リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

マンション保険の高騰で管理費も大幅値上げ

2020年02月09日 | 日々の風の吹くまま
2月8日(土曜日)。☂☁☀。夜中にかなりの雨が降って、連続30日の雨降り記録を達成。土曜日の床掃除が終わった頃には予報通りに日が差して来て、バルコニーで青空に向かって腕を広げて深呼吸したらスカッと爽やかないい気持。今日のウォーキングは久しぶりにクィーンズパーク地区。家々の庭や歩道にマツユキソウやクロッカスがつぼみを膨らませていて、日向では気の早い花がちらほら。ネコヤナギも何となくふっくらして来たし、いつも巨大な花を咲かせる木蓮も大きなつぼみがにょきにょき。いくら雨ばっかりでも春はちゃんと来るってことだね。

春と言えば所得税申告の季節。そろそろ申告に必要な書類が届き始めてたので、それじゃあ準備を始めるかと腕をまくりかけたところで、あれっ。そうなんだ、もう帳簿と言うものがないんだった。物品サービス税の登録を解消してからはいつも帳簿を1年分まとめて記帳して決算をやっていたのが、去年の申告のときに2018年12月31日付の最終決算ですべてゼロにしておひとり様ビジネスからリタイア。そっか、もう事業所得というものがないから、所得税の申告もいたって簡単になったってことか。何だか拍子抜けの感・・・。

マンションの管理会社から今月26日の管理組合法人の年次総会の通知と一緒に資料が送られて来ていて、予想した通り、1月1日付で(区分所有面積に応じて徴収する)管理費が7.9%上昇して、我が家は月額6万8千円。さらに、去年は水漏れ、雨漏りによる被害の修繕で損害保険の請求をしたので、保険料と自己負担分が跳ね上がった上に、故障した正面玄関のエンタフォンやボイラーの取替えがあったため、管理費の引き上げ率を抑えるために特別賦課金を徴収するという話。このところマンションの損害保険料が高騰していて、組合によっては妥当な保険料を交渉したり、他の保険会社を探したりしているうちに、保険が切れてしまったところもあるそうで、買おうとした人が銀行に無保険を理由にローンを断られるケースが出ているらしい。住人側にとっては売りたくても売れないわけで、不動産業界が「マンション市場が破綻しかねない」と警鐘を鳴らしている。

住人が個別にかけるマンション保険も料率が急上昇しているけど、マンションの建設ブームが起きた数年前に続々と建てられたマンションで、保証義務のうちの外郭の5年保証が去年、おととしから一斉に期限切れになって、雨漏り被害の修理に保険を請求するケースが急増したせいで、保険料が高騰しているんじゃないのかな。保証期間を過ぎたとたんに機械に不具合が起きる現象はメーカーが仕組んだ「計画的陳腐化」の一種だと思うから、大量生産の商品であるマンションで同じ現象が起きてもちっとも不思議じゃないな。でも、やっとマイホームを手に入れたものの、目いっぱいに組んだローンの返済でかつかつの生活という人たちには厳しい春になるかも。

   
   ホームオフィスの価値も上がるかな