【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

忘れ音(ね)

2006-11-04 15:37:35 | ハーブと香り雑学
  
【ラベンダーのリースと香りのスプーンを組み合わせて】


 





   昨日は秋晴れの中、朝から外出。
  いったん帰宅し、再び外出。

   そして明日が満月の、ほぼ真ん丸いお月様を
  頭上に眺めながらの帰宅となりました。

   昨夜は、結婚記念日ということもあって、
  会席料理を頂いて来ました。

   生憎、カメラも携帯も忘れてしまい、
  折角の料理を写真に撮ることが出来ませんでした。

   実は・・と言えば、
  小さなビーズのバッグが、いけなかったのです。

   中身をいつものバッグから入れ替える時、
  入らないこともあって、“もういらないわ”
  とばかり、何も考えずに取り出してしまったのです。

   後の祭り。そんなこんなで。
  家にいる限りは、ずっと更新して来た、
  このブログも、とうとうお休みする羽目になりました。

   写真はない、おまけに連日の外出と・・
  妙に疲れてしまって。
  早々に休んでしまったという訳です。。

   それにしても・・。
  同じ月でも、“アンの世界” とこちらでは、
  随分違うのですね。例えば・・・。
 
 






   “月は二人の後ろの暗い海から昇り、
  様相を変えた。
  月光は、まだ港まで届かず、外れの方は暗く、
  ほの暗い入り江や、濃い闇、宝石のような
  光などで暗示的であった”


 





   アン と ギルバート の
  二人を包んだ月光とは比べようもなく、
  こちらはいかにも陽気な? 
  月の光でした。

 



   「あら、ご覧なさいな、ギルバート、
  あれはうちの灯りよ。
  つけっ放しにして来て良かったわ。
  私、暗い家に帰って行くのが、大嫌いですもの」
    

   



   これだけは、我家も同じです。
  そんな中で・・今朝もまだ聴こえて来た、虫の声。

   “どうして今頃?” と、思ったものですが、
  このように季節を過ぎて鳴く虫のことを
  「忘れ と、言うのだそうですね。

   何と風流な言葉でしょう。
  でも、その声も盛りの頃と違って、何とも弱々しく、悲しげです。
  朝、そんな虫の声に誘われて庭に出てみましたら・・。

   レースラベンダーが、楚々とした姿で咲いていました。
  早速、切り取ってお部屋に。

   ほんの少しですのに、お部屋一杯に
  香りが充満して、朝から優しい気分に。

   このラベンダーに限っては、
  花びらから葉っぱまで、それこそ・・
  どこを折っても、さすっても香りが流れています。

   そしてその効力も素晴らしいものが・・・。
  まさに、香り花の中の、スーパースターですね。