Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

最終組み立てVer.3

2017-06-11 21:27:51 | OM Superba 1927
The person who hopes for the English version click this, please.

本日の山陰は雨の予報が出ていたのに・・・しかも午前中は80%!?
これは降るだろうと思っていたのですが・・・ちっとも降らないのです。
空の雲は結構黒いんですけどね〜結局夕方まで一滴も降らず。

制作をしておりますといろいろなことがありまして、ウレタンクリアーを塗っていますと予定外に多めに残ったりすることがあります。
ちょっと大きめのものを塗ったら紙コップに1/3ほど残ってしまいましたので何か塗るものはないのかな〜と考えていましたが、ちょっと閃きました。
先日サバンナRXー7(SA22C)が戻って来たことは書きましたが、テールレンズが劣化して艶がない状態になっていたことを思い出しました。
早速外して来たのがこの下の画像ですね。
全く艶がないのがよくわかりますね。

劣化したレンズ表面にペーパーをかけます
400〜600番くらいでしょうか・・・そしてミッチャクロンをさらっと塗って乾燥させておきます。

ここでウレタンクリアーを塗っています
ただレンズ表面には多少傷もありますから何度か塗ってから中研ぎを入れて表面をなるべく綺麗に仕上げたいのです、そのためにはある程度厚みをつけて塗らなければならないので2〜3回重ねています。

最後にもう一度綺麗に塗りまして仕上げました・・・
まあ完璧ではないですが・・・最初の曇ったレンズよりも良いじゃないでしょうか〜!?


さて余談はこれくらいにしまして本業です
さて謎の多いOMのフロントサスペンションですが
左右のタイヤをリンクするロッドがよくわからないのです、どこの写真を見ても綺麗に写っていないのです。
でも理論上ないとダメなので真鍮線を使って作っておきました。

そしてボディの右サイドから出てくるステアリングロッドを右タイヤに伝えるためのロッドを作っておきます。
この部分のパーツはブガッティなどですとなかなか綺麗にデザインされた部品が使われたりしていますが今回制作しているOMではもっとシンプルな感じだったので形状もシンプルにしておきました。

次はブレーキです
この時代のブレーキは機械式なのですが・・・これもまたOMのNo.14では実車写真に写っていないのですが、No.13にはしっかり写っているので見えない部分についているだろうと言う想像で取り付けておきました。
ドラムの裏側の真鍮色をした部品がそれですね・・・

次はエンジンブロックですね
この車はフルディティールではないのでエンジンブロックは不要なのですが、ボンネットのスリットが抜けていますので中に何か入れておかないと向こう側のスリットから光が入っているのが見えてしまいます。
ちょうどこの部分にボディを展示ベースに止めるためのビスが付くのでビスが当たらないように中央に穴が空いているようなブロックを作って見ました。

ビスやナットを避けるようにブロックの内部を削りましてシャーシに取り付けて見ました
まあ何かあるな〜くらいの感じで十分なんですよね。

シャーシ側は接着中なので触れませんから、ボディの方を進めます。
ボディにグリルを接着しました
セミグロスのボディにクロームのグリルがつきますと一層良い感じですね。

ボディが接着中なので次はシャーシ側ですね
シフトレバーを取り付けております。
シフトノブの色はよくわからないのですがここは一般的に黒い樹脂製ということでグロスブラックで塗っています。


明日はボディとシャーシがドッキング出来るかな?
メーターパネルも作らなければなりませんね・・・

最終組立てVer.2

2017-06-10 20:16:17 | OM Superba 1927
The person who hopes for the English version click this, please.

本日は雨が降ると予報が出ていた様な気がしましたので、朝から畑の最後のニンニクを収穫しました。
最後のニンニクはジャンボニンニクなのでかなり大きな物を収穫しました。
普通サイズの物が4個分くらいは有るでしょうか・・・しかしニンニクとして使いますと少し大味で風味が少ない様に感じますが・・・どんな物でしょうか?
そして先日タマネギを収穫してザックリ耕しておいた畑と共に耕耘機をかけておきました
今年の勝負野菜の「オクラ」の為の畑の準備を完了しました(笑)
何しろ4個のポットが有りますからね〜これを全部植えなければなりませんから広さも結構必要なのです。
・・・午後からは雨がふるのかな??と思っていましたが夕方までの時点で雲は厚くなりましたがまだ降っていません。

