リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

雪が降ったから雪だるま

2016年01月04日 | 日々の風の吹くまま
7時半くらいに目が覚めて、そっと片目を開けてブラインドの隙間から外を窺ったら、おや、
何だかデッキが白っぽい。ベッドを抜け出して、覗いたら、おお、降った。ほんの少しだけど、
間違いなく雪。「香炉峰の雪はいかならむ」とばかりにいそいそとブラインドを巻き上げて、
ベッドに戻ってしばしの間(半分寝ぼけ眼で)雪を愛でてみた。隣でカレシが鼾をかいていて、
風流な気分というわけには行かなかったけど、まあ、朝から風流な気分てのも何だし・・・。

 

お正月の連休明け。地面は雪景色、川は霧、上は曇り空。気温は0度。積雪量は2センチく
らいでたいした雪ではないけど、今までのように歩道の雪かきの心配をせずに高いところか
ら観賞できるのはうれしいな。そういう気分で見る雪景色はまるで水彩画のようでため息が
出るほどきれい。クィーンズパーク地区の家々の間に立っている樹木は、真っ白になってい
るのは広葉樹、色が濃いのは針葉樹かな。融けてしまわないうちにさっそくルーフデッキに
出て「雪遊び」・・・。

     

高さは20センチそこそこでスノーマン(雪だるま)と呼べる大きさじゃないから、「スノーベイ
ビー」かな。つぶらな瞳はブルーベリー、ふっくらした唇はフクシャの落ち葉で、頭にアレカ
ヤシの枯れた葉をちょこっと飾って、うん、なかなかかわいい雪だるまじゃないの。もっとも、
午後には気温が上がって目も当てられないくらいにへたれてしまったけど、束の間であって
もちょっぴり童心に返った気分で楽しかった。新しい雪には何となく子供時代へのノスタル
ジアをかき立てるものがある。寒さは厳しいけどあまり雪が降らないところで育ったワタシ。
水たまりに張った氷の模様もおもしろいけど、やっぱり雪の方が遊べて楽しい。

固定資産税査定の基準になる不動産評価額の新居に移って初めての通知書が来て、去
年の7月1日時点での評価額は前年度比で12%アップ。バンクーバー市内の戸建ては2
5%前後の上昇率で、あまり環境の良くない地区の小さなボロ家でも1億円を超えているら
しい。何だか雪だるま式に値上がりしているという感じだけど、これは6ヵ月も前の価額で、
現実の相場はさらに大幅に値上がりしているそうだから、我が家の価値も買値を超えてい
る公算が大きいかな。ちなみに、州内で最高の評価額がついたのはヨガウェアブランドの
Lululemonの創業者の邸宅で、何と63億円!雪だるまもこんだけ大きくなると・・・。