Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

メーターパネルの取り付け

2017-06-16 21:28:33 | OM Superba 1927
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本日の山陰は午前中厚い雲に覆われて曇りの天気でした、山沿いでは朝方結構雨が降ったらしい・・・。
アトリエの周りだけは道路が若干濡れていましたが、さてどれだけ降ったのかな?って感じでした。
午後からは天気が回復して来まして日は当たりますが気温はさほど上がらず過ごしやすかったですね。

今日も最初の仕事は畑仕事からですね。
オクラの残りを30本ほど植えてから花オクラ、そして唐辛子の苗を植えて夏野菜の植え付けを完了しました。
後は雨が降るまでず〜っと水やりですね。
そう思ったのも束の間です
隣の畑のおじさんが黒豆の苗が余ったんだけど植えないか・・・と(笑)
おじさんの甘い誘惑ですね。

本日はメイクアップから新製品が届きました
1/43のスカイラインGTR RBN32ですね。
いつもながらなかなかの出来です。

どなたの注文だったかな・・・
ポルシェ962のホワイトが入荷?


そして本日の話題は「日本は広いな〜、そして世界はもっと広い・・・有る所には有るんですね」というお話です。
先日国内のショップさんにキットを3個注文したのですが・・・
初めてのショップですし・・・それもインターネットのショップですので何か少し怪しい感じだったのです。
値段が異常に安い・・・これは詐欺か?って思っていました

まさかGPファクトリーの日野サムライが3個も有るなんて信じられますか?
カートに入れた時点で3個カートに入れることができました・・・ので3個は有ると表示されている事になります。
そして他の在庫を見てみますとプランXのフェラーリ512Sピニンファリーナが1個だけあります。
如何にも・・・という感じだったのですが代引きも出来ると書いてありますのでちょっと試してみました。
そして数日前に届きました

やっぱり本当の通販サイトだったんですね
しかし、80個ほどしか作られなかった日野サムライのキットが20年以上経過した今、3個もショップさん在庫がある事自体が信じられないですね。
しかも3つで送料と代引き手数料を含めて17000円いかなかったのです。
有難や!有難や!

そして
もう一つ
アネシーのフェラーリ412Pが3つも一度に入手できるとは・・・
このキットですが私が1/43を始めた頃には5万円以上していましてなかなか入手できなかったものです。
このキットは330P4と412Pの2種類のボディと数種類のデカール違いのキットがありましてこの412Pは今回入手した、ものはA~Cまで一度に手に入れることができました。
今回Cだけはどうしてもと言われて友人の元に嫁いで行きましたので写真は2個しかないのですが・・・
いや〜今でも有るところには有りましてチャンスがあれば入手できることもある・・・これもまたご縁かもしれませんね。

またアネシーコレクションが増えました(笑)
キットの内容につきましては日野サムライは以前ご紹介していますので割愛させていただき、その他のキットにつきましては後日ご紹介させていただきます。

さて本日の仕事です
メーターパネルの写真は正しいかそうでないかはわかりませんがこれだけしか有りません。
ここから読み取れるのは真ん中にマグネトーが有ってメーターはホワイトの文字盤のものが3つだけ。
電気関係のスイッチは付いていません。
何やらオイルポンプか?というものは2つ左右に付いていますね。
そして中央下側からリアのブレーキの効くハンドブレーキのレバーが付いていますね。
メッキらしくボディカラーでは無さそうに見えますね。

マグネトーは色々な形状のものがありますが写真が不鮮明で詳細な形状はわかりませんが中央に黒いレバーが出ていてこれでエンジンの点火時期を調整するようになっているようです
とりあえずマグネトーを作ってみました、今はレバーは金属色ですが最終的にはブラックで塗装をする予定です。

昨日制作したメーターパネルの裏側にアニメセルを切ったものを貼り付けました
これがメーターのガラスになるのです、中央の穴はマグネトーが覗くので穴のままですね。

ホワイトメーターは作り置きをしておいた自作デカールのホワイトメーターをカットして貼り付けます
ここで気をつけなければならないのはアニメセルの裏側に表側から見えるようにデカールを貼るわけですから糊のないデカールの表側に木工ボンドを足してから貼り付けておきました。

