リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

あり方はありがたくない

2014年02月18日 | 日々の風の吹くまま
目が覚めたら、何だか暗い。ああ、また雨。これ、パイナップル特急のいくつ目?何か1日
おきに来ているようだけど、4個来ると言っていた予報のこれが4つ目かな。だといいね。起
き出して、八角塔から濡れそぼった景色を見ていたら、何やらワイワイキャッキャと黄色い
声。近くの小学校の「お出かけ」の帰りらしい。先頭としんがりが先生で、低学年らしく、歩く
のが遅い子も速い子もてんでにばらばらで、列って何?と言う感じ。雨具や小さな傘がすご
くカラフルで、上から見ていると『シェルブールの雨傘』みたいで、かわいい。

さて、今日がメガ仕事第2ラウンドの最終作業日。午後いっぱいひたすらがんばって、夕食
は手っ取り早くグリルにして、またひたすらがんばって、午後11時過ぎ、完了。やったぁ!
第1ラウンドが始まってから通算で45000語。ねじ込みの仕事を片付けたり、お客さんと遊
んだり、ブログで愚痴ったりしながらの6週間だったけど、何とかスケジュール通り。明日は
芝居のオープニングナイトでひと息ついて、懸案の別件をさっと片付ければ、第3ラウンド
は正味11日で、13万文字近いメガ仕事が終わる。6万語まで行くかな?ま、あともうちょっ
とのがんばりだから、鉢巻を締め直して、がんばろうね、ワタシ。

それにしても、言いたいことがさっぱり要領を得ない文章が多いんだけど、「等化性」よりも
扱いにくいからあまり出て来て欲しくない言葉があって、それがお役所文学によく出て来る
「あり方」と言うヤツ。たとえば、大臣が有識者を集めて「諮問」したら、その有識者が持って
来る「答申」(お答え申し上げまつる)の答が「あり方」。「かくあるべき」という意味なんだろう
けど、「姿」だから要するにイメージで、具体的な提案も解決策の提示も何もない。それでよ
く問題解決に取り組めるなと思うけど、実際は「イメージ」だけでつかみどころがないから、
結局は何も解決されないままで終わる公算が大。それが「あり方」。「かくあるべき」だから、
「それにはどうすべき」はそっちで考えろと言うことかな。でも、諮問て、「やり方」を聞くもん
だと思っていたけど。

つまり、「あり方」というのは「do」じゃなくて「be」の思考なんだろうな。だから、「do」を重視
する言語に訳すのが難しいわけか。根本的な考え方の違いが表れているようで、言語って
おもしろい・・・。