男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

シーチキンと青菜のまぜごはん

2011年12月19日 | ご飯類

レシピは、シーチキンと青菜のまぜごはんです。青菜は古くから生活に
密着したやさいで、青菜に塩、青菜は男に見せな、などのことわざがあり、
落語にも「青菜」というハナシがあります。「鞍馬から牛若丸が出でまして
名を九郎判官」というせりふが、落語「青菜」にでてくるのですが・・。

植木屋が出入りのお屋敷で仕事を終えたあと、お酒をご馳走になります。
お屋敷の主人が、お酒のアテに「青菜のひたし」をだすよう奥方に言いつ
けますが、青菜はお昼に食べてしまい残っていません。困った奥方、植木
屋のまえであからさまに「青菜は残ってありません」とは言いにくいので、
前記の「鞍馬から・・」と言って、暗に「青菜がない」とを伝えます。

「名を九郎判官」は「菜を食ろうて」の隠し言葉、「菜は残っていない」という
のですが、これを聞いて感心した植木屋が、自分の家でおかみさんと友人
を巻き込んで真似をしようとするこっけいなお話につながります。

小松菜、ほうれんそうは冬の青菜の代表格、これから霜をかぶって甘味が
増しておいしくなります。小松菜はカルシウムが、ほうれんそうは鉄が豊富
でビタミン類も多い優良やさいで値段もてごろ・・と言うことなしの食材です。
菜飯やひたし以外にも応用範囲が広いので、毎日の食事にご活用下さい。 
  

手早くかんたんにできて、おいしいまぜごはんです。缶詰はあるがめぼしい食材がない・・しかも急ぐ!というとき
おためし下さい。シーチキン=ツナ缶と青菜の漬物・・野沢菜でも白菜漬でもあればそれでOK。それもなければ、
ありあわせのものを使います。シーチキンの缶詰は急場に役立つ食材、在庫におくと、イザというとき重宝します。 


材 料 ツナ缶 1缶 80g
だいこん葉 3枚 120g
紅しょうが 少々
黒ゴマ 少々
ごはん 2膳分 360g
あじ塩 少々

作り方 ツナ缶をあけてザルにあけ、汁気をしぼる。
だいこん葉は、強めのしおで茹でて細かくきざむ。

あたたかいごはんをボウルにとり、シーチキンを加える。
ざっくりとまぜ、つぎにだいこん葉をくわえて、まぜる。
・・すしめしを作るときのように、ご飯を切るようにまぜる・・
・・クチャクチャと、練るようにしないことです・・
・・シーチキンや、青葉が均等にまざらなくてもよい・・


みじん切りの紅しょうが大さじ1と、黒ゴマ小さじ1を加えて
まぜ、お茶碗に盛ります。

アクセントに、紅生姜をまぜましたが、うめぼしをこまかく
刻んだのをまぜこんだのもおいしい・・し、グッと趣を変えて
レーズンをまぜると、違った味わいがあります。


料理というものは、どうしても型にはまりがちですが、
気の赴くままにつくってみるのもたのしいものです。

まぜごはんは、急ぎのときごはんとおかずを一緒に
たべる・・という必要から生じたのでしょう。
その具材、取り合わせは無限にあるとおもいます。

むかしの母親は、子どもがおなかをすかせたとき、
白いごはんにおかかを混ぜて、おむすびにしたり、
いろんなまぜごはんをたべさせました。
そんなことを思い出しながら、このレシピを書きました。



 

コメント
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