このところ、3日おきに家から40キロ北上した山中に車をとばし、
山椒の実を買いつけています。
毎年、5月25日の頃がベストシーズンで、この頃の山椒の実は、
ふっくらしていてもタネが稔っていないので、煮込んだら小さくしぼみ
柔らかくて、本当においしいのです。
三田市の山中に「つくしの里」という名の「道の駅」に似た「JA」が経営
する施設があって、そこで売っている山椒の実が気に入っています。
数年前もまえのことでした。雑誌か何かで読んだ「身欠きにしん」の
山椒漬けを作ってみようと思い立ちました。
山椒漬けを作るには大量の山椒の葉が必要・・・とかいてありました。
そこで、山椒の葉をさがし歩きましたが、ときは6月も終わりのころ、
どこをさがし歩いても「山椒の葉」など売ってはいませんでした。
そんなとき「つくしの里」でレジのおばさんにたずねたところ、
「山椒の葉」は時季はずれだが、そんなに欲しいなら(自分の)
家のを摘んできてあげる・・・と仰ってくださいました。
お願いした日は土曜日で、約束の日は翌々日の月曜日でした。
約束通り伺ったところ、大きなざる一杯にきれいな山椒の葉を用意
していて下さいました。お代を払おうとすると、自分の家の庭で採った
ものだから・・・と言って、どうしても受け取っては下さいませんでした。
そんなやりとりのとき、おばさんの家が「お蕎麦屋さん」をやっていて、
川向こうの「山獲=やまどり」とわかりました。そのお蕎麦屋さんには
行ったことがあるのですぐに分かりました。
今回行ったのは、別の場所でしたが「山獲」と看板にあったので、
とにかく行って見ることにします。そこは間違いなくあの「お蕎麦や」
さんでした。そして久しぶりにおいしいお蕎麦をいただいてきました。
蕎麦ができるまで、庭先から山向こうの景色を眺めてこれもご馳走の
うち・・・と思いました。本当にのどかな心やすらぐロケーションです。
庭先に見事な柿の木があって、若葉が大きな葉をつけていました。
この葉で「かきの葉すし」を作ったら・・・と思いお願いしたら、気持ちよく
摘ませてくださいました。
そのうち、出来あがったお蕎麦は10割蕎麦らしい素朴なおそばで、
つゆも蕎麦に合ったすんなりしたのど越しの良いやさしいお味でした。
夏目漱石の「我輩は猫である」の中に「行雲流水の如し・・逝いては
長へ(とこしなえ)に帰るを忘る・・・」と言う一節があって、わたしに
とっては、まさにそんなお味でした。
辺鄙な山里のお店なので、車のない方にはムリかも知れませんが、
関西在住で「蕎麦好き」の方は一度足をはこぶ値打ちのあるお店と
思います。 お店の名は「そば処 山獲」電話は
090-3286-0511、
「三田市下月瀬奥之芝50-1」。ドライブの途中にでも寄って見てください。
(わたしはこのお店から、宣伝して欲しいと頼まれたわけではありません。
気に入ったので、勝手にご紹介をしました。誤解くださいませんように)。
伊丹市のわが家から約40キロ北上したところに、「つくしの里」と言う「道の駅」に似た施設があります。
近辺の農家が作る野菜や、おもちなどの加工品を直売していて、うどんなどが食べられる食堂も併設されています。
ここを知ったのは、昨・平成20年12月に亡くなった、親友「K」さんから川釣りを教えてもらったときのことでした。
そのときから、ここへはちょくちょくのぞいています。そこから目の前に広がる広大なたんぼのはるか向こうの山すそに
「山獲=やまどり」と言う風雅なそばやさんがありました。そばは10割の手打ちそば、ひげ面でかっぷくの良いあるじと、
若い、かわいい娘さんとの親子二人がやってるお店です。柿の葉は店の庭先にあるのを摘ませてもらったものです。
すし飯
米 3.5合 もち米 0.5合
合わせ酢 酢 200cc さとう 150g 塩 15g
すしご飯を炊く要領で、ご飯が炊きあがったらすし桶にうつし、合わせ酢を90℃くらいにあたため、
ご飯が熱いうちにむらなく振りかけ、しゃもじを寝かせて切るように良く混ぜる(酢は3分の1くらい残す)。
合わせ酢は、3分の1から、半分くらい余ります。残りはビンなどに保存して、酢のものなどに使います。
1合のご飯で9個(ひとつ35g)くらいできる・・4合のごはんで、おすしが37個できました。
具材
小鯛の笹漬けまたは、鯛のお造りパック
塩鮭(紅鮭の辛口か中辛)の切り身 1切れ 120g
柿の葉 40枚
鯛に一塩にして・・・塩鮭はそのまま薄切りする
トレーに薄塩をふり、鯛のお造りをならべ、上からも塩を薄くふり冷蔵庫に30分おく。
塩鮭は皮などをとりのぞき、うすくそぎ造りにする(骨つきのない切り身を買う)。
紅鮭120gの切り身から、皮などのぞいた正味100gを12~13切れにする。
鯛も鮭も、柿の葉に合わせた大きさにする。
1切れの大きさは5~6cm×2cmくらい、厚さは2~3mm.ほど。
柿の葉に包む
すしめしは1個あたり35g、両手を酢水でぬらして、5cm×2cmの矩形ににぎり、
すしネタ(鯛または鮭)をのせて、柿の葉にくるんで、四角にととのえる。
タッパーなど四角いうつわに端からそろえてつめ、全部できあがったら、
