Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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テールレンズのレンズとリフレクターの制作

2018-02-12 20:11:19 | Ferrari 365GTB4 Daytona
昨日の予報では本日の山陰は大雪の予報が出ていまして・・・
朝は恐る恐る起床・・・所が余り降っていないのです5cm位でしょうか?
娘は本日日勤なので少し早く起床して雪掻きをした方が良いよなどと言っていたのに・・・
良い意味で期待はずれでした
お陰で出勤の準備が30分も早く終わって手持ち無沙汰です(笑)
インターネット上には日本海側に大雪とか書かれていますが雪はチラチラするだけで一向に積りません。
山陰を飛び越えて九州や四国などに雪が降っているらしいですね、付近の方はお気をつけ下さい。

アトリエに出勤してから雪掻きをしましたがそれでも5cm程で自宅と変わらなかったのであっと言う間に除雪終了です・・・運動にならないね。

なのでゆっくりとモーニング珈琲を頂いてから制作開始です
本日はリアのウインカーレンズの原型の内側中央(説明が長いですね)に有るレンズカットを作ってゆきます
このウインカーレンズは全体が昨日作った少しダルい感じの四角形のディンプルで中央の部分だけ円周状のレンズカットになっていますのでこのレンズカットを作ります
まずは真鍮の丸棒を旋盤に固定してセンターを出します
そして突っ切りバイトを斜め45度に当てて円周状に削っています
切り込みの深さは0.2mm一度削って刃物を0.3mm程移動してまた円周状に削ってゆきます
全体の厚みを0.2mmに押さえたいので溝の深さも最小限ですね
なぜ突っ切りを使ったのかと言いますとここはレンズなので綺麗にV型の溝を掘りたかったからです

一旦旋盤形外して溝の感じを確認します
少し浅い感じがしますが理論上はこれでいいはず・・・

このレンズ部分は外径が2.8mmしか要らないのです、レンズ原型の内側中央に掘った凹みは0.2mmの深さで直径が2.85mmのはずなのです
ですからその部分に丁度入る大きさとしてこの寸法なんですね
突っ切りバイトを使って0.2mmにカットしました
ほとんど真鍮板の厚みですよね・・・もう丸棒とは呼べません(笑)
そのカットしたレンズを600番のペーパーでさらに削り込んでゆきましょう・・・私の持っているいい加減なノギスでは0.18mmと言う厚みになっていますね。

ここまで削った物が・・・クシャミをした拍子に机の下に・・・さすがに慌てましたよ。
この部品ですが、実は先ほど旋盤でカットした時にも脱走しました・・・・
カットした時に旋盤の下に切り子が一杯有ったのですがコップ一杯分の切り子をピンセットでかき分けながら探しました・・・
色も同じ真鍮色、切り子は丸まっていて全部同じ部品に見えてしまいました(笑)
幸いな事に発見に至りましたので苦労が報われたのですが・・・所要時間1時間半・・・ウ〜ン作り直した方が早かった・・・かも。
それに細かな部品を作る時には掃除の重要な事がよくわかりますね。
やっと所定の位置に接着しました・・・
ここは無理してハンダ付けをしなくても良いのです余計なハンダが付くとシャープな造形が出来ませんからね。
しかも内側なので余分なハンダが取り難いですから、最初から汚さない事が大切です。

次はスモール/ストップランプのレンズです
コチラ側はEU仕様なのでレンズの中央には丸いリフレクターが付きます
リフレクターなのでそのカットは他の部分と違いシャープな掘り込みが必要になってきますのでフライスでレンズカットを作りましょう
こんなに簡単に出来るなら他の部分もフライスで作ったら良かったのに・・・と思われるかもしれませんがそれは間違いなのです
レンズカットの質感の違いを考えると中央部分とその周りでは作り方を変えておいた方が良いと思っています
まずはフライスのモーターを45度傾けておきます
高さを決めてスライドするテーブルを操作して削ります・・・同じ方向に線が入る様に縦横移動させています

次に割り出し円テーブルのハンドルを10回回して90度向きを変えて同じ様に削りますと小さなピラミッド状の凸部分を沢山並べた面が完成ですね
同じ作業の繰り返しなのでそんなに難しくは有りません
旋盤もフライスもそんなに習った事がない私が作っていますからね〜習うより慣れろという事でしょう。
その代わりと言っては何ですが・・・寝るまでどうして作ろうか手順を考えたりしていますよ(笑)
頭が良く無いのでね・・・

