ある日、風が炉辺荘の庭を吹き過ぎた。 初めての秋風 だった。 その後、夕焼けの薔薇色が いくらか褪せて見えた。 俄かに夏は老いこみ、季節の変わり目が来た。 「秋にしては早過ぎますよ」 メアリー・マライアおばさんはまるで秋が 自分を侮辱したかのような口ぶりだった。 【「炉辺荘のアン」 第11章】 |
昨日に引き続き、今日も晴れの天気となりました。
そして頬をよぎる風に初めて “秋” を感じた日。
ここに来て、やっと・・という感じ。
上記の メアリー・マライアおばさん の思いとは真逆で、
こちらは、「秋にしては遅過ぎますよ」 ~ という事になるのでしょうか・・。
それにしても、「暑さ、寒さも彼岸まで」
とは良く言ったものですね。
さて、公爵夫人・・それも
【夢見る公爵夫人の薔薇】 が
再び微笑みました。
ちょっとはにかんだような
素敵な笑顔。そして美。
ただ今回は、一体、
どうしてしまったのでしょう。
花は綺麗なのに、
葉っぱが全滅(虫喰い状態)
という訳です。
それも見事に
食べられています。
芸術的と言える程。
でも、これはこれで素敵に思えたり。
おまけに、春とは違い、
虫の姿はどこにも見えません。
切絵細工の葉っぱですが、
葉っぱ自体は大層、美しくて。
予期せぬ自然の現象に今更ながら驚いています。