だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

オリジナルと映画の違い

2006-06-17 22:04:05 | 映画
TVシリーズのリアルタイム・ファンとしては、トム・クルーズ主演で映画化されると聞いた時は“不安でいっぱ~い!”でした。そしてその心配は的中。うむ。その映画とは、「ミッション:インポッシブル」(96)。もちろん、オリジナルは『スパイ大作戦』です。

映画を見て思ったのは、オリジナルの設定を踏まえてはいるものの、全然違う!ということ。最大の驚きは主人公であるジム・フェルプス(ジョン・ヴォイト)が、悪役。しかも死んでしまう!考えられない…。

オリジナルは、CBSで1966年~73年に放送され、第1シーズンのみリーダーはダン・ブリックス(スティーヴン・ヒル)という人物。第2~第7シーズンまではジム・フェルプス(ピーター・グレイブス)でした。ステキでしたね~。テーマ曲(ラロ・シフロン)もナレーション(日本版は若山弦蔵さん)も最高でした♪

メンバーは(数字はシーズン数)、ローラン(マーティン・ランドー/1-3)、シナモン(バーバラ・ベイン/1-3)、バーニー(グレッグ・モリス/1-7)、ウィリー(ピーター・ルーパス/1-7)、パリス(レナード・ニモイ/4-5)、 ダナ(レスリー・アン・ウォーレン/5)、 リサ(リンダ・ディ・ジョージ/6-7)、ミミ(バーバラ・アンダーソン/7)、トレーシー(リー・メリウェザー)…。なつかし過ぎる!

日本では、フジTVで全171話が放送されました。オリジナルの一番のエッセンスは、IMFという組織のメンバーが仕掛ける心理戦!変装やセット、シチュエーションのトリック、大胆な時間の操作、ありえない展開を限られた時間内で相手を追い詰める“ハラハラドキドキ”でした!

冷戦終結でスパイ映画の真実味は薄れ、96年に映画化された時は大胆なアレンジが必要だったのでしょうか。それにしても、オリジナルファンにとって期待外れ、どんなにガックリしたことでしょう。オリジナルを知らずに見れば、トム・クルーズの新作として楽しめたかも…。

しかも映画は、続編の「M:I-2」(00)が作られ、とうとう「M:i:Ⅲ」が公開です。もう、オリジナルを忘れて見るしかないです。しかし、今回は違います!なんたって、敵役にフィリップ・シーモア・ホフマンが出てる~!!

「ハピネス」(98)「フローレス」(99)「レッド・ドラゴン」(02)そしてオスカー受賞の「カポーティ」(05)。ず~とファンでしたもの!世界中に認められた演技派。どんな悪役か、見たいぞ!!
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