結構大きな面にリフレクターを作っていますが実際使うのは直径4.0mm程です
チャックを旋盤に戻して外周を削ってレンズに合わせてみましょう・・・これで大きさが良ければ突っ切りでカット出来ます

大きさが丁度良かったので・・・事前にノギスで確認していますから大丈夫では有るはずなんですよ
カットを始めましょう
目標の厚みは0.2mmですがウインカーのと比べますと直径が大きいので少し厚めに0.25mmです
と言うのも薄いと旋盤の刃物に負けてお椀型に変形してしまう場合も有ります特に柔らかい金属はそうなり易いですね

実際に使うのはたったのこれだけです
せっかく作った部品ですが6割程の面積は削ってなくなってしまいます・・・(笑)
でも自分で作れるだけ幸せかな・・・(笑)

目標が0.2mmから0.18mmなので0.05〜0.07mm程ペーパーで削ってやりましょう
ピラミッド型の凸のお陰で滑らないから削り易かったですね

これで原型とドッキングしましょう
他のモールドと45度傾きを変化させているのは「同じ物じゃないですよ」と言う自己主張ですね
つまりここは「リフレクターです」と部品に語らせている様な物です

さてテールレンズの原型が出来たのでキャストをしたい所ですが他にも作らなければならないレンズが有りますよね・・・
それがフロントのウインカーやヘッドライトのレンズなのですよ
テールランプとバランスを取りたいのでやっぱり作らなければならないじゃないかと・・・・

そう言えばヤフオクに今作っているキットと同じ物が出ていますね・・・本日終了とか!(笑)
出品しているのは私じゃ有りませんので・・・悪しからず。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f254436638
如何ですか!?これを買ってご自分で作ってみませんか?
私の所にオーダーを出すのは無しにしてくださいよ(笑)
ただでさえずいぶんお待ち頂いていますので・・・これ以上待って頂く訳にはいかないのです。





テールランプ/リアウインカーレンズの原型製作

2018-02-11 20:34:18 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は・・・朝から雪がチラついていましたね。
一昨日くらいの予報では今日は曇りで明日から明後日にかけて雪のマークが付いていたと思うのですが、どうも少し早くなったらしいです。
雪も寒さも嫌いではないのですが・・・いや正確には嫌いじゃなかったと過去形になりますね
体重を落としてから寒さには弱くなった・・・
さらにこの数日先日のミニドックで見つかったピリロリ菌の除去をする為に飲酒をしていないので食べる量が少し減ってしまって体重が少しずつ落ち始めていますので尚更寒さを感じますね。
風邪ひかなきゃ良いけどね〜(笑)
少し前まで食べるのを我慢出来ない人だったけどダイエットしてからはそんなに我慢出来ない事は無くなりました、すぐにお腹が一杯になってしまうんですね。
自分の体と歳に向き合う必要が有りますからね、いつまでも若く無いので暴飲暴食はやめましょう(笑)

さてウインカーの制作を始めましょう
昨日のアクリル製のウインカーですがエンドミルで掘りますと素材がアクリルなので溶けてしまう現象が発生致しました
掘る素材が金属なら溶けてしまう事は無いので加工は出来ますが、いかんせん金属なので透明にはなりませんそこで金属で作っておいてからシリコン型を作って透明な樹脂を流し込んで作ってみようかと思い立ちました。
せっかく1/12スケールなのでレンズの内側のモールドも作れれば最高ですよね。
今回は1/43ではなく1/12なのでそのスケールに有った作り方をしてみましょう・・・まあ自分の勉強にもなりますからね〜。
今日は原型が完成出来たら嬉しいけど・・・

まずは10mmの真鍮の丸棒を旋盤で9.0mmまで細く削っています
そして今度はフライスと割り出し円テーブルを使って内側を掘り込んでゆきます
これがレンズの本体になるのですが見た感じでは少し薄過ぎる感じがしますがこれはこの後の作業が有るのでわざわざ薄めにしておきました
全体のレンズの厚みが3.5mmなので掘り込みは2.7mm程ですが一度に深くするとエンドミルの負担がかかりますので1回に0.5mmずつ掘り込んでいます