表側から見ますとこんな風にメーターが見えます
アニメセルがガラスのように見えますから感じがいいですね。

メーターリングを旋盤で挽いて作りました
メーターパネルの穴に綺麗に収まるようにしたいので、まずは旋盤で外径を押さえておきます。
そして中央に穴を開けまして輪切りにします。
そうそう、書いていませんでしたが素材は真鍮素材にして見ました。
というのもカラー写真がないので色がわからないのです・・・ただダッシュボードが洋白なのでここは質感を変えておいた方が感じがいいと思ったのです。

メーターリングを取り付けて見ました
案の定素材が違いますので色が変わっていますからなかなか引き立つように思います。

次はなんだかわからない部品を作ります
オイルポンプ?ライトスイッチ?
ライトくらいしか電気系のスイッチは存在しないと思いますので・・・まあ写真から同じような感じに見えるように作っておきました。

メーターパネルを取り付けて見ました
雰囲気はなかなかかな!?

明日はステアリングシャフトを作って見ましょうかね・・・これがまた結構複雑なものなんですよ(笑)

ダッシュボード作り直し

2017-06-15 21:31:52 | OM Superba 1927
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本日は大変暑かったですね〜
気温は30度近くあったんじゃ無いでしょうかね〜
こんな中ですが午前中は畑で作業をしておりました、詳しくは農業ブログでご覧いただければと思います(笑)

午後からは安来市文化協会の展示の手伝いだったので2時間ほど出かけて来ました。
たまには外に出て外の風に当たらなければなりませんよね〜アトリエにこもりっぱなしでは社会性が無くなってしまいますからね。

夕方外に出ますとこんな雲が出ていました
この雲は長く南から北に向けて続いていました、あまりにも長い雲だったのでカメラの映るう範囲に収まらなく2分割です。
電柱の右と左という感じですね。


多分ですが、黒い帯状の雲の向こうとこちら側で空気の温度が違うのでしょうね
オレンジ色の空の方が暖かい空気が、青い空の方は冷たい空気でそのぶつかった部分に黒い雲ができているのでしょう。
明日は少し涼しくなるらしいですが・・・本当かな?!

さて制作ですが・・・本日ちょっと気が重いです。
一昨日作ったOMのメーターパネルですが、メーターのつく穴の位置が少し違っていました。
それとメータパネルのキサゲ模様ですが少し弱いのです・・・・
と言う事でメーターパネルの作り直しをする事に致しました。
昨日1日開けて考えた結果です。
どうしても気になるのです
再び洋白板を切り出しました。

一昨日と同様にフライス盤を使ってキサゲ模様を入れております。
前回は研磨用の樹脂ビットを使いましたが今回はもっと荒い線を入れたいのでダイヤモンドパウダーを接着したダイヤモンドビットを使っています。
これならもっと荒い線が入るはずですし、樹脂のビットのように磨耗していってキサゲのサイズが大きくなる事も無くて安定した加工ができると思います。

上側が一昨日作ったもの、下側が今回制作したものです。
メーターの穴の位置が変わりますと雰囲気が違って来ますね。
正確かどうかはわかりませんが資料があまり無いので・・・しかし雰囲気は近づけたいと言う矛盾した考えですが。

ボディにメーターパネルを仮組みして見ました
如何でしょう!?
いい感じになりましたね、これなら前に進めます(笑)


これで明日はメーターパネルの細かなディティールを作ることができますね。



1/18 Ferrari512BB LM 1979 BBRベース

2017-06-14 21:44:58 | その他
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本日は定休日の2日目ですね。
まあ定休日でもそうでなくてもほぼ変わりがないような気がします。
本日も朝から畑仕事ですね。
夏野菜の植え付けをしなければらないので忙しい事この上ないですね。
今日はオクラの苗を植えておりました・・・

