Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ヘッドライト本体の加工とシリコン型の準備

2018-02-16 21:09:43 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は大変良い天気でしたので、久しぶりの畑作業をしました。
でもダメですね〜この頃畑に出てなかったらタマネギの肥料をやったのですが、足は筋肉が悲鳴を上げていますし腰も痛くなってきました。
後3列で完了なのに・・・天気が良かった本日終わらせたかったな〜(笑)
午後からは疲れて眠い事・・・この上無かったです。

明日も天気が良かったら肥料を完了したい所ですね。


さて本日の制作をご紹介してゆきましょう
昨日はヘッドライトのレンズを作りかけていましたね
今日はヘッドライト本体も含めた全体を見てゆきましょう
デイトナのヘッドライトは一番新しい写真でこん感じになっています
但しマーシャルのヘッドライトかどうかは定かでは有りません、当然今付いているライトが当時の物という確証もありません。
当時はスポンサーのデカールが付いていますからマーシャルで間違いないと思うのですが・・・
・・・でよく見て頂きたいのはヘッドライトの周りのリングの部分です
クロームのメッキの部分とその奥側に平坦な部分が見えますねここは本来別の部品でしてクロームの部分はライトを押さえるリング、平坦の部分はそれを車体に止める為の部品なのです。
そしてこのパーツはライトの角度も調節出来る様になっております。

これはランチアストラトスの補助灯の部分(今度の米子市であるEuro Classic Car Meeting in Yonagoのポスター)ですが同じ様な構造になっております
全く同じでは無い事をお断りしておきましょう
何が言いたいのかと言いますと・・・

1/43の場合はここまで再現出来ないのか・・・!?それとも違いをご存じないのか!?
化粧のライトリングの様になっているの場合が極めて多いですね〜残念ながら正しい物をあまり見た事が無い・・・(笑)
例えば実車の場合ですとロータスヨーロッパは化粧リングが有って・・・

それを外すと・・・

外し方の詳細はこちらを参照して下さい
http://minkara.carview.co.jp/userid/957208/car/779550/2750859/note.aspx
レースカーの場合は軽量化や整備性を優先する為に化粧リングを付けていないのです
ですが実際の所この化粧リングを付けている様な状態に見える物が多いのです
右側のヘッドライトがキットの標準品なのですが、これではまるでBMCミニかロータスヨーロッパの様な飾りのライトリングみたいなのです。
厚みも高さも有って実に立派な物=装飾用のライトリングに見えてしまう・・・そこがどうしても我慢ならない部分なんですね(笑)

そこで旋盤を使ってリムをもっと低く薄くついでに取り付けフランジの部分も作ってしまおうという事で削ってみました
新たに取り付け用のフランジを作ろうかとも思いましたがライトのスペースの問題からこの案は却下されてしまいました
如何でしょうスリムで良くなったと思いませんか?ついでにフランジの部分も出来たし・・・

フランジの部分には取り付け用のビス穴も付けています
このビス穴ですが一般的には3ヶ所で止めています
3つのビスは裏側に緩み留めを兼ねたスプリングが入れて有りましてビスを締めたり緩めたりして角度が変えられる様な構造になっています
上下の照射の角度もこれで調整しますから3点で止める場合が多いですね(4点である必要は余り無いのです)

さて昨日作ったレンズですがハイビーム側はこんな感じになりました
本日最初に行なったのは再び旋盤に掛けてライトレンズの外周がライト本体にピッタリ合う様に削った事ですね

そして突っ切りバイトを使って切断します
厚みは1.0mmです
理由は1970年代のマーシャルヘッドライプを見ますとレンズ表面は丸みが有り球形の様に見えますが現在のデイトナの写真を見ますとレンズが少し丸みは有りますが平面になっているのです
今回は平面のレンズにしようという事で少し厚めにカットした次第です
しかし角の部分はペーパーをかけて丸めておきました・・・実車の写真からこの雰囲気に見えるのです

レンズカット面になる裏側も少しペーパーを掛けたらパテが剥げた所が有りまして剥げたのか線の部分は埋まっているのかよくわかりません
この後シリコン型を作るのですがポリパテとシリコンは相性が良く無いので直接接触しますとシリコンが硬化不良を起してしまいます
このパテの状況も確認したいのでここでラッカーサフを塗ってみました・・・
(ウレタンサフはレンズカットを埋めてしまう恐れが有りますのでラッカーです)

