風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「段ボール箱が積まれた菓子問屋」

2021-10-24 07:00:00 | アート・文化

水彩画教室のスケッチ取材で出掛けた、名古屋市西区の明道町(めいどうちょう)界隈にある「菓子問屋街」での1枚です。

名古屋では約400年前、徳川家康による名古屋城建設の過程で、全国から駆り出された労働者の疲労回復用として、駄菓子作りと販売がスタート。関東大震災の被災地支援などで、大きく成長しましたが、嫁入りや棟上げ式での菓子まきイベントなども廃れたいま、面影を残す菓子問屋は数少なくなりました。

描いたのは、その一軒。建物の老朽化が進んでいますが、全国のメーカーから大量の駄菓子が届いていることを、店頭に積まれた段ボール箱が物語ります。