だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ポンペイ、西暦79年8月24日

2006-04-14 21:48:44 | 展覧会
1960年の映画「ポンペイ最後の日」、ご覧になりましたか?私はリアルタイムでは見ていませんが、TV放映で見ました。あいにく、いつだったかは覚えていませんが…。イタリア・スペイン・モナコ・西ドイツ合作映画。監督は、マリオ・ボンナルド。脚本の1人に、セルジオ・レオーネの名前がありました。主演は、スティーヴ・リーヴスとクリスティーネ・カウフマン。

セルジオ・レオーネは、初期の頃、歴史劇の大作に脚本や監督として関わってきました。やがて「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」などの、いわゆるマカロニ・ウエスタン(命名者は淀川長治氏)のヒット作を生み出しました。ちなみ英米伊では、スパゲッティ・ウェスタンなんですよ。

この映画を見て以来、私にとってポンペイといえば、「ポンペイ最後の日」となってしまいました。ポンペイは、イタリア・ナポリ近郊にあった都市国家。西暦79年8月24日、ヴェスヴィオ火山が大噴火!火砕流等でポンペイ市を埋没させました。ヴェスヴィオ火山は、その後も何度も噴火を続けています。

18世紀になって発掘が始まり、1997年には世界遺産に登録。多くの観光客に、有料で一般公開されています。現地まで行けない方のために、渋谷のザ・ミュージアムでは、「ポンペイの輝き」が、開催されます。

19時間にわたって降り注いだ火山灰は、夏の太陽を隠してしまうほど。暗闇を逃げ惑う人々は、持てる限りの財産を持って、しかし高熱ガスで窒息死。その上に火山灰が降り積もります。展示品は、噴火によって埋もれてしまったポンペイの暮らしを私たちに垣間見せてくれます。

ポンペイとはなんだったのか、火山の噴火とはどんなものだったのか、400点あまりの展示品を通して、想像してみましょう!
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