次にレンズの内側のレンズカットを何とか作らなければなりません・・・
どんな方法がいいのか考えましたフライスを斜めにして溝を掘ってゆく方法も有りますが無数の溝を綺麗に掘ってゆくのはなかなか難しいしかも透明パーツになりますから出来るだけ綺麗に整列していないと見栄えが良く無いですよね
そこで当方のエッチング板を使ってケガキ針で溝を付けてみました・・・思いっきりアナログです(笑)

拡大しますと気をつけてスジを入れたつもりですがやっぱり多少の問題は出てきますが基本的にエッチングなので一方方向のスジは問題無く綺麗に出ていますから少し助けられますね。
これを使ってみようと思います・・・

どうやって掘り込んだレンスの底にピッタリと納めるかですが・・・
まず綺麗に丸く切らなければなりません
余分な丸棒を準備して先ほどのエッチング板をハンダ付けしまして丸く削ります
勿論掘り込んだテールレンズの内側の寸法にきちんと合わせる必要が有ります

暖めたハンダゴテを当ててハンダを溶かしてエッチング板を分離します

そしてテールレンズの底の部分にハンダ付けします・・・余分なハンダが入りますとせっかく付けたスジが消えてしまいますから最小限のハンダで取付けましょう
ハンダゴテはエッチング板には直接当てずにこのレンズの外の元側(後で使わない部分)に当てて余分なハンダが付いても影響が少ない様に配慮します

実車のレンズはこんな感じです
後側の面は先ほどのエッチングの様な感じ・・・
側面の円周部分は真っすぐなレンズカットがは入っています・・・
これはどうしたものか・・・・考えなければなりませんね〜。

先ほど使ったエッチング板は0.2mmの溝がつけられた物でしたが当方のエッチング板は0.1と0.15そして0.2mmのエッチング板をセットにしていますので一番小さな溝の物を使ってみましょう
3.0mm程の幅で切り出しまして・・・

洋白の丸棒を使ってゴム板の上で丸めます・・・この時にエッチングされている面が内側になる様にしておきます

テールランプの内側の側面に綺麗に収まる様にカットしましてハンダ付けをします
これで内側の側面のモールドが完成です・・・如何ですか?意外と簡単でしょ?

ヨーロッパ仕様のテールランプの中央にはリフレクターが有りますここは違ったモールドにしておきたいので4.0mmのエンドミルで0.3mm程掘り込んでおきました
レンズの原型に見える様になりましたね(笑)

ここまで来たら外形を仕上げます掘り込んだ面はそのままにして突っ切りバイトを使って2段階に掘り込みまして切り離します
ここで2段階にするのは中央部分のリフレクターを少し出っ張らせたいからですね・・・
クロームのリングはキットの物をバフ掛けした物でレンズがきちんと収まるかどうか確認しています
キャストで少し縮む事を想定してピッタリの状態にして有ります。

同様にウインカーの方のレンズも仕上げています
左がウインカーで右がスモールですねこの時に大切なのは上側の角の部分を若干丸めておくと如何にもレンズという感じになります(笑)

当然ながら裏側はこんな感じになっています


明日はこの中央の部分のレンズカットを作ってゆきましょう
ここが実はとても大変だったりするのです・・・まあ雰囲気だけでも再現出来たら良いですね
模型は全体を見てバランスが必要だからなんですね・・・ごく一部分だけを作るならそれは自動車模型ではなくオブジェの世界なのですから・・・。

ボディ内側塗装完了

2018-02-10 20:22:57 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は一日中雨が降っていました
天気予報である程度わかっていましたのでまあ雪が溶けるか・・・と思っていましたが気温は結構低くて雨が降っている割にはあまり溶けていません
むしろ雪が雨を含んで重くなっています
天気予報が当たれば明後日からまた雪がふるらしい・・・
気温が低くて雪が残っているところに雪が降ったらすぐに積もる様な気がしますが・・・
どれくらい降るのでしょうか??