一昨日から当アトリエのショーケースの中にはF-1モデリングの作例で上村アキヒロさんが作られたマクラーレンMP4/31(エブロプラモデルベース)を展示しております
雑誌の作例の実物を山陰地方で見ることができるなんてことはほぼ無いと思いますのでこのチャンスに興味のある方はお越しください。
この完成品はエブロのプラモデルのテストショットを上村アキヒロさんが作られたものでボディは一切のデカールがなくボディの形状がよくわかるようにフラットブラックに近いグレーで塗られています。
清潔な作り方はご覧になれば参考になると思いますよ・・・
このところコメントを頂いているBooさんは結構興味があるんじゃ無いでしょうか?(笑)
近くにいらっしゃるので是非一度お越しください。


さて先日はレッドブルのRB12を修理しましてお客様にお送りしたのも束の間・・・
新しいご依頼が・・・届きました。

中身はBBR製の1/18 Ferrari512BB なんですが、これをベースにルマンの1979年に走ったNARTのNo.64のマシンを再現してほしいというものです。
実はこのご相談を頂いた時はデカール加工をしてほしいということだったのですがそのまま使えるものが無いということで一度流れた話だったのです。
今回はライン部分はデカールではなく塗装で再現しスポンサーのステッカーなどは自作デカールで作らないといけないかもしれません、その部分を検討して見積もりを起こします。

お客様に送って頂いたのはモデルカーとMFHの1/12のデカール、そしてスタジオ27の1/24のデカールです。
この2枚は参考用ですね・・・


全体のデカールの作り方やら予算を検討しなければなりません、少し時間が必要ですね。

メーターパネルの制作

2017-06-13 20:36:22 | OM Superba 1927
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本日の山陰は梅雨に入ったのが嘘の様に天気が良かったですね。
朝から晴れ渡って気温も低めで木陰で風が吹きますと涼しい位でした。
今日は定休日なので朝の儀式!?で有る部屋の片付けを行ないまして掃除機を掛けておきました。
その後に少し遅くなって出勤です。

今朝、家内に「今日は何するの?」って聞いたら
テラスの掃除をするって言うのでハタと気が付きました。
毎年テラスのウッドデッキを塗り直しているのですが昨年は家内が入院していたので時間が取れずに塗り直しをしていませんでした。
艶もなくなりまして少し劣化が進みそうなので雨の降らない梅雨を逆手に取って塗り直しを急遽実行しました。
これが塗り替え前のウッドデッキです・・・もう艶がなくなっていますね。
2年位塗ってないはずなので・・・

家内が水を流して掃除をしてくれていましたので水分が乾いてから塗りました。
塗料はアサヒペンの油性塗料です。
水性の方が塗るのは楽なのですがやはり耐久性を考えますと油性がベストではないかと思います。
これで1年くらいは大丈夫ですね・・・気温と天気を考えますと良いタイミングだったのではないかと思いますね。


そして本日は良い物を頂きました
ローランドのピグザと言う3Dスキャナーです。
もうだいぶ前の製品でしてローランドもこの製品は扱わなくなってしまったのですが、私にとっては素晴らしい頂き物です。
今ですともっと早くスキャン出来るスキャナーも有るのですが私の所に有る切削機がローランドなのでソフトが共通で使える事が有り難いのです。
「時間がかかりますよ」と元の持ち主のUさんは言われますが・・・島根の片田舎ではなかなかこの製品を見る事は出来ませんしまして無料で頂く事などない訳でして・・・。
時間がかかるのはスケジュールを考えてスキャンしておけば良い訳でして・・・何とかなるだろうという事で頂いてきました。
ただ問題になるのはPCのパフォーマンス位でしょうか??


