【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

再び公爵夫人が微笑んだ日

2012-09-20 17:15:17 | 薔薇の追憶






ある日、風が炉辺荘の庭を吹き過ぎた。
初めての秋風 だった。
その後、夕焼けの薔薇色が
いくらかせて見えた。
俄かに夏は老いこみ、季節の変わり目が来た。
「秋にしては早過ぎますよ」
メアリー・マライアおばさんはまるで秋が
自分を侮辱ぶじょくしたかのような口ぶりだった。         
                  【「炉辺荘のアン」 第11章】


   昨日に引き続き、今日も晴れの天気となりました。
  そして頬をよぎる風に初めて “秋” を感じた日。

   ここに来て、やっと・・という感じ。
  上記の メアリー・マライアおばさん の思いとは真逆で、
  こちらは、「秋にしては遅過ぎますよ」 ~ という事になるのでしょうか・・。

   それにしても、「暑さ、寒さも彼岸まで」
  とは良く言ったものですね。






   さて、公爵夫人・・それも
  【夢見る公爵夫人の薔薇】
  再び微笑みました。

   ちょっとはにかんだような
  素敵な笑顔。そして美。

   ただ今回は、一体、
  どうしてしまったのでしょう。

   花は綺麗なのに、
  葉っぱが全滅(虫喰い状態)
  という訳です。

   それも見事に
  食べられています。

   芸術的と言える程。
  でも、これはこれで素敵に思えたり。

   おまけに、春とは違い、
  虫の姿はどこにも見えません。

   切絵細工の葉っぱですが、
  葉っぱ自体は大層、美しくて。
  予期せぬ自然の現象に今更ながら驚いています。