リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

中国マネーも天下の回りもの

2016年01月07日 | 日々の風の吹くまま
すごい霧。窓の外は見渡す限り朦朧としていて、なぁ~んにも見えない。おかげで何となく
朦朧と夢の中を漂っている気分になってしまうけど、今日は仕事始め。といっても、2つ目は
納期に余裕があるもので、早くもぐうたら気分になって、今日は新年の仕事第1号だけとい
うことにした。なぁ~んにも見えないんだから、気合が入らなくて集中できないってわけじゃ
ないけど、初っ端からバリバリと仕事に熱中するってのも何だかなあと思うし・・・。

中国の株式市場が連日の暴落。元の切り下げまでやったようだけど、中国人が貯め込んで
いるお金、どこへ行くんだろうな。バンクーバーの不動産市場にどっと流れ込むという観測
もあるけど、いくら住宅がバカみたいに値上がりしていて、しかもカナダドルの下落で外国
人には相対的に安くなっているといっても、ロンドンやニューヨークじゃないんだから、決して
「豪邸」とは言えないような住宅に何億円もの虎の子を注ぎ込んでいいのかな。そうでなくて
も、バンクーバーやトロントで若い世代がマイホームを持つのは夢のまた夢のさらにまた夢
になってしまったのは札束を抱えて来る中国人が爆買いするからと言うのが水面下で「常
識」なっているから、火に油を注ぐことになるんじゃないのかな。

でも、もしかして中国政府が資金の海外持ち出しを規制することにしたらどうなるんだろうな。
契約はしたけどまだ決済していない物件の代金が払えなくなったなんてことはないのかな。
契約が反故になって売れずじまいの家が市場に戻って来たら、ここ10年右肩上がりだった
バンクーバーの住宅相場はどうなるんだろうな。値下がりするのかな。中国人投資家を狙っ
て雨後の竹の子のように建ったタワーマンションでもどっと売りが出て、値下がりするのか
な。まあ、値下がりすればカナダの将来を担う次世代を育てる若い人たちがマイホームを
持てるようになるかもしれないから、それはそれでいいんだろうけど・・・。

でも、値下がりすると州政府が買い手から取り立てる不動産譲渡税も大幅減収になってし
まうわけで、州の財政への打撃は大きいだろうし、相場が下がれば評価額も下がって、市
町村の固定資産税収入にも影響が出そうだし、お金は天下の回りものとは言うけど、中国
マネーはいったいどこをどう回ることになるんだろうな。カナダに回って来るのか、どこかよ
そへ回って行くのか、こっちも朦朧と五里霧中・・・。