で削った時に出来るカエリの部分をペーパーで軽く削り落としましてスポークの部分と重ねてみましょう・・・
如何です?
雰囲気が似て来たのではないですか??

このホイールですが画像検索をしていて気が付いたのですがスポークの形状やリムの形状が色々な物が存在するんですね。
スポークはオフセットの問題で反り返った物等も有りますし真っ直ぐな物も有ります。
リムの部分もエッジが一段立ったもの・・・下の画像参照

斜めに削っただけの物・・・下の画像参照

では今回製作中の車は・・・と言いますと。
最初の物と同じ形状の様ですね。

スポーク部分よりも内側のリムは先程完成致しましたが、今度はリムよりも外側の部分を作ります。
旋盤で削っています・・・

計算ではスポークの部分よりも1.5mm程厚みの有るリムを作れば良いはずですが・・・
仮に組み立ててみますとスポークが思ったよりも奥に入ってしまいますね。
これはこれで格好良いのですが・・・

実車はスポークがそんなに奥に入っていないのですオフセット的にはFF用に近い感じですね。

それなら・・・と言う事で幅を1.1mmの物を作ってみました。
そちらがこれになります・・・雰囲気はこちらの方が良さそうですね〜。

そしてタイヤも仮組してみました。
如何でしょうかね〜
格好よく見えるのは私だけでしょうか?

雰囲気の確認も出来ましたので次はホイールの内側を削っておきます。
ここはほとんど見えないのですが一応ホイールのリムを再現しておかなければなりませんね。



・・・・こんな事をしている間にシルビアS15用のエッチング板が届きました。

結構な枚数が有りますから将来的にWIT'S 1/43 ニッサン シルビア(S15) を塗り替え等される予定が有る方の為にエッチングを少々販売致しますエッチング1台分でウインドウモール標準の大きさと少し小さいもの及びエンブレムが付属しています。
この完成品はエンブレムがデカールですので塗装を落としますと再利用が出来ませんのでこのエッチングを利用してエンブレムを再現する事になります。限定10セットで1セットが1000円(郵便にて発送が可能です)
ご希望の方はコメント欄にてメールアドレスを入れてご連絡下さい、非公開にてご返事申し上げます。

最終組立てVer.8

2016-07-18 20:53:12 | Nissan Silvia S15
今日は午前中に梅雨明けだったらしく・・・しかし完全に空梅雨ですね。
山陰は・・・いや島根はほとんど雨が降っていませんから夏の水不足が心配ですね。
梅雨明け前にはだいたいどしゃ降りで大変な量の雨が降る物と思っていましたが今年はほぼ降っていません。
夜の間に降って昼間は曇り空・・・何て言う事が多かったです。
外の作業は出来ますので助かりますが・・・芝生も畑も水が少なめだったです。
今年はマルチシートを張って除草をしながら作物を栽培していますがこのマルチシートは畑の水分の蒸発も防いでくれますから水が少なめでも作物は大きく育ちます、そう言う意味では良かったのかもしれません。

さて昨日作ったサイドバイザーですが、塗装が乾きましたのでボディへの取り付けを行ないました
と言ってもゴム系接着剤のクリアボンドで取付けます。
はみ出た接着剤はエナメルシンナーで拭き取っておきます。

バイザーはこの様に外に向かって斜め下にひさしの様に出ていないといけないのです。
この斜めに付けるというのが難しいのですよ・・・。
実車のバイザーも少し斜めに付いているのです・・・まあそうでないとバイザーの役目をしないですからね。


いよいよ残りに仕事が少なくなりました・・・
現状では残りの仕事はフロントフェンダー後側に付くウインカーを作るくらいでしょうか・・・
ここも完成品のミニカーではボディと一体の造形でオレンジに塗り分けてあるだけでしたので原型の時点で削り取っておきました。
位置がわからなくなりますと困りますので目印に0.4mmのキリで穴を開けておきました。
ウインカーのレンズを作る為にはアクリルのクリアーオレンジの物をカットして削ります。
左右を同型に作るにはアクリル板を必要な大きさに削っておきましてナイフで輪切りにします。

ナイフで輪切りにしただけでは厚みがまだ厚過ぎますからペーパーで擦って薄く仕上げます・・・
0.2〜3mm程が良いですね〜。

削ったウインカーをピンセットで挟んでみますとこの薄さです。
実車では若干厚みが見える程度なのでこれ位で十分ではないかと思います・・・。
例えばこの部品を作る方法としては塩ビ板の0.2mmをデザインナイフでカットして作る方法も有りますがそれでも何となく厚みの有る物をザクザク削って作るのを良しとしますが・・・もうこれは完全に自己満足の塊かもしれませんね。