さて本日も製作を始めます
今日は手を動かすよりも考えている時間が長かった様な気がしますね

まずはテールランプの取り付け用のベースの部分を塗装しました
この部分はウレタンサフを塗ってからセミグロスブラックで塗装します

ボディの方は固定式のヘッドライトケースの部分をセミグロスブラックで塗りましたが塗料が乾いたのでその部分をマスキングしてからフラットブラックで塗る準備をします
余談ですが在庫のマスキングテープが無くなってしまったので通販で注文しました・・・さすがに1/12は大きいですね
安いマスキングテープと言いますとモノタロウブランドのマスキングテープがありますが、私の場合このマスキングテープと相性が悪いらしく、剥がす時に塗装が持っていかれることが多いんですよね。
粘着がいつも使う3M性よりも強すぎるのでしょうか・・・なので今回も少し高いけど3M製を発注しておきました

ボディの内側のフラットブラックを塗りました
1/12のボディの内側全てに塗りますから結構塗料が必要なんですよ
クレオスのフラットブラックですと2.5本くらい使いました(笑)

塗装が乾いたらマスキングテープを外します
塗料を持っていかれるとショックが大きいのでゆっくりと剥がします
今回は何のトラブルもなく終了ですね

今日はテールランプを作ろうと思うのですが
作る前に調査が必要ですよね
ネットの画像を拾ってゆきますと比較的すぐにこんな画像が出て来ました
キットのテールランプはレッドウインカーはアンバーですがこれはウインカーもスモールもレッドです・・・
しかもキットのスモールランプの中央には丸いリフレクターがついていましてその部分が少し膨らんでいますがこのタイプではリフレクターはなさそうですね・・・

同じ車の写真が出てきましたボディのサイドにサイドマーカーがついているのでUS仕様みたいですね
今回の車は多分US仕様ではないと思うので・・・この画像は一応参考物件という事にしておきます

次に見つけたのがこちら・・・小さな画像で申し訳ないですね
ウインカーの方はキットのタイプと同じ物の様ですがスモールの方はUS仕様と同じでリフレクターがないタイプですね
多分このタイプはテールランプ以外の部分に別途リフレクターがついていると思われます

こちらは国内の某自動車屋さんで売っていると思われるテールランプですね
純正品らしくキャレロの文字が入っています

参考にしている洋書についている現在のテールランプはこんな感じ
当時の物と同じかどうかは不明ですが・・・キットの部品とは同じタイプと思います
ウインカーの中央には小さく丸い円形のレンズがあります
スモールの方は中央に丸いリフレクターがあるタイプで上の画像と同じものではないかと思われます

アクリルの丸棒を削ってつ切りましょう
クリアーのタイプしか持ち合わせがなかったので削ってから塗装をしましょう

1/43ならこんな感じに作れば良いのですが・・・
色が付いている物がキットのパーツですね
色が違うのはご愛嬌です
まあ色だけなら塗れば良いのですが・・・キットのパーツは形状もシャープじゃないしね

1/12なのですからレンズの内側に何かしらのディティールを入れたいのですが
内側を削ろうと思いますとエンドミルの刃先に摩擦熱でアクリルが溶けてしまい綺麗に削れないのです・・・
こんなになっちゃってNGですね

刃物を交換して新しいもので削ってみますが・・・やっぱりダメです
どうやらエンドミルの円周部分は削っていますが中央部分は刃物の動きが遅いので摩擦熱が発生してしまい溶けて刃物に巻きつく感じですね


仕方がないので他の素材で原型を作ってシリコンで型取りして透明レジンでキャストするという方法に変更しました
尚、最初に作った1/43並みのレンズは一応出番が来るかもしれませんのでキープしておきます(笑)

