だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

貴女は、誰?

2006-06-24 21:55:07 | 映画
99年の「彼女を見ればわかること」は、女性映画の名作です。監督は、コロンビア/ボゴタ生まれのロドリゴ・ガルシア。グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー、キャリスタ・フロックハート、キャメロン・ディアス、エイミー・ブレネマン、ヴァレリア・ゴリノ、エルピディア・カリーロといった女優が出演。すごいでしょ?

新作の「美しい人」(05)も、主演女優の名前を見ただけで見たくなります!キャシー・ベイカー、エイミー・ブレネマン、エルピディア・カリーロ、グレン・クローズ、ホリー・ハンターの他、リサ・ゲイ・ハミルトン、アマンダ・セイフライド、シシー・スペイセク、ロビン・ライト・ペンも加わっています。ダコタ・ファニングも。

映画の原題は「NINE LIVES」。9人の女性の生き方を描いています。オムニバスの形を取り、それぞれはワンシーンをワンカット、つまりリアルタイムの長まわしで撮影しているんです。それぞれの登場人物は、見えない部分で絡み合っているのですが、表立つことはありません。

第1話“娘に愛をそそぐ女”→刑務所に服役しているサンドラは、娘に面会することだけが生き甲斐。
第2話“いま手にしている愛を見出す人”→妊娠中のダイアナは昔の恋人に再会、愛を告げられる。
第3話“愛をぶつける人”→幼い頃のトラウマから暴力的なホリー。ある日、実家に戻り父と対面する。

第4話“お互いの弱さを知る人”→友人宅に招かれたソニアとマーティン。着いた途端、言い争いが。
第5話“かけがいのない人”→車椅子の父と介護に疲れた母の会話を仲介する娘のサマンサ。
第6話“愛を求められる人”→元夫の妻が自殺。葬儀に出席した元妻のローナは、元夫に求められる。

第7話“家族があることの歓びを知る人”→サマンサの母ルースは、娘の先生と不倫。
第8話“夫の愛の深さを知る人”→乳房を失うことになったカミール。不安や苛立ちを夫にぶつける。
第9話“神の祝福を受ける人”→娘のマリーと墓参りにやって来たマギー。そこで知る神の祝福とは?

男優たちも忘れてはいけません!スティーヴン・ディレイン、ウィリアム・フィクトナー(かつてはフィッチナーと表記)、ジョー・マンテーニャ、イアン・マクシェーン、ジェイソン・アイザックス、エイダン・クイン、ミゲル・サンドヴァル。シドニー・ポワチエの娘、シドニー・ターミア・ポワチエも出てます。

2005年のロカルノ映画祭で、最優秀作品賞と9人全員に最優秀主演女優賞が贈られました。すべての女性に見て欲しい映画です。はい。
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