だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ウォシャウスキー兄弟の最新作!

2006-04-07 21:00:53 | 映画
またまたDCコミックの映画化です!しかし、原作は英国の劇画。アラン・ムーア作&デイビッド・ロイド画で、1981年から月刊コミック誌“ウォリアー”で連載開始。その後、26話目で同誌が廃刊。なんと、5年間もの休止後、ようやくシリーズが完結し1989年、DCコミックスから全集が出版されたということです。

ここまでで、タイトルが分かる人はすごい!私はここまで調べましたから…。知らなかった…。映画になった「Vフォー・ヴェンデッタ」については、主演のナタリー・ポートマンが、スキン・ヘッドになったことで知っていました。うむ、「エイリアン3」のシガニー・ウィーバーみたいに。

この作品は監督のジェイムズ・マクティーグが、『政治色の強いスリラー』と呼び、「アルジェの戦い」「華氏451」(66)「ifもしも…」(68)「時計じかけのオレンジ」(71)「1984」(84)を参考にしたとか。うむ、確かに仰るとおり重い…。しかし、好きな映画ばかり!♪

独裁国家となった近未来の英国。幼い時にレジスタンスの両親を失ったイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、ある夜、外出禁止時刻を過ぎて歩いていた所を警察に見つかります。実力行使をされそうになった時、マント姿の仮面の男“V”(ヒューゴ・ウィービング←エージェント・スミスだ!)に、助けられます。

その後、逮捕され独房に投獄。厳しい拷問の末、頭を丸刈りに…。しかしイヴィーは、“V”の正体を明かすことはありませんでした!果たして“V”の正体とは?イヴィーの未来は?

脚本のアンディ&ラリー・ウォシャウスキーは、この原作の大ファンで90年代に脚本を書いたものの、「マトリックス」に取り掛かってしまったため映画化を断念。シリーズの終盤に、ジェイムズ・マクティーグ助監督(当時)に依頼。現在に至りました。万歳!

舞台は近未来の某国ですが、実は英国。一党独裁政権、警察国家はサッチャー政権時代の超保守体制をモデルにしているとか。“V”は、その体制を壊すキャラクターなのです。コミックでこんなにも政治色の濃い内容は、稀です。その分、好き嫌いがあるかもしれませんね。

内容の面白さもですが、なにせウォシャウスキー兄弟ですぞ!見なくてはなりません。ニヒルなマスクを1回も外すことのないという、ヒューゴ・ウィービングの名演も見逃せません!共演者も、スティーブン・レイ(←ファン!)とジョン・ハート(「1984」の主役!)と、渋く、ハマりすぎのキャスティング。早く、見たいぞ!
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