
昨日の爽やかな五月晴れから一転して、今日は又々、真珠色の空となりました。
この一週間の天気予報を見ても、あまり晴れマークは、ありません。
まるで、梅雨に入ったかのよう・・。
今年は梅雨入りが早まると聞きましたが、果たしてどうなのでしょう・・?
(夕方のニュースで、梅雨入りを知りました)
気温も、相変わらず低めです。お昼前からその雨も、とうとう降り出しました。
今は上がっていますが、今日も不安定な天気に変わりありません。
6月と言えば、「水無月」 ですが、
他にも 「風待月」「涼暮月」「松風月」 等など・・。
ロマンティックで、素敵な呼び名が並んでいます。
蒸し暑い、鬱陶しい天気が続くからこそ、
昔の人は、ささやかな風を待ち、その風に、言い知れない喜びを感じていたのでしょう。
現在のように、ちょっと暑ければ、すぐ “クーラー” では、こんな感性を養うどころか、
何物にも我慢出来ない性格になってしまう・・? のかも知れませんね。
便利な現代の生活は、人々から前述の我慢や、
忍耐の心をも忘れさせてしまったような気がします。
一方、『アンの世界』 の6月と言えば・・。もう最高です。
梅雨のある日本と違って、一年中で一番美しい季節、と言っても過言ではありません。
“・・・あちこちの林檎の果樹園の香りで空気は、かぐわしく、
牧場は緩やかな傾斜を見せて、遥か彼方の真珠色と
紫色に霞む地平線の中へ溶け込んでいた。”
【「赤毛のアン」 第2章】


義妹の家で撮ったものです。
我家の紫陽花は、まだやっと
蕾を付けたばかりだと言うのに、
ここでは、五分咲き以上。
我家からは直線距離で南に
約40kmで平地。
案外、こんな事も関係している
のかも知れませんね。
それにしても見事です。