明日もレンズ類を作る作業を続行ですね

ボディ内側の塗装開始&外装パーツ準備

2018-02-09 20:57:16 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は良い天気でしたね〜
雪も一つ峠を越えてしまった様な感じです・・・しかしその分朝は放射冷却なのか冷え込みました
本日はご近所の方にベーグルの特別注文を頂いていましたので早めに出勤しました
6時半頃だったかな〜!?
何とCafeの方の給湯ラインが凍結してしまいましてお湯が全く出ませんでした。
ここで仕事を始めて9年になりますが未だかつて凍結した事は無かったのですが・・・初めてでしたね
15年前にはガス屋さんだったのでどこが凍結しやすいのかわかります、どうすれば良いかも知っていますので15分程(お湯が沸く時間)で凍結を解除して事無きを得ました
まあ「朝飯前」と言うヤツです(笑)
凍結解除をしますとガス屋さん時代を思い出しますね〜
こんな日はお客様の家に到着するまでも結構手間がかかります、出勤してタイヤにチェーンを巻いてそれから出発です。
凍結解除のご依頼を頂いたお客様にはやかんにお湯を沸かしておいて頂く様にお願いをしておくとスムーズだったですね。
大体は給湯器の水の入り口側に有るバルブ付近が凍結します
これはバルブのハンドルは保温材の外に有りますからここから温度が下がってゆきまして中の水が凍ってしまうと言うメカニズムらしいですよ、大体ここを責めれば解凍します。
但しバルブが凍結で壊れてしまっている事も有りますので水道の元栓の位置(水道メーターの位置)を確認しておく事を忘れてはいけません。
それともう一つ
古い水道管では鉄管が使われている所も有ります、この鉄管が凍りますとパイプの内側の錆が剥がれてしばらくしますと給湯入り口のストレーナーに詰まってしまいまたお湯が出なくなってしまう事が良く有ります。
しばらくお湯を出してからストレーナーを掃除しておく事を忘れますと再びお客様からのSOSを受ける事になりますので気をつけましょう(笑)

水道管の凍結解除の時間を終了しまして現在の本業を始めましょうか・・・
どこから始めれば良いのかちょっと考えます
サイドエキゾーストのマウントラバーがまだ取り付けて無かったのでこれから始めましょうか。
このマウントラバーはフェラーリの純正品(275GTBなども同じ物だと思う)を使っている様なので上下が金具になっていまして中央がゴムで出来ています
ゴムで振動を吸収してサイドエキゾーストを支えます
なのでこの様な塗り分けになります・・・黒い部分がゴムの部分ですね

取り付けはマフラーのステーを挟み込む様にボルトを介して止めます
実車は上側にも同様なステーが付いているのですが模型ではシャーシの板に止める事になりますね

2つのマウントラバーとサイドマフラーのステーを貫通したボルトの頭にはナットも付けておきました
よく見える部分なのでナットは必要ですよね
上側と同じ様な画像ですが・・・

ボディの裏側を塗る前にボディの表側の再研磨をしておきます
塗装からずいぶん時間が経過していますし度重なる仮組で傷が付いている可能性が有りますので確認がてらもう一度ペーパーで研磨してコンパウンドで仕上げておきました
ボディが大きいので時間はかなりかかりますね〜

マスキングを始めました
まずはフロントのサイドウインカーの部分を塗る為にマスキングを始めています

ラッカーのグロスブラックで塗ってからメッキ調の塗料で仕上げています
余分なはみ出しはクレオスのラッカーシンナーを綿棒に付けて拭き取っておきます

次は先ほどのサイドウインカーの部分をマスキングしておいてフロントのインテーク部分やヘッドライトの凹みをセミグロスブラックで仕上げます

塗装が乾くまでボディは触れないのでテールランプやヘッドランプの準備をしてみましょう
まずはリアのストップ&スモールランプですね
レンズはピンク色の様なレジンで出来ていますが形状が余りシャープではないので何らかの作り替えが必要でしょうね
ベースの挽き物はこのまま使えそうな感じです

ヘッドライトはアルミの挽き物が付属しています
しかしかなり酸化して白っぽくなっていますから磨いてやらないと質感がよく無いですね
結構大きいのでリューターという訳にいきそうに無いのです・・・旋盤にくわえて回しながら磨きましょう

いつもならボディを磨く為のコンパウンドのうち一番荒い物で磨くのですが今回はこれを使いました
アサヒペンの金属磨きですね〜皆さんもご覧になった事が有ると思います

中はこんな綿みたいな物がは入っています
これで綺麗に磨けるのか多少不安かもしれませんがアルミ素材くらいなら結構きれいになりますよ

こんなにピカピカです・・・
一つだけ注意して欲しいのは綿の様な繊維がからんでしまって指を巻き込まれない様にして下さいね
特に旋盤で磨く方は注意が必要です


明日はボディの塗装と外装パーツの塗装を行ないましょう。

ホイールセンターロック制作取付け

2018-02-08 21:00:45 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は曇りながら時々日が射して雪が溶けています
まだ全部溶ける事は無いのですが道路はあちらこちらでアスファルトが顔を出しています
今日から明日にかけては最低気温は低いながらもまずまずの天気なので雪が溶けるんじゃないかな〜土曜日は雨、日曜日からは雪のマークが付いています(笑)

