リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

移民に逆風が吹き始めるのかな

2014年02月11日 | 日々の風の吹くまま
三連休明け。パイナップル特急襲来で大雨警報発令中。何かすごくジューシーなパイナッ
プル。ま、白いヤツよりは断然いいか。このまま雨が続けば、そのうち定番の「箱舟、作んな
きゃ~」というジョークが出て来るかも。クルーズ船ならまだいいかもしれないけど、それで
も40日と40夜の雨の中の航海はイヤだなあ。

今日は連邦政府予算案の発表。財務大臣が「しきたり」に従って新調した靴を履いて議会
で予算案を読み上げる。今年度は「もう少しで」均衡、来年度は計画通りに黒字になる予定
(でも、大盤振る舞いはしないと今から牽制)。ばらまきはないし、緊縮予算でもないので、メ
ディアの評は「マカロニ&チーズ予算」。マカロニ&チーズはいわば北米のソウルフードだ
から、つまるところは「ほっこり予算」みたいなものか。まあ、来年は総選挙の年だから、財
政を黒字に持ち込んでからちょこっとおいしいお餅をまいて、選挙に備えようと言うことだろ
うな。ふむ、なかなかやるじゃないの。

予算案の影響が一番大きいのは「移民産業」かな。おととしから受付を停止をしていた投資
移民と起業家移民のラインを廃止するそうで、すでに申請中の6万6千人には申請料を返
してお引取りいただくことになるらしい。これは一定の資金があればさくっと永住権がもらえ
る(永住権をお金で買える)制度。でも投資要件の最低額が80万ドル(8千万円)では、せ
いぜい小金持が零細な商店を開く程度で、未来のビル・ゲイツのような起業家や投資家が
来るわけがないと思うけどね。怪しげな移民コンサルタントや弁護士の商売にはかなりの
痛手だろうな。ま、裏口移民がなくなるなら、それも悪くはないけど。

ワーホリの日本人が欲しがる就労ビザも、外国人よりもカナダ人が優先して雇用されるよう
に手続きを強化するらしい。ワーホリが知ったらら悲鳴を上げそうだな。まあ、就労ビザでき
ちんとした職に就いている人はごくわずかで、ほとんどはカナダ人にはできない仕事をして
いるわけじゃないだろうから、「ワーク」はゲットしにくくなるだろうな。「ワークを出してあげる」
という甘言(雇用主が出すものじゃないから)に釣られて最低賃金以下で働く人もいるらしい
けど、どう見てもカナダでの生活に不満たらたらな人たちが、何でそれほどまで就労ビザを
欲しがるのか不思議だな。ま、そういう甘ちゃんを「ブラック」な商売から守るためには、規制
強化はいいんじゃないの?