どうやら大丈夫そうですね。
レンズカットの溝は綺麗に埋まっています・・・

でもこのままではダメなんです
サフは艶消しなのでこのままシリコン型を作ってしまうと磨りガラスの様なライトレンズになってしまいます
なのでラッカークリアーを塗ります
コンパウンドで磨いても良いですがサフが剥がれると表面の確認が出来なくなってしまうのでここはラッカークリアーですね

テールレンズのキャストの準備です
今回も一発取りですね

こちらはフロントのマーカーレンズです
薄くて長いのでキャストは大変かも・・・一体の型にするとシリコンの無駄が出るので別々の方にしました

こちらはヘッドライトのレンズですね
綺麗なレンズが出来ると報われるのですが・・・(笑)
作ってみるまでわからないのです
良い物が出来なかったらこの数日の苦労は水の泡ですね

いろいろ作らなければなりませんが
ウインドウのモールを作っています
他のは一体のエッチングなのですがフロントは2分割になっています
理由はワイパーの付く部分がボディとは別部品になっているのでウインドウの長さを後で合わせる必要が有ったんですね
長さを合わせてからカットしてハンダ付けしました

下側の両サイドのコーナー部分は角のモールが別部品になっていまして継ぎ目を補強出来る様になっています


明日はシリコン型の制作とウインドウの合わせを行ないましょう
時間が有ったらゼッケン灯の制作まで出来れば良いな〜

ヘッドライトレンズの制作

2018-02-15 21:23:01 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は昨日から引き続き暖かい日が続いております。
中庭の雪ももうすっかり溶けてしまい枯れた芝の色になっております・・・もう春が近づいているのかもしれませんね。
本日の朝はこんな感じでした・・・でもこの後ぐんぐん雪が溶けてゆきまして営業を始める頃には当Cafeの敷地内には雪が見えなくなっていました。
隣接している山の斜面の北側に面した部分にはまだ所々白いものが見えますがこれも今日中には溶けてしまうんじゃないかな〜

出勤して開店前にいつもの様にモーニング珈琲を飲んでいますと見慣れない鳥が居ました
何やら美味しいものが有るらしく何かをついばんで食べている様です・・・
ツルバラの下だからローズヒップ(バラの実)かな?
2羽いて代わる代わるに食べていますね〜多分渡り鳥なんでしょうけど、鳥はよくわからないのです
ジョウビタキという名前を前に教えて頂いたのですがそれよりも一回り大きい様に見えますね。

さて本日の制作ですね
今日はヘッドライトのレンズを作ろうと思っています
ヘッドライトはボディのスポンサーマークに有る様にマーシャルのヘッドライトだと思うのですが困った事にヘッドライトの中央部分に文字やネコのマークが入っています。
レンズの本体は真鍮を削って原型を作りたいのですがさすがにこの文字やマークは手では彫れません
本来ならローランドの切削機で彫れば作れるのですが息子の所に送ってしまったので手元に無い・・・
しかも息子は仕事が忙しいので親の私が余り足を引っ張る訳にもゆかないのです・・・
出来る方法で作るしか有りません
そこで中央のマークの部分は裏面から白いデカールを貼って再現しレンズカットは機械彫りと手彫りの合作にする事に致しました
この方法ならローランドの切削機が無くても作れるはずです
まずはデカールのデータを作っています
縦が2.5mm横が1.9mm程ですね
それの95%と90%の物も作って置きました、印刷してみて一番具合の良いものを使おうという作戦ですね

データを拡大してみますとこんな単純な物です・・・込み入った物を作ってもプリンターの限界がありますから・・・プリンターのせいにしていますが本当は腕が無い(笑)
でも発想力は有ると思います(誰も言ってくれないので自画自賛ってヤツ!・・・笑)

印刷してみました・・・
白いインクなので見え難いですが一応使えそうな物も有ります
後は貼ってみないとねわからないのです・・・

これは最初の印刷で余り良く無かった物です綺麗に出ていないですね。
この後重ね印刷を止めた物は綺麗に出ていました・・・
いつもの様に印刷の補強の為に上からリキッドデカールフィルムを塗っておきました
これを塗っておくと多少擦れても剥がれる事が少ないのです