さて本日はすんなりと制作を始める事が出来ました。
本日もOMの最終組立てを行ないます。
最初はスペアタイヤからですかね・・・
スペアタイヤのラックにタイヤを接着しまして作って置いた皮風に見える金属バンドを使い上側から接着してゆきます
接着剤がエポキシ系なので1ヶ所接着しますと15分位は触る事が出来ませんから1時間に4箇所くらいしか接着出来ません・・・まだ最初は色々な部分が有るので良いのですが組立てが進んでゆきますと手待ちの状態になる事もしばしばです。

次は上から下がって来た革ベルトに下側から斜めに2本のベルトが付きます
このベルトですが同じOMチームから同時に出走したカーナンバー12と13そして製作中の14とはスペアタイヤの止め方が違っています。
12と13は3本の別々なベルトを使いましてタイヤからスポークの間を通して3ヶ所で止めています。
14番だけはこんな風に3箇所から中央のリングを目指して革ベルトを通しています。

3本のベルトですが各ベルトはそれぞれ長さが調整出来る様になっていましてその部分には金属製の金具が付いていますので0.3mmの洋白線からこの金具を作ってみました。
上の写真とあまり違いが無いのですがよく見て頂きますと金具が付けてありますでしょ?これだけで随分雰囲気が良くなりますね。

取付けた金具はこの様にカタカナのコの様に曲げましてカットした物です。
単純な物ですがなかなか良い感じになりますね。

次はタイヤホイールを取付けます。
シャーシにタイヤ/ホイールを取付けますと一段と組立てが進んだ事が実感出来ますね。
いつもの様にタイヤ/ホイールが斜めにならない様にスチールブロックに挟んで接着しますが、ちょっと気をつけなければならない事があります。
このワイヤーホイールの中央部分はスピナーを取付ける為に少しリムよりも出っ張っていますのでスチールブロックに0.5mmのプラ板を両面テープで貼りまして出っ張った部分を避けてスチールブロックがタイヤ/ホイールを支えられる様にしております。

タイヤホイールを接着中はシャーシを触れないので他の事をしましょう・・・
そうだ!ラジエターグリルにメッキを施さなければなりませんね。
仮組時に真鍮の無垢材から削り出したラジエターグリルをリューターでバフ掛けしましてピカピカに仕上げておきます。

そして裏側の接着面になる部分に銅線をハンダ付けします。
この銅線はマイナス側の電気をラジエターグリルに伝える為の配線にもなります。
電気がきちんと流れる様にしっかりとハンダ付けをしておきましょう

そしてメッキ液の中に・・・いえいえ、その前に専用のクリーナーの中に付けて古歯ブラシで洗います
余分なゴミを落とすのは当たり前ですが油分が付いていますとメッキが綺麗に乗らないのです・・・この部分は塗装も同じ事ですね。
そしてメッキ液に浸けて通電します。

僅か1分程でこれだけ綺麗なメッキが完了ですね。

次はラジエターの熱交換器部分にエッチングで作ったパーツを接着しました
縦のモールドが良いか横のモールドが良いのか若干悩みますが上側から熱いお湯が入り下側に行くまでに冷却されてまたエンジンに戻ってゆくというサイクルを考えまして縦のモールドに致しました。

先日作ったOMのラジェターのマークを接着しました
なかなか雰囲気がよろしいじゃないですか」!!

続きましてリアタイヤ・ホイールも装着して見ました・・・
シャーシだけゴロッと机の上にあるだけでは雰囲気がわからないですが4輪が付いて着地しますと急に車らしく見えてくるから不思議ですね(笑)

続きましてボディ側の組み立てです
何を先につけようか少々迷いましたが、とりあえず何も他に影響が少ないボンネットヒンジを取り付けました。
そういえばこの車はボンネットのストラップがないですね・・・クラシックカーと言いますと定番なのですが・・・(?)


明日もどんどん組み立てを進めますよ!お楽しみに〜!

雑用少々とOMの最終組み立てVer.1

2017-06-09 22:21:36 | OM Superba 1927
The person who hopes for the English version click this, please.

本日の山陰は朝から天気が良く、天気予報によれば大変気温が上がるという予報が出ていました。
予報通り本日はお昼ごろなりますとかなり暑かったですね
本日は家内が安来商工会議所の婦人部の会合のためにお出かけだったので必然的に私が厨房係になってしまいます。
平日としては結構忙しく、またアトリエの方にもご来店が結構ありまして厨房とアトリエを行ったり来たりでしたね。

家内がいないと開店までの準備も私がやっておかなければならない比率もかなり大きくなって来ます。
テラスや花壇は言うに及ばず畑や先日種を蒔き直したオクラの苗床にも水をたっぷりやります。
そんな中テラスの植木鉢に潅水していたら小さな虫がいるのに気がつきました・・・
何とカマキリの赤ちゃんが狩をしていました・・・小さいのにね〜一人前の格好だけはしています、何だか楽しくなりました(笑)

