さつまいもを煮たのはおいしいもの・・・でも、男性の方は
好まれませんね。煮豆もおなじように歓迎されません。
双方の共通点は甘い味つけ・・男性諸氏はあまい味つけ
が苦手なのでしょうか。
5月はじめにサツマイモの苗を30本植え、8月の中ごろに
ほりあげました。ちょっと早いようですが、細長い手ごろな
大きさのを収穫するには、それでも遅いくらいでした。
太りすぎたのは焼き芋や、おせちの「きんとん」に使います。
レシピは細長いのを「メープルシロップ」で味つけしました。
メープルシロップはホットケーキのときか、紅茶に使うくらい
・・・残りが冷蔵庫の中でデッド・ストックになっていました。
賞味期限がきても捨てるのはもったいないので、サツマイモ
の味つけにつかってみました。
メープルシロップは濃い茶色ですが、甘さはほんのりなので
サツマイモのおいしさをうまく引き出し、シロップ特有のかおり
とあいまって、思った以上においしく出来あがりました。
仕上がりは写真のように、濃い色になるので、みょうばんや
くちなしは使わずに、直か炊きしてもよろしいとおもいます。
シロップの在庫があれば、おためしください。
細ながいさつまいもを、くちなしできれいに色づけしてメープルシロップで味つけしました。
グラニュー糖で煮たさとう煮はおいしいものですが、シロップ煮はメープルの香りが効いて
別趣のおいしさです。そのまま食べてもよいし、焼き魚などの付け合せにうってつけです。
材料
さつまいも 5本(500g) 直径2~3cmのものを使う
焼きみょうばん 小さじ 1 2リットルの水に溶かす
くちなしの実 1こ
調味料
メープルシロップ 40g
さとう 小さじ 2
白醤油(又は塩) 適宜
水 120cc
作り方
1.さつまいもをみょうばん水で晒す
さつまいもを良く洗って、皮を剥かずに2cm巾に切り、
焼きょうばんを溶かした水に、2時間ひたして晒す。
晒したさつまいもを水洗いしてザルにあげておく。
2.くちなしの実の茹で汁をつくる
くちなしを細かく刻んで茶袋に入れ、水1.5リットルに
入れて沸騰させて、色だしをする(茶袋は引き上げる)。
3.さつまいもをくちなしの茹で汁で煮る
さつまいもを、くちなしの茹で汁で14~15分くらい中火で茹でる。
串で刺して、中心がすこし固いくらいで火を止めザルにあげる。
中火以上で短時間で茹でると、皮が裂けたり、身割れする。
かたい目でも、余熱でほどよく仕上ります。
4.さつまいもをメープルシロップで味つけする
調味料の全部を鍋に入れて沸騰させ、茹でたさつまいもを加え、
5~7分弱火で煮て火を止め、そのまま冷まして味を含ませる。
白醤油(又は塩)は好みでいれなくてもよい。
味の調整
食べて見て、甘味が足りないなら、お芋を引きあげて煮汁だけを煮詰め
濃い味になったらさつまいもを入れて火を止め味を含ませる。