デカールを作ったのでついでにすっかり忘れていたフロントサイドマーカーに付いている跳ね馬のマークも作って置きました
大きさは縦寸法が3.5mmと3.0mmの2種類です
これも貼ってみて大きさ具合が良い物を使う予定です
ちなみにキットにもこのデカールは付いていますが丸いベースがイエローになっているのでオレンジのマーカーの上には使えないのです
黒い跳ね馬の部分だけカットする訳にもいかないですからね〜。

マーシャルのマークのデカールの下側に印刷しますとデカールが勿体無く無いですよ・・・(笑)
この跳ね馬は2枚マーシャルは4枚しか使いませんからハガキサイズのデカールを使うのは勿体無いじゃないですか・・・

この時点でサイドマーカーと比較してみますまだ大きければもっと小さな物を作らなければなりません・・・
感じとしたら小さい方のデカールで良さそうに感じますね〜

いよいよヘッドライトのレンズの原型を作ります
この数日作っているリフレクターと同じ様にフライスを斜めにセットして縦線を削っています

後は1970年代のマーシャルのヘッドライトの画像を探してレンズカットを手彫りします
印刷した物を良く見ながら雰囲気が近くなる様に・・・

こちらはロービーム側です
レース様の車両にロービームが有ったのかよくわからないのですが一応ロービームとハイビームを作って置きました

そして中央のマーシャルのエンブレムが付く部分はレンズカットが無いのでマスキングしておきました

そしてここにポリパテを盛ります
パテが硬化しないうちにマスキングテープを取り除きパテを硬化させます

表面の余分なパテを削って均します

次はハイビーム側ですね
こちらは少し違いますよ
テープライターのテープをマーシャルのデカールの大きさより少し大きめにカットして原型の部分に貼ります
その周りをマスキング・・・マスキング後にテープライターのテープを剥がしておきます
こうした方が位置が決め易いのです

そしてパテを盛ります・・・これはロービーム側と同じですね

マスキングを外しますと・・・
ロービーム側とマーシャルのデカール位置が違いますよね
これは遠くを真っすぐ照らしたい為に中央の部分が大切なのですが文字やマークが入りますと光軸が分散されてしまうのでマークをずらしていると思います。
この様な位置に有るのでマスキングの位置がずれてしまうと困りますからね〜こんな方法をとってみました

表面の余分なパテを削って平面を出しています

ハイビーム側はこの他にも左右に扇型にレンズカットの無い部分が有りますのでその部分にもマスキングテープを貼ってパテを盛ります
一度にしないのは一度にするとマスキングがずれ易いからですね。

パテを盛って削ります・・・
この部分の作業はマーシャルのデカールの部分と同じですね

最初に書いていませんでしたが
今回のレンズカットはレンズの内側に有りますので左右反転して掘っています
印刷のまま掘ってしまいますと左右が逆になってしまいます・・・つまり右側通行用のレンズという事です。
全く間違いでは無いかもしれません・・・と言うのもレース時には右側通行用を使っていたのか左側通行用を使っていたのか定かではないからですね。
レースでは圧倒的にスピードが速いので左側は左側通行用、右側は右側通行用を使っていたのかもしれません・・・
普通、左側通行用のロービームは少し左側を照らす様な配光になっていますので上記のライトを配置を使えば左右とも広い範囲が照らせます。
眩しいからってレース中に苦情が来るとは思えませんしね〜(笑)

フロントマーカーレンズ手直しです

2018-02-14 19:46:48 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は穏やかに晴れ間が広がっています
お昼頃には中庭の雪もどんどん溶けてきまして枯れた芝生が見えてきました、明日も天気が良いらしいので中庭の雪は無くなるんでしょうね〜。

制作に入る前にちょっとCMを・・・
私の友人が主宰していますEuro Classic Car Meeting in Yonagoが今年4月8日に鳥取県米子市に有ります米子自動車教習所で開催されます
このイベントは自動車学校のイベントに合わせて行なわれるものでして今年で10周年を迎えるそうです
春の暖かない一日を鳥取県米子市で過ごしてみられたら如何でしょうか?

