リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

差別はけしからんと言われても・・・

2020年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月6日(木曜日)。☁☂☂☁。何ともしょぼい天気だなあ。バンクーバーっ子は天気の話をするのが大好きと言うことになっているんだけど、こんなんじゃあさすがに話題にする気にもならないんじゃないかな。

メディアをにぎわしている新型肺炎だけど、地元の新聞が見出しに「中国ウィルス」と書いたもので、中国総領事や中国系の若い人たちが差別的だと抗議したらしい。でもねえ、一般の人たちは単に表立って口に出さないだけで、内心では「中国ウィルス」とか「武漢かぜ」とか言ってると思うけどね。中国で生まれた新型ウィルスなんだし、そもそも中国の野生の動物を売買して食べるという習慣が発生源なんだし、同じように中国で発生して世界中を騒がせたSARSから政府も人も何も学ばなかったのは明らかだし、ワタシとしては中国人を「白い目」で見る人たちに即「人種差別主義者」の烙印を押す気にはなれないな。言動に反映しない限り、巷の普通の人間の自然な反応なんだと思うから。

BC州で最初の患者が見つかったとき、メディアはコースタル保健局管内に住む男性で商用で武漢に行っていたとしか報じなかったけど、この保健局はバンクーバーやリッチモンドを管轄しているので、リッチモンドに住む中国系と推測した人がほとんどだったと思う。空港のあるリッチモンドは人口の大半が中国系なんだから。先日見つかった2人目の感染者も同じ保健局の管内の女性で、武漢から訪問していたグループから感染したらしく、今日発表された3人目と4人目はそのグループの人たちだったから、誰もが「あ、やっぱり中国人か」と思っても不思議はないな。

でも、ニューウェストではマスクをしている人はめったにいないから、けっこう平穏な状態。こっちでは病原菌を持っている人が他人に移さないためにマスクをするので、マスクをしている人を見ると「病人」と思ってしまいがちなのに対して、アジアでは他人から病気を移されないようにマスクをするそうだから、周囲にいる人間を自分に害を及ぼす「危険物」という不信の目で見ているわけで、対人観の違いと言ってしまえばそれまでの話。それにしても、世界中から「鎖国」状態にされた中国はアメリカが煽っていると非難してたけど、習近平さん、ここんところとんとメディアの前に出て来てないねえ。マスクして出て来たらいいのにね。中国が話題になれば真っ先にいかにも「お大尽」風ににぃ~んまりと微笑みながら真正面に出て来ていたのにね。顔、つぶれちゃったから?