リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

自分の薬のことを知っておくのは大切だと思うけど

2020年02月06日 | 日々の風の吹くまま
2月5日(水曜日)。☁☁☂。目が覚めたらもう9時に近い時間。きのうの今日で2人ともかなりぐっすり眠ったらしい。カレシの回復がひとつの大きな節目に到達したことで、精神的にちょっと肩の力が抜けたような気分なのかな。いいことじゃないの。もっとも、治ったと思って懲りずに不摂生な生活習慣に戻って元の木阿弥になってしまう人がけっこういるそうだから、やれやれとばかりに気を緩め過ぎてこれまでの努力が水の泡になってしまわないようにしないとね。

起きる前にカレシがメトプロロールとラミプリルについてあれこれと聞いて来たので、スラニナ先生に溜まりすぎた耳垢を取ってもらいに行っている間に、ちょこっとリサーチ。ワタシは最初に薬局に処方箋を持って行ったときに渡された説明書をじっくり読んでおいたけど、カレシは見向きもせずにワタシが1週間分ずつオーガナイザーに入れて、毎日その日の分をテーブルに置いておくのを朝、夕食時、夜にのむだけ。それが今頃どれが何の薬でどういう作用をするのか知りたくなって、医者は説明不足でいけないと愚痴るって、いったいどういう心理なんだか。

メトプロロールは高血圧症の治療薬で、アドレナリンのベータ1受容体を遮断することで心拍数と心臓の収縮力を抑えて血圧を下げる薬。昔は心臓発作の後は一生のみ続けたけど、どうもそれは良くないんじゃないかと言うことになって、3年程度というガイドラインができたけど、今は効果があるのは1年くらいじゃないかということになってるの。で、どうしていきなりやめてはいけないのかと言うと、心臓がのんびりゆっくりの気楽さに慣れてしまっているので、急にやめると狭心症が起きたり、動悸が速くなったり、血圧が急上昇したりして、心臓発作を起こすこともあるからなんだって。何だか薬物中毒の禁断症状のようでもあるけど、鎮痛剤中毒が問題になってるように、病気を治療するための薬も所詮は薬物なわけで、体も臓器も楽するのに慣れたところで急にそれができなくなったらパニックにもなるだろうな。だから、まずは「半分」なの。

病気や薬について詳細かつ素人にもわかりやすい説明がほしいときはアメリカの有名なメイヨクリニックのサイトが一番頼りになるので、そこで見つけた説明をコピーして印刷しておいたら、帰って来て「血圧が跳ね上がってた」と興奮していたカレシが読んで「なぁるほど」。そう、そこに書いてあるでしょ。「アスピリンとスタチンが心臓疾患を管理する上で確かな療法になった今では長期服用の必要性が疑問視されている」って。それに70代にもなれば衰える生理機能を維持するために血圧が上がるのは自然だそうだし、最近は年齢に応じた目安もあるし、心臓発作の前だって特に高血圧でもなかったんだし、リラックス、リラックス・・・。