男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

牛肉とねぎの炊き合わせ

2012年11月03日 | 肉類・たまご

前回の「コロンブスの卵」に似た話に「ゴージアン・ノット」があります。
この二つは「難問を意外な方法で解決する」という意味に使われるようです。

ゴージアン・ノットは「ゴルディアスの結び目」とも言いアレキサンダー大王
の逸話です。誰がやっても解けない複雑な結び目があり、これを解いた者が
東方の帝王になるとの神託がありました。若き日のアレキサンダーが、剣で
その結び目を断ち切ったと言う故事です。コロンブスの卵は、戦前の教科書
に載っていました。ゴージアン・ノットは、漱石・虞美人草に出てきます。

この二つ、世界共通に通用するかと言うと「卵」の話は英語圏では知らない
が「結び目」は知っていると言います。身近な外人3人(米人2人、仏人1人)
に聞いてみると、3人とも「卵」については「?」と言う反応でしたが「結び目」
のほうは教科書にあった・と明確な答がありました。日本では逆に「卵」は
知っていても「結び目」は知らない方が多いようです。

アレキサンダー大王=アレクサンドロス3世はBC356年頃のマケドニアの
生まれ。希代の英雄で、神託のとおり今のインドまでを版図に収めますが
32歳で死亡します。アレキサンダーをアラビア語でイスカンダルと言い、
宇宙戦艦ヤマトに出てくる、銀河の彼方「イスカンダル惑星」の名前は
ここから名づけられました

因みに、インドには「スカンダ」神があり、イスカンダルに由来すると言い、
「スカンダ」は、仏教に入り「韋駄天」になりました(WIKIPEDIAより)。
ゴルディアスの結び目とアレクサンドロス3世のURLを下記に置きます。

ゴルディアスの結び目

アレクサンドロス3世


白ねぎがおいしい時季になりました。これから先、霜をかぶると甘味が増しておいしくなります。ネギは外皮が硬いので茎の外皮2~3枚をはがし、中味だけを煮ると柔らかさが違います。勿体ない気がしますが、折角食べるのならおいしく
します。牛肉は切り落しで十分です。肉を入れたら一呼吸おいてすぐに裏返し、ピンク色がかったくらいで引きあげます。

材 料 牛切り落し肉 200g
白ねぎ 2本 200g

日本酒 2/3カップ 120cc
さとう 大さじ 3 30g
醤油 大さじ 2 20cc
創味つゆ 大さじ 1 10cc

作り方 ねぎの下こしらえ
ねぎの青いところと白いところを切り分ける。
青いねぎの、柔らかいところだけを切り取る。
白ねぎの上から下へ、浅く包丁をいれる。
・・ねぎの皮2枚分くらいを、浅く切り下ろす・・
白ねぎの外皮2枚を剥く・・
・・捨てずに刻んで薬味にする。

残りの、やわらかい青ねぎは5センチに切り、
白いねぎはななめに、5センチに切る。

煮汁をつくる
広口の鍋に、日本酒とさとうを入れて中火で煮る。
アルコールがとんだら、醤油を入れて、味見する。
・・薄いようなら、創味つゆを加える。

牛肉をいれて、煮汁にからませて煮る
火は中火のまま、牛肉の色が変わり始めたら、
白ねぎをいれ、つぎに青ねぎを加える。
牛肉を煮るときの温度は80℃前後といいます。
グラグラ煮立った煮汁で煮るのは感心しません。


ねぎを入れたら一気呵成・・時間かけずに食べる!
肉の色が多少赤くてもかまわず、ねぎも少し生っぽい
くらいでよい・・食べるころには余熱でおいしくなります。

盛りつける器は、チンして温めておきましょう。


コメント
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