さて良い事が有った後には仕事も進めなければね・・・
本日はメーターパネルを作ります。
フォードのホットロッドのバルクヘッドを作った時にアルミ板を使ってキサゲ模様の入ったパネルを作りました。
今回のOMもメーターパネルはキサゲ模様が入っているらしい情報をご依頼者の方から頂いておりまして・・・キサゲ模様のメーターパネルを作ろうと思います。
まず素材ですが前回はアルミ板を使ったのですがアルミ独特の少し白い感じの光り方でキサゲ模様が見え難かったかもしれませんね、今回は洋白板を使ってみます。
個人的にはこれの方が雰囲気が良い様な気がしますが・・・まあ取り敢えず作ってみましょう。

私の場合は先に形状を決めます。
複雑な形状なら大きめの板にキサゲを入れておいて切ったり削ったりするのですが、今回は
比較的単純な形状なので先にパネルの形状を決めておきます。

キサゲ模様を入れるのはこれです・・・
研磨剤入りのスティックでして・・・

直径は2.0mmほどありますから少し小さくなるように削っています
削るのはサンドペーパーで簡単に削ることができます

スチールブロックの表面に瞬間接着剤で仮止めしておきましてそれをフライスにセットして研磨開始ですね
スライドテーブルを動かしましてキサゲ模様をつけてゆきます・・・

最後まで模様をつけ終わりました〜!上下左右とも0.8mmずつ移動して模様をつけてゆきますがなかなか時間がかかりますよね(笑)

メーターが付く部分に穴を開けてみました
資料によりますとそんなにたくさんのメーターが並んでいたわけではなさそうなので・・・4つの穴のうちにメーターがつくのは3つだけです。
メーターリングは穴の内側に付けたいので穴自体は少し大きめになっています。



明日はメーターリングを作ってみましょうかね〜。

ミニチャンプス 1/18Red Bull Racing - Tag Heuer RB12

2017-06-12 21:14:08 | その他
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本日の山陰は雲が多いながらもまずまずの天気でした。
こんな日は外で作業をしますと紫外線が多いのではないかな〜!?と思いながらも外で作業が待っています(笑)
この時期必ず訪れるのはカレーの付け合わせのラッキョウの仕込みですね。
当店のカレーの付け合わせのラッキョウは100%自家製で無農薬/無除草剤で育てています。
植え付けは昨年の8月終わりくらいですね〜
収穫は翌年の6月と言う大変に長い期間必要とします。
食べる時には一口で食べるのですが・・・そんな事を感じながら美味しく食べたいですね。
ラッキョウ掘りが半分程終わった所で昨日ウレタンクリアーを塗ったサバンナRX-7のテールランプを取付けておきました。
如何でしょうか?
スッキリ、クッキリしたテールレンズになったでしょ!?
まあ基本的に古い物なので新品同様とは言いませんけどなかなか綺麗になったと思います。


そして本日は午後から安来市文化協会の編集委員会が有りますので超忙しいですね。
仕事も早めね!?(笑)

数日前からご相談を受けていたF-1のミニカーの修理です。
色々打ち合わせをしつつお客様の考えを吸収しての作業になります。
お客様の考えを引きだすのにもなかなか難しいのです、メールでのやり取りではお客様の心の奥底を知る事が難しいのです。
これがわからないと本当の意味でお客様に喜んで頂けない・・・なんでも意思の疎通というのは難しいですね。
私が気が付いていても失礼にならない範囲で(!?)敢えて間違った事を書いてみたり・・・もします。
十分お客様の考えが理解出来たら修理を始めます。
本日の患者さんはこの方・・・
ミニチャンプス製の1/18Red Bull Racing - Tag Heuer RB12です
このミニカーは1750個の限定なんですね、1301個目と言うシリアルが入っています
後で気が付きましたが貴重品なんだ!

今回のお客様のご不満な部分はこのフロントウイングです
前下がりになっているのですが少し角度がきつ過ぎて気になる様なのです。

まず行なうのは展示ベースからの取り外しですね
この展示ベースはレザーの表面にサーキットの舗装が印刷された様な感じになっていましてレザーの裏側には薄いスポンジが入れて有るのか膨らんでいて正確に寸法を採る事が出来ないのです。
ネジは3ヶ所でネジの上には丸く切り抜かれたカッティングシートが貼られています。
この部分は外したままで良いはずなので・・・マスキングテープをベースの裏側に貼ってその部分に丸いシールを貼っておきました。
これなら後でも剥がしやすいはずですし粘着も弱らないでしょう。

車体が外れました
ここで観察するのはビス穴ですね
ビス穴の様子でどんなレジンを使っているのか観察しなければなりません。
穴から少し粉っぽいレジンのカスが出ていますね・・・
これはBBRとかのキットによく使われている粉が入ったレジンの様ですね、このレジンは硬くて脆いので気をつけなければなりませんが事後の収縮が少ないので最近の量産のモデルにはこれを使う場合が多いですね。

アンダーパネルはプラスチック製、フロントウイングもプラスチックの様ですね・・・アンダーパネルやフロントウイングがプラスチック製という事は何か他の物と共用しているのでしょうか?
1750個作った位で金型作ってプラスチック部品を作っても採算が合うのでしょうか??

フロントウイングの裏側はこんな感じです。
組立ては全て瞬間接着剤です
一度組立て中にウイングが外れたのか瞬間接着剤で付け直した後が有ります・・・。
ウイングの角度を変える場合にはここを一度外す必要が有りますが・・・これを外しますとボディのウイングステーやプラスチックのフロントウイングを破損してしまいそうですね。
そうなったらデカールは無いし大変な事になってしまいます・・・と言う事を肝に銘じておきましょう。
修理は一から作る制作よりもハードルが高いのです。

そして計測します
フロントウイングの後側翼端板の下の端で高さが7.5mmほど

前側で5mm程ですね。
2.5mm程後が高い・・・少し前傾という感じにするなら前側を7.0mmほどにしておけば良さそうですね
後はあまり寸法が変わらないと思います、理由はウイングの取付け部分が比較的後側に有りますから相対的に前が下がった感じに取付けられていますね。

いきなり7mm程フロントウイングの前側を持ち上げますと負担が大き過ぎますので取り敢えず6.5mmのスペーサーと言うか治具を作ります。
後側はプラ板を1枚挟んだので下の写真の通り6.9mmですね


皆さんここからどうするのか・・・気になりますよね。
はい、はい、さっさと種明かしですね
取り出しましたのはヘアドライヤーなんですね・・・。
治具を使って固定しておいてからヘアドライヤーで暖めてやりますと・・・レジンのボディが少し曲がってくれるんです。
つまりウイングを外す事無く取付け角度を調整する場合車体がレジンならこんな方法も有るのです。

但し簡単そうに見えていますが・・・時間はかかりますよ。
そしてこの作業では治具がないと左右のウイングがアンバランスな事になってしまいますから治具が如何に大切なのかよくわかります。
私も治具は何度か作り直しております。
フロントの高さが目標通りに6.9mm・・・少し前傾姿勢

反対側も同様に・・・
しかも反対側の翼端板との平行も出ているのがわかりますよね。

ウイングの修正が終わったので車体をベース板に戻そうとしましたらビスがない・・・
いやいや正確には有るのですがこんな建設用の物が使われていたのを見逃していました。
3本のうち1本は板に付いたままだったのでこれで間違いない事を確認しました・・・がそれにしてもこんな凄い物を使わなくても・・・(汗)

全体を見ますとこんな感じです・・・
フロントウイングの翼端板の角度は水平よりもほんの僅か後が高い感じになっています。
これで如何でしょうか?


修理とか調整とかと言いますと分解して再接着という事になりますよね。
今回のように瞬間接着剤で接着されている場合分解しますとデカールが接着剤で持って行かれたりしますし、運が悪ければウイングやボディが破損してしまう事もあります。
そうなったら呼びのデカールが有るわけでもないですから元に戻すのは至難の技です。
ほぼ元に戻る確率はゼロに近くなるのです。
そのモデルの素材や構造を考えてどんな方法がベストなのか考える事も大切な仕事なのです。
今回はこれ以上の修理方法は無かったと思います・・・得意の(!?)切ったり貼ったりをせずに修理をさせていただきました。
明日の午後一番にはお客様の手元に戻ると思います、喜んでくだされば嬉しいですね。