【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

陽だまりの縁側

2006-11-14 23:19:12 | 趣味の器(壺)~その他
   今朝の空は、いつもと違った様相になりました。
  左はお馴染みの東の空ですが、太陽は雲に隠れ、
  何だか無気味な感じさえします。

   右は30分後の南の空です。
  雲が流れ、青空になって来ました。
  なぜだか、ホッとしたものです。






  


 



   いつもとは幾分、遅い時間だったのですが、
  刻々と変わる空を見ていましたら、飽きません。

   同時に視線は、道を行き交う人々に・・。
  それぞれの朝の表情を垣間見る事が出来ます。

   “忘れ物・・?” 
  慌てて元来た道を戻る、中学生らしい少年。
  悠然と犬の散歩をしている老人。

   大股で、カッカッと元気良い靴音を鳴らせて
  出勤して行く若い女性。
  様々な朝の光景。新しい発見でした。

   ふと、ここでも 『赤毛のアン』 の、
  ある光景を思い出しました。季節は春。

   今とは全く逆ですが、アン が、一度も笑った事がないのでは・・
  と思う程、気難しい事で評判の ギブソン夫人 を 
  ポーチに連れ出す場面があるのです。

 



   「今日は、風が南から吹いて来ますから、
  ノーマン・ジョンソンの牧場から、
  クローバーの匂いが漂って来るんですよ。
  お茶を運んで参りますから、
  ご一緒に頂きましょう。
  お茶が済んだら、あたしは刺繍を取り出し、
  二人でここへ座って、
  通る人を一人々批評致しましょうよ。」


 


   一方、ギブソン夫人は・・。
  「私は人様を批評するなんぞ、賛成出来ませんね。」

 
   ~なんて、ちょっと皮肉交じりの言葉。
  尤も、ギブソン夫人らしいのですが。

   私の場合は二階であり、それも室内の窓辺。
  それでも貴重な時間を、そんな光景を
  ボ~ッと見ているだけで費やしてしまいました。

   それにしましても、ここでのポーチは、
  日本で言えば、昔の縁側のようなものでしょうね。

   縁側に座って、お茶を飲んだり、
  あるいは近所の人達と・・話に花が咲く事も・・・。




   という事で、今日は、
  先日頂いた芝漬けと、
  すぐきの漬物で、
  ちょっと午後の一服です。

   特に、このすぐきの
  漬物、美味です。

   ご飯の伴は勿論、
  こうしてお茶請けにしても
  たまりません。

   お茶は、先日と同じ。
  これも、田舎の
  “陽だまりの縁側”? 
  の味なのです。