午前中に少しとランチタイムを過ぎてからは私の本業の時間です
本日はこれを作って見ました
この小さな部品はポケールの1/8のF40だったかな??リアウインドウを止めている部品らしいのですが一つだけ無くなってしまったらしく作って欲しいということで部品をお預かりしたものです。直径は3.4mmほどですね

旋盤を使って真鍮の丸棒を削っています
まずは大まかな大きさになる様に削っています

右側は削った真鍮の丸棒です、左の黒いのが純正部品です。
大きさや形状はまだまだ微調整が必要ですね。

一旦切り離してからリューターにくわえておいて大きさや形状を微調整いたします。
色が違いますと大きさが違ってみ見えますから注意が必要ですね。

最後に塗装をしています
艶具合を調整するためにセミグロスのクリアーを塗って艶も微調整ですね。
小さいので比較するのが難しいですね〜。

OMの最終組み立てを始めます
まずはリアサスペンションからですね
フットスペースの部分のカバーも取り付けておきます・・・というのもこのカバーの止めの部分はプロペラシャフトの固定も兼ねていますからこの時点で接着しておく方が強度的には良いですからね。

リアのリーフスプリングも仮組みしておきます。
サスペンションやリアのホーシングなども全部ボディカラーというのも私の作品の中では珍しいと思いますが、この年代の車では結構有った様ですね。

ブレーキドラムも取り付けました。
このドラムもひょっとしたらボディカラーか?と思ったのですが実車の写真を見ますとどうもボディカラーとは少し濃さが違いまして・・・
あ〜説明していたかどうかわかりませんが
この時代の写真は全てモノクロ写真なので色はボディカラーと比較して濃いのか薄いのか薄かったとしたら何色なのか想像しながら作っていかなければならないのです。
そう言う意味では結構楽しいですね、色の濃さだけを見て模型映えをするのはどんな色なのか考えるのですから面白くないはずがない・・・

左右のドラムとリーフスプリングがつくとなかなか感じがいいですね。


OMの最終組み立ても始まりましたがまだまだ追加したりあらたく作らなければならない部品もありますからどんどんピッチを上げて作ってゆきましょう。

新しいカテゴリーを追加しました Kawasaki Zephyr 750

2017-06-08 19:39:17 | Kawasaki Zephyr750
The person who hopes for the English version click this, please.

本日の山陰は午前中は曇りで今にも雨が降りそうだったのですが、一滴も降る事は有りませんでした。
畑の方は一段落していますので本日は大変気になっていたガレージの中の片付けを行ないました。
大きな倉庫なのですが大きければ大きい程色々な物を入れっぱなしになっていましてゴミで捨てる物とまだ役に立ちそうなので残しておく物と分けて整理整頓しました。
少し崩れていた薪も積み直しまして軽自動車一台分空きましたので本日から軽トラックがガレージの中に戻ってきました。
というのも息子の車が来てからその後サバンナRX-7が戻って来たりしましたのでさすがに狭くなって軽トラックは当分の間外においていたのです。
入梅という事も有りましてこれからは雨が続きますからいつも使わない軽トラックも屋根の下に入れておきたかったのです。
お陰でいつにも増してクタクタです。

さてここからは仕事です。
プロのモデラーという事になりますと色々な制作依頼を頂きます、本日も修理のF-1がゆうパックで当方に向かっています。
それとは別に昨日カテゴリーを追加しておいたのですが気が付かれた方はいらっしゃるかな??
そうなんです新しいカテゴリーに追加したのは2輪なんですね・・・2輪と言いますと・・・古いモデルですが数年前にビンセントブラックシャドウを作った事が有りますのでこれはまだ記憶に新しいでしょう、今度の制作はバイクなんですがメタルキットでは無くプラモデルベースでの製作になります。
しかも比較的新しいモデルです。
ご依頼が有れば新しくても古くても作ります、まあ何でもと言っても2輪か4輪が守備範囲なんですけどね。
実車のオーナーさんからのご依頼で珍しく地元の方です
しかも美人の女性ライダーさんからなんですね〜。
実車を見せて頂いたのはもう随分前になりますがこんな感じですよ
(地元の方の物なのでどなたのかわかると困るから画像処理をしています)

ベースにしたのはこのキットですアオシマ1/12Kawasaki Zephyrです
このキットは実はピッタリのキットではないのです
この模型はKawasaki Zephyr400をモデル化した物で750とは少し違います・・・と言うかかなり違います。

