
【「暁の紫」】


【「ヘブンリーブルー」】

金蓮花よ、美しい輝く金蓮花よ、 誰がお前たちに彩色したのか。 お前たちは夏の夕日から 作り出されたに違いない。 【「エミリーはのぼる」 第4章】 |

昨日、午後から降り出した雨はその後、
やむことなく降り続きました。
すぐにやむと思っていたのですけれど。
その雨は朝には上がっていました。
しかしながら今日の空は、昨日以上に重いものになっています。
ただ、いつ降り出してもおかしくない空ながら、
昨日とは逆の意味で長持ちしています。


【もう一つの 「白い貴婦人」】
さて、もう一つの白薔薇、リラ版 「白い貴婦人」 が咲きました。
先日のそれは、まるで 「象牙の杯」 のようだったのですが、
こちらは花びらが少々、カールしています。
さり気なく雨の雫を纏って。そのセンスは、さすがです。
一方、朝の美人こと朝顔。
尤も、「西洋朝顔(ヘブンリーブルー)」 は、
ほとんど一日中咲いていますけれど。
とは言え、「日本朝顔」 は当然の事、西洋朝顔にさえ、
その清楚な色から “日本の夏の涼” を感じてなりません。
「金蓮花」 が夏の夕日から作り出されたのなら、
朝顔は紛れもなく朝日からですね。
ところで同じ花を持つ、「昼顔」。
こちらはなぜでしょう、雑草扱いで見向きもされませんね。
先日などは、鉄道脇のフェンスに一面に咲く昼顔に、
除草剤を撒(ま)いたとの貼り紙が。
あまりにも生命力が強いからでしょうか。
可愛らしいピンクの花ですのに、何だか気の毒な気がします。