さて本日も制作を急ぎましょう
本日はデイトナのホイールのセンターロックを作ります
ロードカー用のセンターロックは古いフェラーリに良く有る3本爪のノックオフのロックが標準です
この車も最初の頃(1971年頃か・・・)にはこのタイプのセンターロックを装着していましたがどうも途中で六角形の物に変更になったらしいです、今回制作しているのは1974年のルマンですから六角形のセンターロックの物ですね
このセンターロックは恐らく312Pとかと同じタイプの様ですね
6mmの洋白の丸棒をフライスにセットして割り出し円テーブルで回しながら六角形に加工してゆきます
こんな場合に割り出し円テーブルとフライス盤があると大変便利ですよね〜と言うか無いと正確な物は作れません
手で削る方法をずっと前に書いた事が有りますがもうそんな方法は使わないでしょう。

センターの丸い凹みは旋盤に戻して加工します
そして取り付けの座の部分も旋盤で削って加工します・・・そして突っ切りでカットですね
綺麗な形状の物が予備を含めて5つ出来ました。
一見旋盤とフライス盤そして割り出し円テーブルをサクサク使いこなしている様に見えるかもしれませんが、旋盤は中学校の時に技術家庭科の時間にドライバーを作っただけですし、フライス盤は使ったことも習った事もありませんでした。
割り出し円テーブルは見た事すら無く旋盤のカタログに付属品としてついているのを見つけただけです(笑)
ほとんど全部独学です・・・。
やれば出来ますよ・・・誰でもね。
但し怪我には気をつけてください。

キットの物はなぜ使わないのかって?
問題は形状なんですよ・・・これでホイールを締めてサーキットを走ろうという気にならないですよね〜
なんかホイールが外れてしまうそうな歪な形状なんです(笑)

次はナットの奥側の押さえのワッシャーの様な部品を作ってみました
先ほど作ったナットと合わせますとこんな感じになります
このワッシャーの様な部品ですがどうやらテーパーの付いた物では無く365BBとか512BBとかのセンターロックの付いている部品と同じ形状では無いかと思われます
こんなテーパーの付いたロックの画像はどこにも無いみたいなんです・・・写真が有っても光っていてなかなか形状まで判断が出来ない(笑)
しかもこのワッシャーの様な部品を付けずにセンターロックで止めている写真も有って機能的に必要なのか?それとも無くても良い物なのか?よくわからないのです。
まあ無くても良いのならわざわざ作る必要が無いかもしれませんが、一応ルフ氏がキットのこの部品をセットしたのですから再現して付けておきましょう。

このワッシャーの様な部品はクロームメッキでピカピカなのでバフがけをして仕上げますが
その前に旋盤の刃物傷を消す為に1000番のペーパーで磨いておきます

そしてバフを掛けてピカピカにします
途中に段が有りますのでその部分も丁寧に磨きましてコンパウンドのカスも取り除きまして完成ですね

やっと4つのセンターロックが完成しました
この間何度作り直したのか・・・(笑)
ずいぶん洋白の丸棒が無駄になっちゃった・・・。

先のワッシャーの部分を取付けます
ホイールのセンターの部分に一部干渉する所が有りますのでそこはリューターを使って削り落としました。
なかなかスッキリと収まりましたね、この後はナットを接着しました

次はエアバルブです
ちなみにキットのはこれです
メタルのパーツなんですがセンターロックが綺麗に仕上りますとここも挽き物を使いたいですよね〜

そこでいつもの様に1/12のワタナベホイールを作った時の余りが有りますのでこの挽き物パーツを使う事にしました

取付けるとこんな感じです・・・
ちょっと小さめですがこんな物でしょう(笑)


明日はボディ側の細かな部分の塗装に移ってゆきましょう