だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

世田谷でルソーに会う

2006-10-12 20:40:36 | 展覧会
アンリ・ルソーが好きです。1844年5月21日フランス生まれ。パリ市の税関に22年間、務めていたそうです。日曜画家で、休みの日になると絵を描いていました。画家として有名になった代表作の数々は、退職後の50歳代のこと。(亡くなったのは1910年9月2日)

ルソーの画風は、一度見ると忘れられなくなるくらい印象的。登場人物は、不自然なくらい真正面向き。または、真横向き。遠近法なんて無視。かといって、描写は精密を極めています。よくまぁ~、細かく描くこと!だから、好きなんですが。

ルソーの絵には、ジャングルを舞台にしたものがあります。でも実際に行ったことはなく、パリにある植物園でスケッチを重ね、組み合わせることで幻想的な雰囲気を出すことに成功しています。そのせいか、葉の1枚1枚を丁寧に丁寧に描き込んでいます。猿などの動物も良く描いています。

展覧会でたまにルソーの絵に出会うことがありますが、現在世田谷美術館で、「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」という、展覧会が開催されています。ルソーの絵をたっぷり見れそう~。サブタイトルは“アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち”とあります。藤田嗣治の名前も見えます。

展示品の中には、『熱帯風景、オレンジの森の猿たち』(1910年頃)『フリュマンス・ビッシュの肖像』(1893年頃)『サン・ニコラ河岸から見たサン・ルイ島』(1888年頃)『牧場』(1910年)などがあります。また、ルソーに影響を受けた画家たちの作品も展示。こちらも楽しみ♪

もう始まっていますので、急いで行かねば。そうだ!世田谷美術館は、開館20周年を迎えたそうです。時の経つのは早いなぁ~。
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