リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ヨーロッパは猛暑、こっちは普通の夏

2019年07月26日 | 日々の風の吹くまま
7月25日(木曜日)。☀☀☀。また暑くなって来た。でも、7月も残り1週間で、短い夏の終わりまであと1ヵ月。9月の声とともに幼稚園から大学までそれぞれに新しい1年が始まる秋。勤め人や学生が9時/5時の普通の生活リズムに戻って落ち着いたところで、ハロウィーンが来て、クリスマスが来て、お正月が来て・・・まあ、これが永遠に延々と繰り返される人生ドラマというところかな。でも、一応は暦の通りであっても、個人の生活のレベルでは実に千差万別で、だからこそいろんな人間ドラマが書かれるわけだけど。

夏も半ばともなれば暑いことは暑いけど、去年の今頃はかなりの猛暑で、その前の年も猛烈に暑かったような記憶がある。内陸地方で大規模な森林火災が多発して、その煙が沿岸地方にまで流れて来て、連日太陽がポチンとオレンジ色に見えるような空模様だった。窓を開けると煙たかったし、大気の指数も高リスクのレベル。そんな状態が8月半ばまで続いて、しまいには「煙」という天気予報が出た笑うに笑えない夏だったな。今年は森林火災のニュースもあまり聞かなくて、大気の質の指数も連日低リスクの「2」と、ごく平均的ないたって過ごしやすい夏というところ。

聞くところによるとヨーロッパはヒートウェーブ(熱波)の襲来ですごい猛暑になっていて、パリは何と42.6度。ずっと昔『Paris When It Sizzles』という映画があったけど、まさにsizzle(じゅっと焼ける)の感じだろうな。歩道や車の屋根で目玉焼きができてしまいそう。(そういえば、アメリカでの猛暑のときにどこかのテレビ局が実際に目玉焼きができるところを放送したことがあったっけ。)イギリスでジョンソン政権が誕生して、ヨーロッパの政治情勢も熱くなりそうで、もしかしたら北米にもポピュリズムのヒートウェーブが広がって、ドナルドとウラジミールとボリスとで何かと盛り上がっちゃうんじゃないかな。まあ、人間社会の政治や経済の動きって、少しずつ位置を変えながら左右に振れて回る「フーコーの振り子」のようなところがあって、リベラリズム(左)の旗手たちがあまりにも一般大衆から乖離してしまった(行き着くところまで振れた)から、今度は振り子が保守(右)に向かい始めたということだと思うけど、リベラル側に触れている間に学んだことを反映する位置に振れ戻すんじゃないかな。

いずれにしても、右が悪で左が善、またはその逆という法則なんかないから、そのときどきの世界情勢はそうなるべくしてなったもので、ひとつの方向への行き過ぎが目に付くようになれば、自然に反対側へ振れるわけ。それを延々と繰り返して来たのが人間社会の歴史なんだと思う。あれ、何だか小難しいことを言ってる今日のワタシ。猛暑でもないのに。