自動車学校内には駐車場が有りませんので近くの米子港駐車場に止められるとシャトルバスが運行していますので大変便利です
私ですか?Cafeの方の予約次第ですね
予約を頂いていて忙しいと参加は出来ないので・・・今の所不明です。
この仕事を始める前には参加していましたけどね〜(笑)なかなか難しいのですよ休日は・・・。

実車のマーカーレンズはこんな感じです・・・
丸い反射板の前側の縁には凹んだ部分が無いのか・・・ただ単に見えないだけか?
後側は凹んでいてその段の部分はテーパー状になっているのか?
などなど色々と考える部分が多いのです

一方模型の方は・・・後側の凹みの部分のテーパーをこだわりますと前側にも溝が出来てしまいます・・・後だけテーパーというのはちょっと難しい訳です
手で削れば大丈夫なんですけどね・・・中に接着する反射板の部分の事を考えると機械加工で正確な形状にする事が必要になってきますしね〜。

テールランプの原型の外側の部分にバフを掛けながら考えました・・・

ウ〜ンどうしましょう!?
やっぱり雰囲気が違うのでやり直しましょう!!

と言う事でハンダゴテで熱をくわえて接着剤を緩めます
ナイフの刃の先で起してやりますと簡単に外れます

裏に重ねた0.2mmの真鍮板にも穴を貫通させました
そして穴にピッタリの真鍮の丸棒を作って1.0mmにスライスしてハンダ付けしました
下の画像はスライスしている所ですね・・・この部品は最初の部品と違いテーパーは付けていません

後側には手加工で少しだけテーパーを付けました
手加工なので前側はテーパーが付いていません、ですから気になる溝も無くなりました・・・やっぱりイメージはこれですよね。

左右とも完成致しました
時間はかかりましたが本日最初の部分まで手戻りした感じですね
回り道だったけど良かった事も有ります
それが次の部品です

またフライスを使って反射板を作っています
リアのランプのレンズにも同じ様なものを作りましたが今回は少し大きめです
でも作り方は同じですね

0.15mmにスライス・・・ここも同じです
裏側はバリが付いていますのでペーパーで綺麗に削ります

レンズの原型に貼付けました
よく見て下さいよ!
裏側に貼っています
実車の場合表側はツルッとしていて綺麗なんですね
この反射板は裏に付いています

今回作り直しをしました
この反射板は穴を空けて真鍮の丸い部品を貫通ハンダ付けしましたので裏からも位置の確認が簡単に出来るのです
なので作った反射板を貼付ける位置も簡単に確認出来ます

次はこれですね・・・
難関のヘッドライトレンズですバキューム部品が付いているだけなのでこれではちょっとね〜他とのバランスがとれないですよね。
この4つで1台分という事なんですけど・・・

レンズカットは?ですね
ただ白く汚れているだけに見えますが・・・恐らくバキュームの型に線を描いた物を使ってバキュームしただけでしょう・・・これではちょっと使えないですよね1/12なのですから。


明日はヘッドライトのレンズの原型を作ってみましょう
巧くいくと良いのですが・・・

キャスト完了です

2018-02-13 21:26:01 | Bugatti Type57SC Atlantic
少し前にBugatti Type57SC Atlanticのボディをキャストするために少々厚みを増す作業をしていましたね
1月23日だったかな!?

キャストが上がって来ました
如何でしょう!?20個ほどキャストしてもらいましたこれは外注になります
この中で5個使って作品を作ります
残りですか?まだ予定はありません(笑)

1個だけ袋から取り出して見ました・・・
なかなか良い感じですね

斜め後ろから・・・

キャストに使った2号車のシャーシにボディを載せて見ました
如何でしょう?
ボディの厚みを多少ました部分が少し当たりましてボディが持ち上がっていますね

ボディの大きさ自体は気になる程縮んではいない様ですね。
まだ詳細に原型と比べた訳じゃないのではっきりとは言えませんが・・・

シャーシを裏から見ますとこんな感じです


デイトナが完成したらミニとこのBugatti Type57SC Atlanticを再開することになるでしょう

フロントサイドマーカーレンズ制作

2018-02-13 21:11:54 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は、午前中は雪の予報でしたがチラチラ降るものの積雪は4cmくらいで先日の雪に比べれば全く問題のない範囲でしたね
午後からは天気も少し回復し晴れ間も見えていました。
先日の雪が凄かったので今回は完全に拍子抜け状態です・・・福井県の方には叱られそうですが・・・。
今朝起床時に結構寒かったからどれ位積っているのだろうと外を見ますが薄らと白くなっているだけだったので・・・思わず目を擦ってしまいました

