風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「縮れた紐の塊や真っ赤なハート=名古屋・鶴舞公園の温室」

2020-08-22 05:42:32 | 日記・エッセイ・コラム

 

名古屋・鶴舞公園の緑化センターに併設された温室。小さくて展示植物も多くないので見過ごしがちですが、時おり入ると「ヘエー」と見入る植物に出会います。

何かの根っこかな? 縮れた紐が絡み合って垂れ下がっているようなものが目に留まりました。
説明ボードには「チランジア・ウスネオイデス」とあり、土を必要とせず露などを吸収して成長する「エアブランツ」という植物の仲間だそうです。

子どものころ見た映画の西部劇で、吹きすさぶ風に舞う土埃とともに転がる球形に「あれは何だろう」と不思議に思っていましたが、ひょっとしたら「エアブランツ」の仲間だったのでしょうか。

真っ赤なハート形が並んでいます。「アンスリウム」。フラワーショップなどでもよく見かけますが、これを機にネットを開いてみました。

このハート形は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)という苞で、花は肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ぶ棒状の小さな花の塊。先端が雄花、下部が雌花だそうですね。

いかにも熱帯アメリカ原産らしい印象ですが、寒さに弱いのは当然としても暑さもやや嫌うとか。
それではこのところの猛烈な暑さは大変だろうと思いきや、温室の方でも隣室とのドアを開いてありました。