グリン・ゲイブルスの果樹園で林檎摘みを していたアンとダイアナ・バーリーは、 今、日溜りでほっと息をついている所だった。 薊の綿毛の空軍が風の翼に乗って、 ふわふわとこの一隅へ押し寄せて来たが、 「お化けの森」 の羊歯の上を吹く 芳しい風にはまだ、 快い夏の名残りが漂っていた。 【「アンの愛情」 第1章】 |
起床時こそ、
こんな空で明けましたが、
今日は、カラッとして、
そよ吹く風が心地良い
秋晴れとなりました。
こんな日をどんなに長い事、
待ち焦れていた事でしょう。
でも良くしたものですね。
暑くもない寒くもない・・。
こんな気候になってしまった今は、
異常とも思えるあの夏の暑さも、
もう遠い出来事のようにも。
そんな自分自身にも唖然(あぜん)としています。
しかしながら兎にも角にも、これからの季節は、
アン の6月と同じ程、大好きな季節。しっかり楽しまなければと思っています。
さて昨日は同じ市内ですが、
電車一駅の、ちょっとだけ
離れた町へ。その帰り途。
知らない町もいいかと、
いつものクセが出て、ふらっと
入り込んでしまいました。
そこは、まるで迷路のような、
人が1人通れるだけの狭い路地。
興味津々で歩いていましたら・・。
目の前にデ~ンと現れた建物。
どうやら、お酒の醸造元のようです。
先日の 【津和野】 とは違い、
こういった建物は、ここだけですが、
こうして昔のまま残されている事に
(しかも現役) 感動を覚えます。
平屋建てながら間口の広い、
大きな店構え。
蔵に三角屋根の工場と。
歴史と風格を感じます。
後、もう1つこちらも古色蒼然たる、仏壇屋さんがあったのですが、
なぜか写真を撮り忘れてしまって。今頃になって後悔しています。
そうそう、久し振りに詩の登場です。
朝の情景は、まさにこの詩の世界であった事を付け加えて置きます。