さて本日も制作開始します
リアのランプのレンズが完成しましたがどうせ一緒にキャストするならフロントのマーカーやヘッドライトのレンズもどうにかしたいものです。
キットではフロントのマーカーはこんなエッチングが付属しているだけでしてこれをこのまま使う気になれません
1/43でもこれは無理ですね
しかも前側の上側の部分は寸法が足りなくて使えない・・・大きいのであれば削って使えるのでまだマシですが・・・

反対側は?と思って当ててみますと左側よりはまだマシですがやっぱり少し足りないのです
これは左右とも作り直しですね〜

0.5mmの真鍮板を切って曲げて削ってこんな感じに作っています・・・
これに色を塗って終わりにはなりませんこれもまた原型を作って透明なレジンを流して作ります
左右で形状が違いますから1個の為に一つの原型を準備しなければならないと言う不経済な事ですがこれは作らないとどうも我慢が出来ません

もう少し丁寧に削り合わせて合わせます・・・もう十分かな?
左右を間違える事は有りませんが一応左右の印を入れておきましょう

問題は左側です
大きく違っていますので合わせるのにも時間がかかります
こちらだけで1時間近くかかってしまいました・・・・ふ〜っ。

このレンズですが内側にスリット模様が有るらしいので内側に例のエッチング板を貼付けます
貼付けると言ってもハンダ付けですけどね

上下の部分にエッチング板が出っ張っていますがこれはどうせ削りますから問題は有りません

左右とも取付けましたがこの時点で一番注意しないといけないのはボディ側になるこのスリットの部分にハンダが流れない様にする事ですね
ここにハンダが流れますと原型として使えなくなってしまいます

上下の余ったエッチング部分を削ってから表側に一本だけ溝を掘りました
この部分はオレンジの部分とクリアーのレンズの部分を塗り分ける時のガイドになります
位置は裏側のエッチングの分かれ目の部分になりますね

次はこのレンズに付く丸いリフレクター部分ですね
この部分を正確に作ってあるモデルを見た事が有りませんこのリフレクターはレンズの角度と違って側面から光が当たった時に反射し易い様に角度が替えてあるのです・・・

リフレクターの穴を開けようとしてフライスが滑ってしまいました・・・0.1mm程削れてしまいました・・・幸いにして怪我はしていません(笑)
機械加工をする時にこんな事が有るとヒヤットしますね

0.2mmの真鍮板を当ててハンダ付けします
メタルを盛っても良いのですが・・・見栄えがね・・・いくら原型とは言え・・・。

削って仕上げますとこんこんな感じです・・・少しハンダは見えますがこっちの方が断然良いです
但し最後までこれが保つのか・・・と言う事は有りますが出来るだけ何とかしましょう

レンズの後側のオレンジな部分の裏側に0.2mmの真鍮板をハンダ付けします
前側はスリットのは入ったエッチング板が貼って有りますのでここは厚みを揃える為です

回りを削って仕上げてみました・・・何となく良い感じはします・・・が(この「が」の意味は後日わかります

ボディに合わせて確認ですねまあ大丈夫そうですね

コチラ側も大丈夫ですね
何が大丈夫なのかと言いますと厚みが増しましたのでボディ面から出っ張って来ないか確認をしなければなりません

次はリフレクターの出っ張りを作りましょう
この部分はレンズ面がボディと一体の面になっていますがリフレクターは反射し易い様に角度が違っているのです
角度を違える為に斜めに取付けられる様に作ります
まずは斜めにテーパカットしています

フライスで斜めに削っています
こんな場合はモーター側を斜めにするのでは無く素材の方を斜めに固定してやれば大丈夫です

これで普通の旋盤に戻してから突っ切りバイトで切り離しますと斜めの部分に取り付けられる反射板となります

切り取った部品を見ますとこんな感じです
裏側に残る突っ切りの後の部分をペーパーで削っておきます

左右とも反射板を取り付けて見ました・・・

ですが・・・
こうやって改めて見ますとちょっと雰囲気が違うんだな〜
反射板の周りが写真を見る限りこんな感じになっている様に見えますが・・・
レンズはと半透明なので裏側が見えているのか正確な形状が掴みにくいのです


それにしても実物をもっと良く見ておけば良かったですね12月に成田に取材に行った時にデイトナが有ったのに・・・
悔やんでも仕方が無いので・・・
明日は私が思った様に作り直して見ましょう