水彩画教室のスケッチ取材で出掛けた、名古屋市西区の明道町(めいどうちょう)界隈にある「菓子問屋街」での1枚です。
名古屋では約400年前、徳川家康による名古屋城建設の過程で、全国から駆り出された労働者の疲労回復用として、駄菓子作りと販売がスタート。関東大震災の被災地支援などで、大きく成長しましたが、嫁入りや棟上げ式での菓子まきイベントなども廃れたいま、面影を残す菓子問屋は数少なくなりました。
描いたのは、その一軒。建物の老朽化が進んでいますが、全国のメーカーから大量の駄菓子が届いていることを、店頭に積まれた段ボール箱が物語ります。