だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

魅惑の江戸絵画

2006-06-15 22:00:02 | 展覧会
上野の“東京都国立博物館”には、平成館があります。ご存知ですよね。この夏、プライスコレクション「若冲と江戸絵画展」が開催されます!プライスコレクションとは、カリフォルニアのジョー・プライス氏のこと。1953年24歳の時、伊藤若冲(じゃくちゅう)の作品に魅せられ、コレクションが始まりました。

伊藤若冲は江戸時代の京の絵師で、1716年3月1日(生)-1800年10月27日(没)、85歳の長寿でした。濃彩の花鳥画、特に鶏の絵を得意としました。そのカラフルさと動の描き方は見事のひとこと!代表作「動植綵絵」(どうしょくさいえ)は、鶏、鳳凰、草花、魚介類などが、鮮やかな色彩と動きを表す最高傑作です。この作品は若冲が相国寺に寄進後、皇室御物となり現在は宮内庁が管理しています。

かつて私は、宮内庁 三の丸尚蔵館で若冲の作品を見て、大感激!今回の展覧会もとっても楽しみにしています。もしまだ本物を未見の方には、この機会にぜひ見ることをお勧めします。

展覧会は、プライス氏の財団名「心遠館(しんえんかん)」のコレクション約600点の内、101点が展示されます。第1章「正統派絵画」では、狩野派や土佐派などの屏風。第2章「京の画家」では、円山応挙、長沢芦雪(ろせつ)らの屏風など。第3章「エキセントリック」では、若冲や曽我蕭白(しょうはく)の作品など。

第4章「江戸の画家」では、勝川春章(しゅんしょう)や礒田湖龍斎(いそだこりゅうさい)らの美人画など。第5章「江戸琳派」では、酒井抱一(ほういつ)や鈴木其一(きいつ)らの作品など。ああ~、豪華。

サイトからは展示作品の一部が見れますし、なんと公式ブログもあり!7月8日にはプライス氏の来日記念講演会もあり。この美しくも、コンテンポラリーな世界を堪能しましょう!早く見たい~♪しかし、ふりがな表示が多かったなあ~。
コメント (4)
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