リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

忙しいときにご馳走ができる不思議

2016年01月26日 | 日々の風の吹くまま
雨。なぜか火曜日と木曜日の朝は雨が降っていることが多いような感じ。もっとも、このあた
りは西岸海洋性気候帯で冬に雨がまとまって降るところだから、火曜日や木曜日じゃなくて
もいつも降っているんだけど、「カレシが英語教室に出かける日」というラベルのついた日だ
から雨が降っていることに注意が行って、何でこの日に限って・・・と言うことになるんだろう
な。人間の心理っておもしろい。

カレシを送り出して、まずはランチのアイリッシュシチューの仕込み。骨入りのラムチョップを
骨と肉に分けて、肉はひと口サイズにして玉ねぎとジャガイモと人参で煮込む。アイルランド
の伝統料理と言うだけあって、地方ごとのバリエーションがすごいけど、ワタシのはコーク州
のコーブという絵のような町で食べて感動したのを真似たさらり、あっさりのスープ風。塩と
胡椒とタイムだけで味付けするので、スープにコクをつけるために外した骨も一緒に入れる。
のんびり2時間も煮ているとジャガイモが煮崩れてとろみがついて、カレシが帰ってくる頃に
はちょうど食べ頃。冬の雨の日は熱々のアイリッシュシチューで身体の芯までホカホカ・・・。

シチューを仕込んだら、きのう飛び込んで来た仕事。納期は日本時間で明日の午後3時、
つまり今日の午後10時。今どき流行りの企業のミッションステートメントみたいなもので、ど
こでも似たり寄ったりのものを作るから、慣れれば簡単だけど退屈極まりない。まあ、日本
は政府も役所も企業も「何とか基本方針」というのを作るのが好きだなあという印象。立派
な「基本方針」をたくさん作っても、経営者や社員がそれに沿ってちゃんと仕事をしているか
どうかはまったく別の話らしいけど、所詮は「たてまえ」みたいなものだからかな。

雨が降っているし、早く仕事を終わらせたいしで、今日の夕食はフリーザーの在庫品。冷凍
してあった寿司飯を電子レンジで温めて酢を足して冷まし、解凍したサーモンとイクラを載
せて「親子生ちらし」。さやえんどうと残り物の豆腐でみそ汁を作って、ししとうを焼いて付け
合せたら、「取り急ぎ」メニューでもなぜかカレシがご馳走だと喜ぶものになってしまうからお
もしろい。ワインに代えてミニ冷蔵庫の隅にまだあったにごり酒で、何に乾杯する?