実はご依頼を頂いてから資料を色々準備しますがその準備の中で当時のカタログとパーツリストを入手する事が出来ました。
カタログはこちらです・・・

パーツリストはこれですね・・・

カタログのエンジンの後側のフレームをご覧下さい
750の方はパイプフレームが回り込んだ部分にリアのスイングアームの取り付け部が有りますね。
一方プラモデルの方は
スイングアームの取付け部分が鋳物の角形になっています。
しかも複雑なリブが付けられています

まず最初の作業はこのフレーム後部を丸いパイプフレームに変更します。
余分な部分を切り取って削ります・・・_左右を同時に作業せずに片側ずつ作業をするのは位置関係が左右で狂わない様にする為ですね。
3.0mmのプラスチックの丸棒を使いまして・・・こんな風に・・・
接合部分は1.0mmの真鍮のピンで補強していますので後で外れてしまう恐れは無いと思います。

ここでエンジンもクランクケース部分のみフレームに乗せてみましょう・・・
後側でクランクケースを支える部分が無くなってしまいますのでこの部分は何か考えないといけませんね。

シートの載っている部分のフレームから斜めに先ほど追加したフレームに向けて補強が付いていますがこの角度が少し違うのでサイドカバーを付けてみました
このサイドカバーも400と750では違いますのであくまでも参考という事です。

斜めの補強は真鍮線1.5mmで付けました
何故真鍮線なのかと言いますとここは太さが1.5mm程の物なのですがプラ棒には1.5mmが無いので真鍮線という選択です
これを見ますとプラより金属の方が作りやすいと考えるのは私だけでしょうか?

次は反対側のフレームです・・・この四角な部分をやり直ししなくてはなりません・・・同じ作業を2回繰り返すのはなかなか大変ですね。

斜めに真鍮で作った部分と反対側を接続する補強は位置が変わってしまいますね・・・
影響が無いかどうか検討をしておかなければなりませんね。
ここに付くのはリアフェンダーのインナーカバーですね・・・名前が正しいかどうかわかりませんがリアタイヤが跳ねる泥や水をエンジンの方に飛ばさない様にするカバーですね。

実車もこんな部分に補強が有るか確かめようとパーツリストを持ち出しましたが・・・描いた角度で補強がかぶっていて見えません・・・役に立たないね〜パーツリスト・・・。

再びボディの研磨

2017-06-07 20:01:43 | OM Superba 1927
The person who hopes for the English version click this, please.

本日は定休日の2日目です
天気予報では本日午後から雨が降る予報でしたが、昨夜から雨が降っていまして朝目が覚めた時にはもう結構降っていました。
本日は雨なのでまずは自分の頭を散髪にゆきました・・・
まあ雨なので焦って出勤することもないと考えたわけです

昨日畑を見たら雨が少なかったせいか芋のツルが何本か枯れてまして、この雨なら今枯れたものだけ植え替えておきますとちょうどいいと考えましてツルを20本ほど植えておきました。
ガレージの中を少しだけ片付けましたらお昼になりましたので昼食を食べる為に建物の中に・・・
さてお昼を・・・
と思いましたら何かカサカサと音がします
最初はどこから聞こえて来てるのかわからなかったのでご飯を食べていますと・・・
またカサカサと・・・どうやらストーブの方から聞こえます。
ピンと来たのは昨年も有ったのですがストーブの煙突にスズメが落ちてしまってストーブの中で暴れているのです。
こんな場合いきなりストーブの扉を開けますと煤で真っ黒になったスズメが飛び出して来ましてCafeの白い壁が真っ黒になるのです。
これは今まで経験済みです(笑)
まず煙突の取り付け部分を外してビニール袋で塞ぎます。
そして帳面の扉にも大きめのビニール袋をテーピングして取り付けて腕を入れた途端に逃げないように養生しておきます。
そして手を入れてスズメを捕まえました。
そして頭を軽く撫でてやって窓から放鳥してやりました。
元気に飛び立ってゆきましたから多分大丈夫でしょう・・・恩返しはいらないよ(笑)
大捕り物が終わったら片付けです。
煤が出ていますので掃除機まで総動員です。


さて制作の方はOMのボディ編ですね
昨日最後にセミグロスクリアーを塗っておきましたので様子を見て見ますと
まだ少し研ぎの甘い部分がありまして再び研いで見ました一箇所を研ぎますと他のところまで気になってしまいまして・・・

結果としてあちこち研いでしまいました
特にスリットの脇とかスリットに囲まれている部分が研ぎにくいので甘くなったのでしょう

そして再びセミグロスクリアーを軽く塗っておきました
これで明日まではさわれないですね、ラッカーは完全に乾くまで時間がかかりますからね。