男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

ぎんなんごはん

2010年11月24日 | ご飯類
ことしも家人の友人からギンナンの実が送られてきました。
彼女の住まいの近くの神社に大いちょうの樹があって、毎年
多くの実をつける・・・それを拾ってタネ=ギンナンをとりだした
のを送ってくださるのです。

小さいころからギンナンが好きで、ごま煎り器に入れて直火で
焼いたのを剥くと、ヒスイ色の実がでてくる・・それを食べるの
ですが、10こくらいしか食べさせてもらえませんでした。
たくさん食べると「体にドク」と言いますが、大人になった今は、
一度に50こくらい食べますが特に異常は感じませんね。

お店で買えば高いギンナンですが、たくさんいただいたので、
惜しげなく「ぎんなんごはん」をつくることにします。栗ごはんに
いれたり、五目たき込みごはんにいれてもおいしいです。

ギンナンの固い皮を割って中の実をとりだすのが「ひとしごと」
でして、金槌や出刃の峰で叩くのですが、強くすると中の実を
つぶしてしまいます。今回初めて試したのが工具のブライヤー
を使ってみたらとてもうまく割れ、ロスがでませんでした。

ギンナンの成分はβカロテンとビタミンCが多く、膀胱の括約筋
を強くする成分もあって、夜間頻尿に効くといいます。
咳・痰にも効くというから、風邪引きのときにも役立ちそうです。
1日に食べるのは10こくらいが適量だそうで、程々に楽しむと
おいしく食べて体にもよい・・一石二鳥の食材なのであります。  

お酒とすこしの塩で味つけしたご飯に、茹でたぎんなんを混ぜ込んだごはん・・・まぜごはんです。
ふつうに炊いたごはんにあじ塩を少し振り込んでさっくりとまぜたのに、ぎんなんをまぜてもよろしい・・
このほうが簡単です。ごもく炊き込みご飯の具のひとつに加えてもおいしいごはんになります。


材料
米 2カップ 2カップ 360g
ぎんなん 30こ
日本酒 1/3カップ 60cc
水 2カップ 360cc
塩 少々 小さじ1/2杯よりやや多め・・3gくらいにする

作り方
ごはんはお酒としお少々で炊きます。
しおかげんは薄い目に・・ほんの少しにします。
しかけるとき舐めてみて、もの足りないくらいがよろしい・・
吸いかげんにすると、炊きあがりが塩からくなります。
炊きあがったごはんに茹でたぎんなんを混ぜ込みます。

銀杏の皮をむいて茹でる
ぎんなんの外皮を剥いたのを、ゆでながら薄皮を剥く・・
じつはこれが厄介な作業です。

今回は、工具のブライヤーを使って外皮を割りました。
ブライヤーは通称ワニぐちと呼ぶ写真のような工具です。
挟み口をぎんなんの大きさに合わせて、一杯に握っても
口が1cmくらい開く程度に調節します。
ぎんなんの殻の合わせ目・・・尖ったところにワニ口をあて
にぎりこむとパカッと割れ、中身が傷つきません。

外皮をむいたら塩茹でしながらお玉しゃくしの底を
ぎんなんにグリグリあてて薄皮をとります。
・・・実はこれが一番厄介・・・なかなかスンナリ剥けません。
どうしても剥けないのは、さいごに爪で剥きます。

ごもくごはんに入れるとおいしい炊き込みごはんができます
これはふつうのたきこみごはんで、写真のごはんは、とりにく、
こんにゃく、にんじん、しめじ、ごぼうにぎんなんを加えました。
もりつけのとき冬名・・小松菜・・の軸を塩茹でをそえました。








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