だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

男性版「マイ・フェア・レディ」

2006-06-04 21:28:55 | 演劇
東宝ミュージカル「ミー&マイガール」の初日を見てきました。3年ぶりの公演はますます磨きがかかって、最高に楽しめました。この作品は、大好きなミュージカルの1本。ちょっと公演の歴史を調べて見ました。

作詞・脚本:L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー。作曲:ノエル・ゲイ。1937年にロンドンで初演。ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の男性版と言われ、大ヒット、ロングラン公演になりました。87年にはNYのブロードウェイに進出。弾けるようなタップダンスや、俳優が客席に降りてきて歌い踊る楽しい作品です。改訂版には、イギリスの俳優で劇作家でもある、スティーヴン・フライが担当。

ちなみにスティーヴン・フライは、1957年8月24日ロンドン生まれで代表作には、「ピーターズ・フレンズ」(92)「オスカー・ワイルド」(97)「ゴスフォード・パーク」(01)「ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方」(04)「銀河ヒッチハイク・ガイド」「Vフォー・ヴェンデッタ」(05)など。思い出した?

話を舞台に戻します。日本での「ミー&マイガール」は、宝塚の月組が87年に初演。私、見ています。ビル:剣幸、サリー:こだま愛、マリア:春風ひとみ、ジョン卿:郷真由加、ジャッキー:涼風真世、ジェラルド:桐さと実、パーチェスター:未沙のえる。懐かし~いっ!

物語は、1930年のロンドンの由緒正しき貴族、ヘアフォード伯爵家。当主が亡くなり跡継ぎ探しの結果、弁護士のパーチェスターが見つけ出したのは、貧しい下町育ちのビル(井上芳雄)。遺言執行人の公爵夫人マリア(涼風真世)とジョン卿(村井国夫)は、ランベス育ちと聞いて驚くのですが、マリアはあきらめません。

紳士的な口の聞き方、立ち居振る舞い、社交界デビューに向かって猛勉強が始まります。初めは嫌がっていたビルも、努力する毎日。しかし恋人のサリー(笹本玲奈)は、自分の身分違いに身を引く決心をします。果たして、ビルは無事に社交界デビュー出来るのか?サリーはどうなる?

2003年に東宝で上演された時のキャストは、唐沢寿明と木村佳乃。今回の方が“若い”って感じが強まりました。改装された帝劇で迎えた初日。フィナーレは大騒ぎでした。ようやく日本でも定着し始めたカーテンコールの、スタンディング・オベーション!実に楽しかったです♪また、見たいな~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする