Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

キャストしました

2017-07-27 21:49:43 | Maserati A6 GCS
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昨日は少し涼しかったのでビアガーデンの準備はまだ良かったのですが、今日はまた大変暑くなりましてね。
午前中は昨日の片付けをしなければなりませんでした、いや〜汗をかきかき大変でしたよ。
全てのテーブルとチェアは全て水で洗って乾かします、そのままで仕舞ってしまいますとカビだらけになってしまいます(笑)
最後に芝生の上に散らばっているゴミを箒とチリトリで集めて回りました。
それらの掃除が終わったのはお昼頃でした。

午後からもアレコレしているうちに時間が少なくなってしまいましたがこのビアガーデンが終われば多分ゆっくりと制作に没頭できるはず・・・

京都にお住いのT様から毎年届く暑中見舞いがきました、相変わらずバイクであちらこちらを走っていらっしゃる様子です。
もう結構なお歳のはず・・・息子さんも結構になられるので・・・。
この暑中見舞いも毎年楽しみにしております。
どうか気をつけてツーリングをしていただきたいですね。

昨日シリコンを流していましたタイヤのシリコン型から原型を取り出しています。
まあこれは普通にナイフを使ってシリコンをカットして取り出しますからそんなに難しいものじゃないですね。

原型を取り出しますとこんな感じでタイヤのトレッドパターまで綺麗に取れていますね。
これでうまくタイヤが出来るかな?

これがもう一つのパーツですね。
あまりにも小さすぎて何やらよくわからないですね。

そのよくわからないパーツに透明レジンを流して真空にかけました。
小さな気泡がなかなか抜けないので2〜3度真空をかけてみましたが・・・どうかな?

透明レジンを流した方のシリコン型を拡大してみましたが
・・・わかりますかね。
レンズカットを刻んだライトレンズなのです。
このままうまく固まってくれればヘッドライトのレンズができます
今までバキュームした塩ビ板の裏側にデザインナイフでカットを入れるくらいしか表現方法がなかったのですがエッチングでできた原型を使ってライトレンズがうまく出来るかもしれないのです。
これが上手くいけはマーシャルでもシビエでも小糸でもなんでも作れますね(笑)
ハンドメイドミニカーのヘッドライトレンズの作り方が変わる歴史的な瞬間かも(爆)

そして次はタイヤですね
黒いレジンを使って流してみました・・・トレッドパターンは綺麗に出来るかな??


明日はこれらの脱型です
楽しみですね〜。
上手くいけば良いですがね、私も初めて作っていますので失敗することもありますからね(笑)

タイヤのシリコン型制作

2017-07-26 22:21:41 | Maserati A6 GCS
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本日は安来アサヒほろにが会の例会でして当ガーデンが会場になります。
朝から準備で大忙しです。
なにせ70人くらいのビアガーデンなのですがほぼ一人で準備なので・・・一日仕事になりますね。


それでも午後2時頃には準備完了、夕方にはご近所にお騒がせする旨ご挨拶を兼ねて回りました。

その後に少し制作を進めます。
制作ゼロはダメですからね・・・少しでも進めます。
こんな風に並べて接着しておきまして・・・
こんな作業は全て瞬間接着剤ですよ!

周りを囲っておきましてね・・・
準備完了です

ここでもう一つヘッドライトのエッチングを矢坊主でプレスしまして曲面にしました。
一部瞬間接着剤が付いていましたのでアセトンにつけて洗浄しておきました。

1.0mmのプラの丸棒を使ってこんな風に固定しています。
察しの良い方はすでに気がついておられるはず・・・

それをプラ板の上にこんな風に並べて接着します・・・。

こんなに沢山ですね・・・

タイヤのシリコン型にシリコンを流しました。

そしてもう一つの型にもシリコンを流します・・・
真空にかけていますが単純な形状なのであまり泡が出ませんね。

真空を解除して型を出してみました・・・結構綺麗に気泡が抜けていますね。

タイヤの制作

2017-07-25 21:20:45 | Maserati A6 GCS
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今日も暑いし忙しいし・・・もう大変なことになっちゃっています(笑)
朝起きたらすでに汗をかいていて自分でも汗臭い・・・やだね〜。
加齢臭か?なんて言われています。

この所修理を進めていますがすでに何日も前から次の患者さんが待っています。
こんな方とか

こっちの方も・・・

センチュリードラゴンのモデルなんですが・・・メイクの完成品によく似ているような・・・気がしますが・・・??
ウインドウモールがほぼ全滅ですね。

さてこのところマセラティが進んでないとお嘆きの方も・・・若干1名いらっしゃるでしょう。
でも全くやっていない訳ではなくて時間がかかる部分を少しずつ進めているのです。
ただあまり面白くない・・・かもしれませんのでご紹介を控えております(笑)

実はタイヤなんですが使おうとしていたタイヤがどうしても3個しかなくてその複製作業をおこなっていました。
年代的には1950年代なのでできれば50年代のダンロップのレーシングタイヤ風のものをチョイスしたい所なのですが・・・なかなかいいものがないんですね。
あっても幅が広すぎたり直径が大きすぎたり・・・
一番いいのはメイクアップさんが発売していた250GTO用のGTタイヤのフロント側なんですが・・・手元に3個しかないのです。
3輪車にするわけにはゆかず・・・
仕方がないので少し前に作った自家製のダンロップタイヤの再生産をしてみました・・・
こちらもなぜか3個しかなかったのです。
3個あった原型をシリコンに埋めて・・・一晩放置。


まずは2次原型を作るためにレジンでキャストしておきます。
これもなんども取れる訳ではありません・・・
熱でシリコン型が傷んできましからね〜。

そして綺麗な2次原型はたったのこれだけです。
これをまたシリコンに埋没してシリコン型を作ります。


タイヤを作る作業も時間がかかります。
タイヤがないと最終的に仮組み完了とはゆきませんからね・・・。


タイヤホイールのパッキングです

2017-07-25 09:18:53 | 1/12 Fairlady 432R
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暑い暑いと言いながらもパッキングもしています
まだ全てのパーツが揃った訳ではありませんができるところまで作業を進めておかないといけませんよね〜。
余った時間でパッキングをしておきました。
すでにフロントタイヤ2本とリアタイヤ2本は一つの袋に収まっています。
そうそうエアバルブも入れてあります。


もうちょっとですね〜。
ホイールの予約完了まで秒読み段階になりました・・・残りは4個くらいでしょうか・・・。

HPIレーシングストラトスホイール塗り替え

2017-07-24 21:20:18 | その他
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今日も暑い日でしたね
朝には雨がパラつきましたがすぐに止んでしまいその雨が蒸発して湿気が高く余計に暑く感じた様です、降るならきちんと降って欲しいな・・・。

少し中途半端な時間が出来ましたので
修理を承っていたミニカーのホイールを塗り直しました。
このお客様曰くHpiレーシングのミニカーってホイールの色が良くないらしい・・・
まあ確かにだいぶ前にストラトスを作る時に友人のカミムラさんがHpiのストラトスはなかなかいい出来だと言っていたので試しに買ってみましたが確かにボディは良いけどホイールのゴールドはちょっと色が薄かった様な色味が違う様な・・・気がします。
今回は塗り替えてくれとおっしゃるので分解しました。

確かにこのホイールの色はちょっと味気ないですね・・・何だか僅かにスミ入れがして有る様にも見えるのでそれで余計にそう見えるのかもしれません。
どうですか?そんな感じに見えませんか??

次はロードカーの物ですね
ロードカーの物を見ますとスミ入れがよくわかりますね・・・
ロードカーにはスミ入れは入らないと思うのだけど如何でしょうか?ロードカーでスミ入れして有るとブレーキダストで汚れっぱなしの車の様でなんか嫌だな〜。
確かにボディカラーとのバランスも黄色が薄いので印象が変わって見えますしね・・・

こちらも既にバラバラ・・・
ロードカーの方はアンダーカバーがないので分解も楽ですね。

ミニカーのホイールですが
一応シンナーで油脂類を飛ばしておきます
そしてサフェーサーを塗って下地を整えます・・・この辺りもボディ塗装と同じですね。
省略は無いですよ。

そしてベースにホワイトを塗ってからイエローに・・・
どのイエローを使うのが良いのか少し迷います
現行のクレオスのイエローはやたらに白くてイメージが違います。
ボディがこのカラーなので少し赤みが合った方が良い感じですね。
と言う事でクレオスの旧製品のイエローを出してきまして塗りました、同じイエローでも少し色味が違うのです。

ゴールドの方もサフェーサーを塗ってからクレオスのゴールドに塗り替えです。
ゴールドも実は迷います
ガイヤのゴールドは少しメタリック粒が粗くてギラギラな感じなので却下、クレオスだと金属色のブラスがメタリック粒が細かいので好みなのですがこのカラーは時間が経過しますと塗料自体(塗ってない状態で)色が変わってくる様な気がします、フレッシュな塗料が無かったのでこれも却下。
赤金でもなく青金でもない中間くらいのゴールドを探しますとこれもまたクレオスの旧ゴールドが良い感じだったのでこれで塗りました。
ゴールドの方は上にクリアーをオーバーコートして艶を整えております。

組み立ては基本的にミニカーなので簡単です。
部品点数も少ないのであっという間に元どおりですね。

そして汚れていた透明プラスチックのカバーも磨きまして・・・

いかがでしょうか?
色は良くなったと思いますが・・・・

次はラリー仕様の組み立てですね
このミニカーの一番のウィークポイントはズバリここですね。
わかりますか?

おそらくスチラトスだけではなくて全てのHpiレーシングのミニカーに共通だと思いますがホイールのシャフトを支えるホイールの裏の部分に細かな亀裂が入っています。
これは柔軟性のないプラスチック(劣化の早い・・・物なのかもしれません)に滑り止めをしたスチールの棒を差し込んでいたのでストレスがかかり続けて亀裂が入ってしまうのです。
目に見えない様な微細なものからはっきりと目に見える物まであります。
組み立てはストレスが少なくなる様にスチールシャフトの滑り止めを削り落としまして接着剤を入れて固定しております。
開く力がかからないだけでも良いと思います。

ホイールの色は良くなった気がします・・・

次はバンというメーカーのダイキャストミニカーですね
車種はディノ206GTのロードカーですね。
安めのミニカーらしく取り付ける部品の立て付けが悪くて・・・直してほしいと・・・。
こんなものまで直すのか?と不思議に思われるかもしれませんがお客様にとっては唯一無二の存在なのですから断る理由は見当たらないですね。
運転席側のサイドウインドウが開きっぱなしなのでついでに閉めてほしいらしです。
ハンドメイドで作る場合わざとウインドウを開ける様な表現をすることもあるのですが・・・考えものですね(笑)
まずは分解します
前側のビスはすぐわかりますがこの前側のビスを取っただけでは分解しないのです・・・
後ろはビスが見当たらないのですが・・・。


後ろ側のビスはマフラーの下側でした
2本のピンで留めてあったマフラーを外しましてビスを緩めれば分解できました。
外したボディを見てちょっとびっくり・・・ウインドウのガラスがありません・・・
どこかに落としたのかな?と思って足元を探しますが、全く見当たりません。
落とした音もしなかった様な・・・

何とウインドウはこんな部分に付いていました。

ついに全部がバラバラになりました
お客様のご希望を叶えるためにはここまでバラバラにしないとダメでした。
こんなに予算は取っていなかったのですが・・・

リアバンパーも裏側で焼き留めしてあったのですがグラグラしていましたので一旦取り外してエポキシ系の接着剤でつけ直ししました。
硬化までこんな格好で失礼致します(笑)

前側も同様に・・・
フロントインテークのメッシュも接着剤なしでバンパーで押されて外れないだけと言う合理的な設計ですね。

フロントのマーカーも浮いていましたので一旦外しまして削り合わせてから裏側をホワイトで塗りまして再度取り付けました。

給油口も一旦外してから接着し直しております。
これでバッチリですね・・・
ダイキャストミニカーも組み立て精度を上げてやれば見た目が変わってきます、中国製にそれを求めるのは難しいかもしれませんが・・・組み立て方で良くもなり悪くもなると言う良い見本ですね。