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【再び 「白い貴婦人の薔薇」】
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【昨日の蕾が・・「公爵夫人の薔薇」】
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「どうして神様が今日、 雨を降らせなさるのか分からないわ」 と、ナンは反抗心を燃やして小声で言った。 (中略) しかし、俄か雨は間もなく過ぎて、 再び日が輝いた。 (中略) まだ雨の雫が大粒の真珠のように 金蓮花の葉に載っていた。 【「炉辺荘のアン」 第37章】 |
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早朝、5時頃一旦、目覚めた私。
その時見上げた空は茜色に染まり、
珍しく趣きのある空・・と思ったものです。
もう一度眠りに就き、再び起き上って見た空は、
何の変哲もない、いつもの曇り空に。
雨こそ降っていないものの、独特の梅雨空です。
ただ日中も、どうやら天気は不安定のよう。
知らぬ間に雨が降っていたようです。
この時期には珍しく、
気付かないような静かな俄か雨です。
勿論、今はやんでいますけれど。
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白薔薇が再び開花。
(正確にはアイボリー)
白薔薇・・。
無垢で清楚な花嫁の色は、
思いがけない豊かさと
ふくよかさを内面に
湛(たた)えて
いるようですね。
又、この薔薇は、
咲く度に違う表情を
見せてくれる気がして
なりません。
ただ、前回5月よりは
花は幾分、小さめ。
そうそう、深紅の薔薇。
(冒頭から4、5枚目の写真)
昨日の蕾が一夜にして開花。
いつも思うのですが、
薔薇って、蕾も素敵だけれど、
しべが見えるまで咲いた姿も愛らしいですね。
~なんて。
最盛期の薔薇に比べて少々、傷んではいるけれど、それも愛敬。
相も変わらず薔薇讃歌は、留まる事を知りません。