リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

やっと遺言書が完成

2016年01月15日 | 日々の風の吹くまま
下り坂だけど悪くない天気。今日はまずはがっちり仕事を・・・と思って、PCを立ち上げたら、
あ~あ、またおきみやげの仕事。きのう税務署から連邦売上税の事業者登録の抹消申請
を承認するという通知が来ていたんだけど、業務縮小で年間売上げが閾値に達しないので
登録義務のない「small supplier」に該当するというのが申請の理由のひとつだったから、
あんまり仕事をし過ぎて売上げが増えるのは困る。何だか日本の「103万円の壁」の悩み
に似ていなくもないけど、でもまあ、カナダドルがさらに下がったので、アメリカドルも円も高
くなったから、ここしばらくは稼いでおくとするか。まだ年の初めだし・・・。

午後3時過ぎ、遺言書作成の手続きを完了するためにブロードウェイにあるリチャードの事
務所に向かった。リチャードは不動産と財産管理を専門にしていて、事務所はバンクーバー
では最大級。ワタシのとカレシの2人分でそれぞれ遺言書が8ページ、委任状が7ページで
代理契約書が8ページ。何しろ「死んだ本人が財産を一切合財処分して、納税申告をして
税金を納めてからあの世へ行った」ことになるので、相続税と言うものがないし、誰がどれ
だけ相続するかなんて決まりもない。遺言書がなければ公的な遺言検認機関が法定相続
人を確認して分配することになるけど、その検認料と言うのがばか高い。

まずは名前を変えただけで同文の書類の内容を再確認して、遺言書は本人と証人のパラ
リーガルの若い女性2人が署名して正式に成立。委任状にはお互いが、さらにリチャードと
若い弁護士のマイケル、そして立会人として弁護士のリサが署名して「登記法」に基づいて
正式に成立。代理契約書はお互いが、さらにリチャードとその代替のマイケルが署名して
成立。どの書類も署名漏れがないように、順番を確認しながらの作業なので、全員が2人
分の書類全部にサインするのに40分もかかった。

これで万が一認知症になっても身辺の雑事のめんどうを見てもらえて、植物状態になっても
チューブだらけにされないで済むし、死んだ後は希望通りに遺灰を太平洋に撒いてもらえる
し、使い残した財産やら何やらの後始末のめんどうもみてもらえるようになったわけで、後
はもうほんとに悠々自適で残りの人生を生きて行けばいいんだと思うと、長年の肩の荷が
下りたという感じで、すごくほっとした気分・・・。