作ったウインカーに塗装をします
裏側になる部分に反射板を兼ねてシルバーを筆塗りします。
これはボディ側に0.4mmの穴が位置合わせの為にあいていると書きましたが裏側にシルバーが塗ってない場合はこの穴が見えてしまうからですね。

そして表側にクリアーオレンジを塗っておきます・・・
クリアーオレンジのアクリル板を削ったのだからオレンジは無塗装でいけるのではないかと思われるかもしれませんが・・・
これだけ厚みを薄くしてしまいますとオレンジ色が薄くなってしまうのです・・・理由は当然わかりますよね(笑)
この厚みでオレンジ色を意識させる為には色を濃くしてやる必要が有るのです・・・これはクリアー系のアクリル板だからなんですね。
透明感の無いアクリルならこんな必要は無いのですが・・・。


と言う事でウインカーを取付けてみましたよ・・・。
まあ取付けは難しい事じゃないですねエポキシ系の接着剤で一発取り付けです(笑)



ホイールの制作は部品の到着が夕方になってしまったので明日に順延です・・・明日にはエッチングも着ますし・・・楽しみですね。
問題は定休日の明日、作る時間が有るかどうかですね〜(笑)

最終組み立てVer.7

2016-07-17 22:23:58 | Nissan Silvia S15
今日の天気予報は昨夜の夜中に降った雨のせいで60%の降水確率だったのですが朝から夕方までは実に良い天気でした。
少し蒸し暑い状態では有りましたが概ね過ごしやすい・・・
とは言っても部屋の中はエアコンは必須ですが。

午前中はブルーベリーの収穫で2時間、生姜畑の草取りとトマトの収穫で1時間・・・これで十分お昼になってしまいます。
また本日はお昼に団体さんのご予約を頂いていましたので配膳の手伝いを要請されました・・・洗い物付きですね。

2時を過ぎた辺りからやっと製作に移れました。
今日は難題のドアバイザーを作らなければなりませんね・・・作った事があまり無いので気が重いです。
キャロル360の時にも作りましたがあれはまだ形状が単純だったのでそう苦労は無かったですね、しかし今回はそうは行かないのです。
マスキングテープを使って型取りをして形状を検討します。
バイザーですから半透明な素材で作られていますので今回は素材を0.2mmの塩ビ板を使用します。
型取りをしたマスキングテープの形状のままに素材を切り出しても庇の様な形状のバイザーは出来ないのです。
バイザーの角度を決めるのがなかなか難しく何度もやり直しをしました。
最初カットはデザインナイフを使って型紙を元にカットしていましたがなかなか綺麗に切れないので最終的にはコンパスカッターを使っています、何度かなぞる様にカットしてゆきますと綺麗に切る事が出来ます。

そして少し指でしごいてRを付けてみます。
何度かやってみますと窓枠と合いそうなラインが出て来ましてちょとホッとします(笑)
まだ透明なので何となくでしか無いのですが・・・

クリアーラッカーにブラックを混ぜてスモークブラックを作ります。
透明度が低過ぎても高過ぎても良く無いのでこれがなかなか難しいのです。
しかも塗る時のシンナーの入れ具合で塗膜の厚みも変わって来ますからいよいよ難しいです。
その上にシンナーを入れ過ぎますと塗料がエッジに寄ってしまいますのでエッジと中央部分の濃さが変わって来ますから始末が悪いですね。ミストにして塗る事数回で何とか理想のスモーク具合になりました。
このまま乾燥させましょう。

塗料の寄りを恐れてミストで塗っていますから塗膜の表面が艶がないのです、ここにラッカークリアーを塗れば艶が戻ると思われるかもしれませんがそれでは今度スモークブラックがラッカークリアーの塗料で溶けてしまいエッジに寄ってしまうのです。
それでは良く無いですからこの上にウレタンクリアーを塗りました。
何時もならここで乾燥機を動かして温度を上げて硬化を促進させるのですがここで温度を上げますと曲げてあるRが変わってしまう恐れが有りますからね・・・ここは通常の温度で時間をかけて硬化させます。
と言う事で取り付けは明日の作業になってしまいました。


明日はホイールのマスターが届くはずなのでホイールのリムを旋盤で削りましてホイールを作る予定です。
明後日にはエッチングも届きますので完成が近くなりましたね〜。