【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

万華鏡の花 ~ ランタナ

2014-07-22 17:37:57 | 香る庭の花綴り











「私も芥子けしは好きですよ。
長持ちはしませんけどね」
一日しか生きていませんものね
でも、何て、堂々と、
何て豪華に生きる事でしょう。
その方がほとんど永久に長持ちする強張った、
嫌な 百日草 よりよくありません?
炉辺荘には百日草は一本もないんですよ。
あたしたちと仲良しでない花と言えば
あれだけなんです」
            
                    【「炉辺荘のアン」 第16章】







   梅雨明け第一日目は、真珠色の空で明けました。
  しかしながら、「朝曇りは晴れ」 と言われるように、
  その後、太陽も顔を出し・・。(因みに夕曇りは雨)

   今日は昨日までと違って少々、蒸し暑いかも知れません。
  尤も、朝からゆうに30度を越していた昨年の夏を思う時、
  これでも今年は余計に涼しく感じます。

















   さて、冒頭の写真。
  もう一つの七変化の花、「ランタナ」 です。
  (黄色→オレンジ→ピンクと花色が変化)

   一応、(庭に植えていますので)写真に撮りましたが、
  実は私にとって、あまり好きな花という訳ではありません。
  どちらかと言えば苦手な花。

   所謂、ランタナは私の中の 「百日草」 であり、
  ハイビスカスは、「芥子(ケシ)」 という事になるでしょうか。

   花期が長い事もそうですし(6月~11月頃まで)、
  強張(こわば)った花にも共通点がありますね。

   申すまでもなくハイビスカスは、
  典型的な一日花ですものね。

   とは言え、このランタナは江戸時代に日本に渡来した、
  帰化植物なんだそうですね。ごく最近の花・・
  と勝手に思っていましたから、ちょっと意外。

   そうそう、ランタナの実。これは猛毒なのだそうですね。
  おまけに生命力(繁殖力)の強さ。

   生命力が強いのは長所でもあるのですが、
  インドネシアやオーストラリアでは駆除の対象植物とか。

   我が国も例に洩れず、(雑草化している事もあって)
  外来植物法によって要注意指定を受けている植物なのだそうです。

   この小さな可愛い花が・・
  と思ってしまいますが、以前の昼顔しかり。

   それこそ、ランタナには全く罪はありませんが、
  生命力(繁殖力)が強いというのも考えものですね。