かるい重しをして、半日くらいしたころが食べころです。
山椒の実を買いつけています。
毎年、5月25日の頃がベストシーズンで、この頃の山椒の実は、
ふっくらしていてもタネが稔っていないので、煮込んだら小さくしぼみ
柔らかくて、本当においしいのです。
三田市の山中に「つくしの里」という名の「道の駅」に似た「JA」が経営
する施設があって、そこで売っている山椒の実が気に入っています。
数年前もまえのことでした。雑誌か何かで読んだ「身欠きにしん」の
山椒漬けを作ってみようと思い立ちました。
山椒漬けを作るには大量の山椒の葉が必要・・・とかいてありました。
そこで、山椒の葉をさがし歩きましたが、ときは6月も終わりのころ、
どこをさがし歩いても「山椒の葉」など売ってはいませんでした。
そんなとき「つくしの里」でレジのおばさんにたずねたところ、
「山椒の葉」は時季はずれだが、そんなに欲しいなら(自分の)
家のを摘んできてあげる・・・と仰ってくださいました。
お願いした日は土曜日で、約束の日は翌々日の月曜日でした。
約束通り伺ったところ、大きなざる一杯にきれいな山椒の葉を用意
していて下さいました。お代を払おうとすると、自分の家の庭で採った
ものだから・・・と言って、どうしても受け取っては下さいませんでした。
そんなやりとりのとき、おばさんの家が「お蕎麦屋さん」をやっていて、
川向こうの「山獲=やまどり」とわかりました。そのお蕎麦屋さんには
行ったことがあるのですぐに分かりました。
今回行ったのは、別の場所でしたが「山獲」と看板にあったので、
とにかく行って見ることにします。そこは間違いなくあの「お蕎麦や」
さんでした。そして久しぶりにおいしいお蕎麦をいただいてきました。
蕎麦ができるまで、庭先から山向こうの景色を眺めてこれもご馳走の
うち・・・と思いました。本当にのどかな心やすらぐロケーションです。
庭先に見事な柿の木があって、若葉が大きな葉をつけていました。
この葉で「かきの葉すし」を作ったら・・・と思いお願いしたら、気持ちよく
摘ませてくださいました。
そのうち、出来あがったお蕎麦は10割蕎麦らしい素朴なおそばで、
つゆも蕎麦に合ったすんなりしたのど越しの良いやさしいお味でした。
夏目漱石の「我輩は猫である」の中に「行雲流水の如し・・逝いては
長へ(とこしなえ)に帰るを忘る・・・」と言う一節があって、わたしに
とっては、まさにそんなお味でした。
辺鄙な山里のお店なので、車のない方にはムリかも知れませんが、
関西在住で「蕎麦好き」の方は一度足をはこぶ値打ちのあるお店と
思います。 お店の名は「そば処 山獲」電話は
090-3286-0511、
「三田市下月瀬奥之芝50-1」。ドライブの途中にでも寄って見てください。
(わたしはこのお店から、宣伝して欲しいと頼まれたわけではありません。
気に入ったので、勝手にご紹介をしました。誤解くださいませんように)。
伊丹市のわが家から約40キロ北上したところに、「つくしの里」と言う「道の駅」に似た施設があります。
近辺の農家が作る野菜や、おもちなどの加工品を直売していて、うどんなどが食べられる食堂も併設されています。
ここを知ったのは、昨・平成20年12月に亡くなった、親友「K」さんから川釣りを教えてもらったときのことでした。
そのときから、ここへはちょくちょくのぞいています。そこから目の前に広がる広大なたんぼのはるか向こうの山すそに
「山獲=やまどり」と言う風雅なそばやさんがありました。そばは10割の手打ちそば、ひげ面でかっぷくの良いあるじと、
若い、かわいい娘さんとの親子二人がやってるお店です。柿の葉は店の庭先にあるのを摘ませてもらったものです。
すし飯
米 3.5合 もち米 0.5合
合わせ酢 酢 200cc さとう 150g 塩 15g
すしご飯を炊く要領で、ご飯が炊きあがったらすし桶にうつし、合わせ酢を90℃くらいにあたため、
ご飯が熱いうちにむらなく振りかけ、しゃもじを寝かせて切るように良く混ぜる(酢は3分の1くらい残す)。
合わせ酢は、3分の1から、半分くらい余ります。残りはビンなどに保存して、酢のものなどに使います。
1合のご飯で9個(ひとつ35g)くらいできる・・4合のごはんで、おすしが37個できました。
具材
小鯛の笹漬けまたは、鯛のお造りパック
塩鮭(紅鮭の辛口か中辛)の切り身 1切れ 120g
柿の葉 40枚
鯛に一塩にして・・・塩鮭はそのまま薄切りする
トレーに薄塩をふり、鯛のお造りをならべ、上からも塩を薄くふり冷蔵庫に30分おく。
塩鮭は皮などをとりのぞき、うすくそぎ造りにする(骨つきのない切り身を買う)。
紅鮭120gの切り身から、皮などのぞいた正味100gを12~13切れにする。
鯛も鮭も、柿の葉に合わせた大きさにする。
1切れの大きさは5~6cm×2cmくらい、厚さは2~3mm.ほど。
柿の葉に包む
すしめしは1個あたり35g、両手を酢水でぬらして、5cm×2cmの矩形ににぎり、
すしネタ(鯛または鮭)をのせて、柿の葉にくるんで、四角にととのえる。
タッパーなど四角いうつわに端からそろえてつめ、全部できあがったら、
かるい重しをして、半日くらいしたころが食べころです。